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乃蒼の家


 乃蒼の家は病院近くの住宅街を越えた先の川沿いにありました。昔学校の課題を渡しに友人と一緒に家の近くまで行ったことがあるので、よく覚えていました。乃蒼は真夜中に怖がらずに外出したり、危険に対して向かって行く所がある為、そういう性格の乃蒼には早めに伝えようと思っていました。


 乃蒼のアパートの近くまでやってきました。


修治「ここか・・・・・」

柴田「そうだ、確か二階の一番奥・・・だったかな?・・・」


修治「おい・・・・なんか聞こえないか?」

柴田「え?・・・・なに?」



 階段を登るにつれてその声は確実に耳に入ってきます。




「あん・・・・・・あんっ・・・・・・あん・・・・・・・」



修治「・・・・・・・・・・・・」

柴田「・・・・・・・・・・・・」




 そういうことか・・・・・。




 恐らく性行為をしているのでしょう、二階のアパートですが、扉の向こうから聞こえます。



 ドンドンドンドン!!



修治「・・・・・・おい乃蒼!!俺だ!ドア開けろこの野郎!」


 それを聞いても何のためらいもなく、借金取りのように扉を叩く修治。

 修治のこういう所・・・・・凄いな・・・・・。

 見習わないと・・・・いや・・・・これは俺の性格的に見習えるはずがない!!・・・



乃蒼「あんっ・・・あんっ・・・・え?修治?!・・修治なの?!」



 ガサガサ音が聞こえて、そのあとガタガタ音、そして廊下を走るドンドン音が聞こえて・・・



 ガチャ!!!

 勢いよく扉が開きました。



乃蒼「修治!!・・・・あら!柴田も居るのね!!??」

リュウ「おお、二人とも来たのか!」



 なんと乃蒼の家の中にはリュウも居ました。


修治「余裕そうだな!(笑)お二人さん!昼間から!邪魔したな!」

柴田「なんだよ、手間がはぶけた。リュウが居るじゃん」

リュウ「柴田に修治!!どうしたんだよ!!・・・頭ケガしてるじゃねぇか!!何事?!」

 扉を開けた先にはタオルを体に巻き付けている乃蒼とリュウの姿がそこにはありました。


 あの事件からというもの二人は恋人同士か、或いはそういう行為をする友達になってしまっていたようです。




 乃蒼の家に入り、机の周りのソファーに腰掛けました。

リュウ「まぁ聞けよ柴田・・・・その昔サムライは戦の前によく、エッチしてたらしいわ。この戦で死ぬかもしれないからって事でな」

柴田「サムライの話なんか知らんって。お前どちらかというと商人だろ、お店やってんだから」

リュウ「確かに、それもそうだな」


乃蒼「えっ・・・まさかだけど・・・・4Pすんの?」

 お茶を用意している乃蒼がこっちを向きます。

修治「しねぇよ!!(笑)馬鹿かお前は、頼むから一旦服を着てくれ」

乃蒼「これから何ラウンドかおっぱじめるのかと思ったわ(笑)」

柴田「乃蒼、取り込み中で申し訳なかったけど、大事な話があるんだ。頼む」


 真剣な表情でそう言うと奥の部屋に行き、乃蒼とリュウは元着ていた私服に着替え始めました。

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