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生きるか死ぬか


 修治が放った投げナイフは相手めがけて飛んでいきました。


 ザシュ!!!


 ナイフが勢いよく相手の腕に突き刺さりました


「うわっ!!いてぇ!!てめぇコラ!!!」


修治「逃げるなぁ蛇島!!・・・かかってこいこの野郎!!俺と勝負だ!!」


 修治は頭から流れている血を服の袖で拭きながら立ち上がり、相手を正面から見ました。


「よぉし・・・やってやろうじゃねぇか・・・・」

 腕に刺さったナイフを引き抜いて修治に向けます。



修治「・・・・お前・・・・タダじゃ済ませねぇからな・・・・絶対ここでぶっ潰す・・・・」





 ウーーーーーー!!



 パトカーのサイレンが鳴り響きました。直ぐ近くまで来ているようです。



「ちっ・・・ここまでにしといてやるか・・・。勝負はお預けだな・・・・・・。お前らにこれから地獄を見せてやる・・・逃げ続けるという地獄をな・・・・」

 私達を事故に遭わせた人間はパソコンと私のトートバッグを持ち、負傷した腕を抑えながら、乗って来た車を急発進させ東の方向へ逃げて行きました。


 修治は相手を追いかけようとしましたが、足がもつれてしまい、膝から崩れ落ちるようにその場に倒れました。


柴田「くそ・・・・・修治・・・・・早川・・・・・・・。みんな・・・・大丈夫か・・・・・・・・・」



 私はそのままの状態で気を失ってしまいました・・・・。




 ・・・・・・


 ・・・・・・


 ・・・・・・


 ・・・・・・


 ・・・・・・




佐田「柴田君!!しっかりしろ!!」


 間もなくして刑事の佐田の声が遠くから聞こえたような気がしました。耳元の声に反応して私は目が覚めました。


救急隊「女性の方が重症です!!直ちに病院へ!!」


修治「美恵・・・・・・しっかりしてくれ・・・・・」

 修治が血だらけの早川に声をかけていました。救急隊員も現地に到着したようで、声掛けをしているのが聞こえました。


佐田「柴田君!!柴田君!!」

 どうやら頭をかなり強く打ち、脳震盪を起こしてしまったようです。佐田さんの顔がぼんやりと見えます。はっきりとは見えません。


柴田「さ・・・佐田さんですか?・・・・来てくれたんですね・・・・・」

佐田「早川さんから電話で連絡があって、直ぐに修治君の家の近くで待機していた警察官にこちらに向かわせた。どうやら相手は逃げたみたいだな。・・・・体は大丈夫か?」

柴田「はい・・・・なんとか話せるので、大丈夫そうです・・・・・・でも証拠になりそうなノートパソコンを相手に奪われてしまいました・・・・・」


佐田「蛇島・・・こんなに早く来るなんて・・・・・詳しくは後で聞く!!・・・おい!!だれかこっちにも担架を持ってきてくれ!!!」


 私は担架に揺られ・・・・


 まだなんとか生きているようです・・・・・。


 一歩間違えたら確実に死んでいました・・・・・。


 あんなに早く・・・・俺達の場所がバレるなんて・・・・。

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