プロローグ
徹君は運が悪い。
5歳の時に大きな病気になってから、節目になると対人関係が悪い。それは幼稚園の年長の先生から始まった。あまり幼稚園に通えない徹君を、担任の先生は区別した。徹君はそれでも幼稚園に行けるのが楽しかった。
小学一年生、若い男の先生の担任だった。きっといい面もあったのだろう。ただ、徹君は間も悪かった。それはそれは可愛がられない1年だった。でも 徹君は学校に行けるのが嬉しかった。
小学二年生、中年の女の先生だった。徹君は初めて 可愛いねとチヤホヤされた。登校が一緒の女の子に初めて告白されて、彼女が出来た。ただ、徹君は空気が読めなかった。他の女の子に告白された事に気がつかずに振ってしまった事で、アンチを大量に作り学年の女子から孤立した。でも 徹君は学校がとても好きだった。
小学校三年生、おじさん先生だった。特に思うところは無かったがアンチの女の子のお母さんが美人だったので、その子に青アザを作られても女の子を庇う先生だった。ただ、徹君のお母さんは恐かった。徹君を責める先生と女の子のお母さんを校長先生に差し出して笑った。でも、徹君は学校で優しかった。
小学四年、五年生と、おばさん先生と若い女の先生だった。厳しい先生達だったが、徹君は脅えながらも毎日学校に行った。作文が賞を取ったり、工作が賞を取ったり、はじめての華々しい世界を少し見た。でも、徹君は学校の勉強があまり得意ではなかった。
小学校六年生、中年の男の先生だった。外面はいい先生だったのだが、机を蹴ったり、大勢の囲む中で正座をして忘れ物の宿題をやらされたり、何故かとても迫害された。徹君はそれでも負けなかった。
徹君は運が悪い。これはそんな徹君の不思議な日常。