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罪廻る箱庭  作者: 熾篠ルナ
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第二話

学校初日です。

 こうして始まった学校生活。

 次の日から授業が始まった。

「お前らの力がどのくらいか確かめるために体力測定だ」

 授業が始まった瞬間先生からの発言がこれだ。事前に言ってくれるものじゃないの?と思いつつ、私たちは急いで着替えて外に集まった。


「よし。全員集まったな。今日測定するのは身長、体重、速さ、握力、魔力だ。成績に響きやすいやつだからしっかりやれよ」


 いきなり始まったくせにしっかりやれとは。とにかく頑張ろう。


 最初は身長、体重を測るとこからだ。私は皆より小さいほう……なのかな?あまり同世代の子たちと見比べたことないからわからないが現状は小さいっぽい。


 次に速さ。簡単に言うと一定の距離を走ってその速さを測るということだそうだ。この辺は修行してきたから簡単だろう。


 結果的には私が一番速かった。私といい勝負ができたのはシャーロットのみだった。ほかの人に比べてシャーロットがあそこまで速いのかわからない。彼女も修行していたのだろうか。今度聞いてみよう。そう考えていると


「如月さんとシャーロットさんって速いんだね!どうしたらそんな速く走れるの?」


と、口々に聞かれてしまった。そんなたいそうなことはしていない。本当に走り込みくらいしか関わることはしてないと思うことを伝えると、努力大変そうー、すごいなどと色々言われた。大人数と話すのは苦手だ。助けてほしい。


「シャルはねーお姉ちゃんたちと遊んでたからかなー?」


 シャーロットのおかげで人が減って助かった。とても話し上手な子だ。年上にすら見える。などと考えていると次の場所に移動となった。


 次は握力測定だ。何をどうやって測定するのだろう。疑問に思っていると、先生が何かの機械のようなものを持ってきた。


「これで握力を測る。こいつに力を入れて握るだけで測れる。じゃあやるぞ」

 初めて見る道具?だと思っていたら使い方は軽く流されて測定が始まった。


 結果から言うと私は平均よりは上だった。だがそれ以上はなかった。他の結果に比べてとても劣っている結果だろう。修行をしてきていたのに握力だけは伸びなかった。


 握力測定の結果に凹んでいると「おお!」という声が聞こえた。シャーロットからだ。なかなか大人顔負けの数値を出したらしい。羨ましい。


 そうこうしているとクラス全員の握力測定が終わった。最後に魔力測定だ。私の住んでいたところでは魔力を測る場所がなかったため初めて測る。とても楽しみだ。周りの子はしたことがあるそうだ。その基準に合わせて自分はどのくらいかわかるかな。


「ええ!如月さんの魔力の量すごい!」


 数値を見た瞬間みんなの感想がこれだ。とにかく多いらしい。多い人もいるけどそういう次元じゃないとか。「圧倒的魔力量だ……」とか先生が言っている。魔力については生まれつきで大体の量が決まっている。平均が200くらい。生まれついた魔力とは別に魔力を使うと総量が増える。その成長量も生まれつきの魔力量に比例するため多い人でも700が限度だといわれている。結果は……



3500



 多い人の五倍近く持っている。流石に測定ミスではないかと自分を含め先生たちが何回か測定したが結果は同じだった。正直かなり驚いている。ここまで魔力を持っていると思ってなかった。自分が少し怖くなってきた。


 数値を見て固まってる私に先生たちから何をして育ったのか、食べていたもの、親について色々聞かれた。どうも何も修行以外何もやった覚えはないし、ご飯も蓬莱の方で一般的なものしか食べていない。親についてだが父は蓬莱の人だ、母は国外の人だったくらいか?


 そう聞いた先生たちはあまり納得していないようだったがわかってくれたようだ。


 そんなこんなで体力測定が終了した。今日の授業は体力測定のみで終わりなのでシャーロットと一緒に寮に帰ることにした。


「私かなり強いから全部一番取れると思ってたのに藍ちゃん凄すぎるよー」


「あ、ありがとう?シャーロットも凄かったよ」


 部屋についた途端いきなり言われたためびっくりしてお礼を言ってしまった。だが、負けず劣らずシャーロットもかなりというか歴代トップ並の成績を出している。


「えへへ、ありがと。でもやっぱりあの魔力量はすごいよ!!何か秘訣とかあったの?」


「先生にも聞かれたけど蓬莱の国なら普通 のことしかしてないよ。修行以外は」


「やっぱり修行が大事なのかなー。私も頑張らなくちゃ!分からないことあったら聞きに行くからね!よろしくね!」


「わかればね」


 (別に魔力量があるから知識があるわけじゃないんだよな)


 そんな勢いで初日の体力測定は幕を閉じた。


久しぶりの投稿でした。

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