教習所
漫才です、題名は教習所。第4回ゲラゲラコンテストに応募いたします。
ボ→ボケ ツ→ツッコミ
二人「どうもー、よろしくお願いしますー」
ツ「最近自動車の事故が多いじゃないですか。」
ボ「確かに最近よく聞きますよね、鹿との衝突とか、まぐろとの衝突とか」
ツ「マグロとは普通無いわ!違う、人身事故とかだよ」
ボ「あーそっちね!確かに最近多いですよね、でも俺めっちゃ車の運転上手いよ」
ツ「そうなの!?」
ボ「結構自信あって、内輪差出来るから大きく回ったり、死角多いからめっちゃミラー確認したり」
ツ「おー、すごい気をつけるじゃん」
ボ「そー、曲がるとかもこう、大周りしたり」
ツ「あっ大型トラック!?免許持ってんのね」
ボ「小5で取った」
ツ「あこがれる違法!そんな運転自信あるなら教習所の先生やってよ!」
ボ「あっはーい、わかりましたー、はいーありがとうございましたー、では失礼しまーすピッ」
ツ「いつから電話だった!?とりあえず先生やってね」
ボ「おっけい」
ツ「今日から公道出るんだよなー、初めてだから緊張するなーどんな先生来るんだろ」
ボ「Hi!Nice to meet you!I’mジョン!」
ツ「いやジョン!誰だよ!日本人で来てくれない?外国語苦手だから」
ボ「外国語の単位落としたもんな」
ツ「今言わないでよくない?」
ボ「ごめんごめん、いやSorry Sorry」
ツ「おい!いじるなよ!日本人で来て」
ボ「OK」
ツ「どんな先生来るんだろ」
ボ「こんにちは、本日はよろしくお願いします」
ツ「お願いします」
ボ「今日は公道に出るの初めてと言うことで」
ツ「はい」
ボ「そうなんですねー、ではまずこの車で空飛んでみましょうか」
ツ「最新すぎない!?今の教習所やってくれよ」
ボ「今のね」
ツ「そうだよ、しっかりやって」
ボ「本日はよろしくお願いします」」
ツ「お願いします」
ボ「ではね、まず間違えちゃいけないのがアクセルとブレーキです、これ間違えるとスーパーとかに突っ込みますからね」
ツ「高齢者講習かよ!確かに今の教習所多いかもだけど!俺公道が初めてなだけで教習所内で走ってるのよ」
ボ「はいはい、普通のやればいいね!」
ツ「なんでキレてんだよ」
ボ「お前がマグロは轢いたことないとか言うから」
ツ「いつの話してる!?早く先生やって」
ボ「今回公道での運転は初めてということで」
ツ「そうなんですよ」
ボ「大丈夫ですよ皆さん最初は緊張されますからね、それでは車に乗っていただいて」
ツ「はいっ」
ボ「90キロまで出してみましょう。」
ツ「ぶっ殺す気かよ」
ボ「え?」
ツ「いきなりそんなん出せるか!」
ボ「あっ間違えました、高速教習じゃないんですね」
ツ「違うから、公道初めてだから」
ボ「すみません、ではエンジンかけてもらって」
ツ「はい」
ボ「ちょっとナビ操作しますね」
ツ「はい」
ボ「ビッピッ、ズンズンズン」
ツ「田舎ボクシーかよ、曲うるさいな! おいおいおい」
ボ「はい?」
ツ「曲うるさいです」
ボ「あーすみません、いつもこれで」
ツ「その音量流すタイプで丁寧な敬語使えるんですね」
ボ「それほどでも」
ツ「ギリギリ褒めて無いですから、というかそろそろ公道出てもいいですか?」
ボ「わかりました出ましょう、ではそこを左です」
ツ「はい」
ボ「次の信号右ですね」
ツ「はい」
ボ「そこのガソスタ入ってください」
ツ「ガソリンは入れといてくれない!?」
ボ「レギュラー満タンで!」
ツ「しっかり満タン入れようとするな!」
ボ「はい、では次の信号左です」
ツ「はーい、そういえば先生は車なに乗ってるんですか?」
ボ「軽トラです」
ツ「そうなんですねー・・・軽トラであの音量いってんの!?」
ボ「はい」
ツ「やばい奴じゃん!」
ボ「それではその十字路右です」
ツ「右ですね、はい」
ボ「そこのカーブミラーで停車してください」
ツ「はい...先生、なんですか?ここ」
ボ「私の妻の実家です」
ツ「どこ連れて来てんだよ!」
ボ「漁師の娘です」
ツ「知らねーよ!」
ボ「ではここからは私がハンドル持ちますねー」
ツ「危なすぎるだろ、普通に事故るわ!」
ボ「潮風が気持ちいですねー」
ツ「教官があんまり窓から顔出すな!」
ボ「Next...turn right」
ツ「ジョン出てくんな!」
ボ「このまま海沿い行きますか」
ツ「海まで行くんですか!?わかりました」
ボ「危ない!!」
ツ「なんですか!?」
ボ「あそこにマグロが!」
ツ「本当にマグロと衝突するところだった!もういいよ」
二人「どうもありがとうございました」
ここまで読んでいただきありがとうございます。
きんたつ。