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200文字小説

不思議な傘【200文字小説】

作者: 白波

 ある大雨の日。

 私は道端に落ちていた傘を見つけた。


 不幸にも傘を持っていなかった私は手に取った。


 見ると、明らかにボロボロで捨てられていたようなので私はその傘を使って自宅に戻った。


 自宅に帰り、傘を玄関先に置く。


 その日は遅かったのですぐに眠りについたのだが、夜中に玄関先からぼわっとした光が漏れていた。


 不審には思ったが、私は再び眠りについた。


 翌朝、玄関を開けてみるとそこにあった傘はすっかりと姿を消していた。

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