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私的詩集

梅雨明けディスプレイ

作者: Au毒芋

1.雨


空からの恵みに


大地が頬を緩める


水滴が滴りだした洗濯物を見て


頬を強張らす私の母



2.稲


田んぼが一面緑に染まり


鴫がゆったり歩いている


風が吹き抜けたとき


緑の海を影の魚が泳ぎ出す



3.紫


あぜ道の端に


静かに咲いている花


陽の光を受けた時


アメジストのように輝き出す



4.蛙


目を凝らすと


こいつらはどこにでもいる


草の上土の中水の下


まるでその場所を我が物とするように



5.映


長い通り雨が過ぎた後


露草に垂れた水滴を眺め


その先の風景を観る


それはいつもとは違う風景






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