【真面目に】平穏無事に過ごさせて【頼む】
日本人としての前世の記憶がある―――まぁ、いい。
生まれ変わったのがファンタジーな異世界だ―――ギリ許す。
自分にチートが宿っている―――マジ勘弁してください…!
そういうのは物語だから楽しめるのフィクションだから盛り上がるの世界の危機とか魔王を倒すとか邪神に挑むとかリアルでは有り得ないから無理ゲーだからああああああ!!
危険と隣り合わせな世界だからこそ、平穏に過ごしたい自分は小市民だよ文句あるか。
とりあえず勇者も英雄も王様も全力回避の方向で。
オレの人生はオレの好きなように、のんびりまったりで頼みます。
これは、そんな感じにまったく目立たない、オレの物語なのである。
スマンな文句は作者に言ってくれ。
ストーリー
神様のミスで転生とか超テンプレなのに、願い事が歪曲されて叶えられ望んでもいないのに最凶になった主人公が、如何にして目立たないよう人生を謳歌できるか頑張りまくるお話。
とにかく無能を演じ、目立たない。
主人公役とかマジ勘弁だしそういうの別の人にお願いしますと、全力回避。
フラグは避けまくるか折りまくる。もしくは押し付けて超スルー。
えっあの人あんなに凄かったの!?的な展開はやって来ない。むしろ来るな。
しかも、近くにいるハーレム主人公たちを笑ったり利用したり馬鹿にされたりと色々あるので要注意。ハーレム主マジ爆発しろ。
彼らにアレやコレを押し付けて世界を平和にしてもらい、自分は田舎でのんびり学者をしながら趣味の魔法研究をする…そんな未来のために暗躍する。
これは、そんな彼とまるで「物語の主人公」のような人たちのものがたり。
以下、ネタバレしまくりな設定。
ストーリーの流れ
1章:現状把握と努力の章。鍛えて隠して作って探って、神様とぐだぐだする。
2章:鈍感主人公との出会い。スケープゴートは君に決めた!とルート調整。
3章:最強主人公との出会い。彼らはシリアス、主人公は大爆笑のコメディ回。
4章:転生主人公との出会い。あまりに痛々しいので気づかせてあげようと優しく調整。
5章:3主人公合わさってカオス。やらかすのを眺めて笑ったりフォローしたり。
間章:珍しく主人公が主人公してる回。不穏の種はこっそり潰して不安な芽は誰かに摘み取らせる。
6章:主人公たちを育て導いた理由が明らかに。全ては平穏無事に過ごすため。
終章:これは、勇者と英雄と国王が世界を救い、その陰にいたオレのまったく目立たない物語。
ウィオルイド(ウィル)
外面:器用だが魔力が少なく(それでも一般人よりは多い)、運動が苦手で(持久力はある)、特に秀でた才能もなく、本をこよなく愛するディビロウズ子爵の次男。
性格は温厚で誠実。貴族・平民分け隔てなく接するので、使用人や平民の学友から慕われている。
反面、貴族との仲は良いとは言えない。
が、要領が良いので大事になったことはない。
ディビロウズ家に生まれながら大したことがない、と幼少から言われ続けたものの、優しさや勤勉さを忘れたことはない。
そのため、家族や使用人からは愛されて成長した。
外見は平凡。若干、影が薄い。
たまに突拍子もない発言をするが、それが基となり新しい理論や魔法の構築を助けることもある。
母の協力を得て童話・小説を出版しているが、幼い頃からの夢は学者さん。
内面:魔法は好きだがグロイのは嫌いな、チキン転生者。母のお腹の中で意識と能力を自覚、早々にチートをコントロールする(でないと母が死んでた)。
その後、周りの状況を見て自ら無能者であることを決めた。
ただ、使いこなせないと困るし怖いので、毎日の訓練は欠かさず行っている。
魔法へのテンションと日本人気質が災いして、細やかな力の制御は神をして「いっそ気持ち悪い」と言わしめるほど。
更に、新魔法どころか新能力といえるまったく新しい力「闘気」「念力」「神力」を開発・発展。
あんまりにあんまりすぎて神格を得、死後は神の一柱になることを望まれている。
もちろん改良魔法も(一部改良しすぎて新魔法ともいえるが)大量所持。
正直、学者連中が知ったら卒倒してそのまま昇天するレベル。
全ては神様のチートと、主人公が(知られないからいいよね☆と)自重しなかった所為です。
身体能力も隠蔽に封印を重ね、ドラゴン?ああハイハイと片手でイける成長っぷり。
ただしグロは(それなりに慣れたが)苦手なので積極性は皆無。
冒険者?あんなん疲れるし辛いし臭いもキツイし絶対に無理。
同じ理由で騎士もノーサンキュー。
貴族なんてもっとダメ。
国に縛られて忙しく働くとか、前世と変わんないじゃん有り得ない。
なので将来は、田舎で本に囲まれながら学者の仕事をのんびりやりたい。
背景:間違って交通事故で死亡した、元日本人男性。神様に3つの願いを聞き入れてもらったはずが、とんでもないことになった。
1つ・仲の良い家族…事故死して悲しませたので。今度こそ親孝行しようとした。
結果、ただしチートが付くとんでも家族に囲まれていた。
2つ・心安らかに過ごせる環境…戦争とか紛争とか無い所がいい。
安全第一、これ大事。
結果、母国は世界一の大国で、自分に神様の加護が付けられてた。
3つ・「自分が」平穏無事に過ごせる能力…自衛能力はあったほうが良いと言われたから。
結果、母体を殺してしまいそうなほどの過剰能力と知識をぶっ込まれていた。
オイイイイイイイイイイイイ神様やりすぎじゃボケエエエエエエエエ!!
裏事情として主人公のグロ、ダメ、絶対、は事故死したトラウマの影響。
あと、無能と影で言われたストレスを魔法習得・開発等につぎ込んた。
美人相手にポーってなることも多々あるが、奴等が怖いことは(探って)知っているのと、国に利用されないため自分を不能(ただし一時的な封印)にする。
ディビロウズ:多くがその実力を認める有能貴族。
武力や魔力に優れた人物を輩出しているが、武人気質であるため子爵以上の地位を望まず、様々な形で王国に貢献するだけで満足している。
そのため領地は小さいが、上層部に気を遣われて実り豊かで平和な場所を与えられている。
国を愛する貴族からすれば忠誠心が高く頼もしい一家ではあるが、逆であればどこまでも邪魔な存在。
その血を引く者は大体優秀で、公爵や王族からも一目置かれている。
先代は刀1本でドラゴンの群れを相手にする武士で、その妻は笑いながら広範囲魔術をぶっ放す大賢者だった。
現在は領地に引っ込んで老後を過ごしていたり、たまに旅に出たりしている。
当代は騎士団長、妻は有数の治癒術師、長男は竜騎士、長女は魔術師団所属、妹は母に能力を見込まれているなど、とんでもないラインナップ。
おかげさまで主人公の無能っぷりがよく映える。
「ドラゴンがトカゲを生んだ」「ディビロウズの面汚し」「恥知らずのウィオルイド」と散々な言われ様。
ただしアットホーム家族なため(不仲な妹を除き)悪口を言うと家族が怖い。
マーセグル(マース)
ディビロウズ子爵家、現当主であり主人公の父親。
日に焼けた肌に刈り上げた金髪の長身美中年。
わずか20代で竜を単独撃破という偉業を成し、若くして騎士団長へ。
貴族としては珍しく、幼馴染と恋愛結婚。
全てを含め平民・貴族たちからの憧れの的な実力者。
細かいことに拘らない明るく豪快な性格。
人情に厚く部下からも慕われており、男女問わず人気。
主人公の修行に対する真摯さに、才能は無くとも努力を続けるその姿勢に感動し、彼の成長を暖かく見守っている。
主人公の夢も全力でバックアップする良い父親である。
アリシア(シア)
主人公の母親で、神聖魔法と格闘術の使い手。
アーストリアの聖女と呼ばれており、その能力は絶大。
白い肌にサラサラ赤毛のスタイル抜群な美女。
釣り目の瞳に泣き黒子がチャームポイント。
その色気でいまだに多くの男性を虜にし、とても4人の子供がいるとは思えない若さを保っている。
性格は穏やかで優しい…が、手が先に出ることが多く、物を破壊することが多いのはぶっちぎりでこのお方。
笑顔でやらかすのでむしろ怖い。
怒らせてはいけない人なのに1番キレやすいとか。
とはいえ、生まれてきた子供たち全員を分け隔てなく愛し育てた良き母親。
主人公の夢は応援しているものの、手元に置いておきたいのであの手この手で留まらせようとしている。
また、主人公が作家をしていることを知っている唯一の人物。
リューベルト(リュート)
サラサラの金髪に穏やかな瞳の、10歳差の兄。大人しく控えめだが負けず嫌いな性格で、父が相手でも稽古は1歩も引かない頑固さをもつ。努力型の天然チート。
母に厳しく育てられたため、女性に優しいフェミニスト。
これで美形なので相当モテる。
また、竜騎士としての才能があり、相棒のホワイトドラゴンと共に生活している。
剣や槍の腕前もさることながら魔術にも秀でてまさに「もうこいつが主人公でいいんじゃね?」なお方。
年の離れた弟は可愛くてちょっとお馬鹿で優しくて良い子、とブラコン気味に育つ。
弟の発想に助けられたこともあるので学者の夢は応援しているが、将来は自分が面倒を見ようと(勝手に)思っていて、それが原因で妹と大人気なく喧嘩することも。
ミリィが原因で妹たちには苦手意識があり、穏やかな気質の弟を無自覚に優先する傾向にある。
主人公に対しては世話焼きなおかん炸裂。知らない人が見ると大抵びびる。
家族愛と王家への忠誠心はあるが、恋愛に対して非常にドライ。
公爵家や王女との恋愛フラグは立っているが、あまり興味はない様子。
将来は、家を継いで主人公と領地でのんびり暮らしたいと思っている。
ミレーニア(ミリィ)
波打つ赤毛に釣り目の、ちょっとキツめに見える9歳差の姉。幼少期からおませで生意気だったが、なまじ天才すぎて周囲に馴染めずにいた。天才型の天然チート。
それを、主人公が取り成したことが切っ掛けで立派なブラコンに。
母から習う格闘術もさることながら魔術に強い適性があり、全属性を扱える伝説の魔術師級(成長途中)。
主人公がこっそり助けたこともあり、枠に囚われない自由な発想で魔法を使う。
研究や論文も出しており、多くの魔術師たちの注目の的である。
成長と共に女王様なデキる女性となるがブラコンが悪化。
女王様が弟にだけ乙女に変貌する。
もちろん、将来は面倒を見てあげたいのでリュートと真っ向対立。
リュートとはお互い切磋琢磨し合う仲だが、弟に対してだけ大人気ない2人と化す。
弟を苛める者に対して容赦ゼロ。たとえ妹相手でも姉は手加減しない。
王国を尊敬し、魔術の研究に力を入れ、改良に人生を捧げているので恋愛に興味無し。
隣の国の王子や他国の賢者とのフラグは、正直、何それ?状態。むごい。
弟がいて魔術の研究ができれば後はどうでもいいという、根っからの研究者体質。
ククラナージャ(ククル)【ツンデレ】
赤毛ボブに釣り目の1歳差の妹。内気で大人しかったが、成長と共に勝気なツンデレへとLVUP。
ダメな兄の所為で苛められたこともあり、(ククル目線で)情けない主人公が嫌い。
能力はミニマムおかん、聖女と呼ばれる日も近い?
頭が良いように見えて勉強嫌いのダメっ子なので、主人公のすごさが分からない。
しかも要領が悪く、不器用で細かい作業が苦手と主人公とは正反対。
末っ子で甘やかされて育ったので、若干わがまま。
リュートに対してブラコン、ミリィに対して尊敬と、主人公以外の家族仲は良好。
更に初恋はリュートで、憧れと盲目で妄想化が酷い。
だが、リュートは主人公を優先するので余計にイラっ☆としている。
主人公に対してはアレだが、快活で曲がったことを嫌い、特に弱者を助けるので人気者。
ツンデレだが(直ぐ顔に出て)わかりやすいため友人も多い。
学校でレオンに助けられて以来、彼が気になってドキドキ・イライラしている。
1章~
レオン
同級生でとってもラノベ主人公。
青い髪に透き通った翡翠の瞳の爽やか系イケメン。
困った人を放っておけないお人好しの正義感だが、自分への好意にとんでもなく疎い鈍感男。
無自覚にハーレムを形成するため、遠目から見ただけでも全力で関わり合いたくないレベル。
本人はかっこいいし友情に厚いし同性から見ても良いヤツなのだが、その取り巻きがいただけない。
能力は魔法剣士タイプで距離を選ばない万能型。
ただ、真面目で素直なので攻撃がわかりやすく、フェイント下手。
どちらかというと成長型の主人公。
負けたり挫折したりして、そのうち勇者へとLVUPする。
王道の勇者っぽく出生の秘密があったり謎の痣があったりしてるが、主人公はノータッチ。
因みに、レオンと主人公はお互いに名前がパッと出ない程度の顔見知りである。
サシェ【淑やか】
レオンの幼馴染で、黒髪ストレートにとろりとした蜂蜜色の瞳の美少女。
儚げだが芯はしっかりしており、自分の意思を決して曲げない気丈さを持つ。
基本は1歩引いた所で相手を支える良妻タイプ。絶滅危惧種の大和撫子な女の子。
料理、裁縫、掃除と家事が得意。運動はちょっと苦手だが何事にも一生懸命。
神官見習いでPTに1人は欲しい回復・補助係だが、体力がなく打たれ弱い。
その外見と優しい性格で異性のファンが多いが、想い人はお察しください。
偏見とか持たない良い子なので、主人公とも普通に話すことができる貴重な人物。
ナリティカルシェ(ナリーシャ)【高飛車】
アーストリア王国第3王女で、数年前にレオンとサシェに助けられたことがあるお転婆なお姫様。
一目惚れしたレオンを追って学園へ入学した。
高飛車ではあるが、恋愛に対しては素直で一途。
王族としての矜持が変な方向で強く、誇り高く凛々しい努力型の天才。
ミリィと面識があり彼女を尊敬しているようで、主人公のことも話に聞いていた。
期待していただけに、主人公のダメっぷりには落胆を隠せない。
基本、他者を見下すものの弱者を守るのも王族の務めと、偏見は持っていない。
ただ主人公の努力があまり見えないので、事ある毎に「あなたのお姉様は~でしたわよ?」と比べる。
しかも彼女自身の取り巻きが派手なので、積極的に避けて通りたいレベル。
大変優秀な雷魔法の使い手で、外見はオレンジのドリル髪に金の瞳の美少女だがツルペタである。
フューリ【クーデレ】
ナリーシャの護衛で茶髪ロングポニーに鋭い海色の瞳の、キツイ系美女。
クールで冷静・合理的。
常に王女を最優先しその後ろに控えている。
刀と氷魔法の使い手で、王女の乳姉妹。
初めはレオンに対して姫の恩人程度にしか思っていなかったが、色々あって惹かれてゆき…という、安定のクーデレ。
可愛い物や甘い物が好きという女の子らしい面も。
主人公作の本も多数所持しており、ファン。
ただ、それらのことは恥ずかしいので、知られないようにしている。
姫と想い人の間で揺れ動き誤解からすれ違い、何やかんやする。
因みに、リュートを尊敬しているので主人公に対して失望しており、その態度は酷いの一言。
まるで虫けらのような扱いをするため、姫にたしなめられることすらある。
モネ【腹黒】
ナリーシャのメイドで、深緑のゆるふわミディアムヘアに茶色のたれ目のほんわか系美少女。
のんびりとした喋り口調でちょっとドジっ子のいわゆる萌え系メイドだが、全て演技。
正体はナリーシャの護衛もする元暗殺者。スカートの中は暗器でいっぱい。
王女たちは知らないその事実をひょんなことからレオンが知ってしまい、庇い助けるうちに恋心が芽生え…というラブロマンスが発生する。
なぜか知らないが主人公を怪しんでおり、事ある毎に鎌をかけたり罠に嵌めたり実力を計ろうとする。
もちろん、彼女の正体も手段もバレバレなので、主人公は華麗に回避したりわざと嵌ったりしている。
ナイフを巧みに操るが、風魔法も使い、身のこなしが軽い。
それでよくドジっ子演じてるよな…
2章~
カイト
途中編入してきた影のあるクール系主人公。
黒髪に切れ目のオッドアイ(片方は眼帯)。
邪眼か何かですかと思ったらマジだった爆笑。
封印とか施されていったいどこぞの中二病かと。
珍しい5属性持ち。とはいえ、主人公の周囲がチートすぎて珍しさはない。
その天才っぷりから虐げられた過去を持つらしく「俺には関わるな…」がデフォ。
いたらヤバイだろうなっていうドゴンなイケメン。
イケメンだからなおさら笑えてくるという。
衝突していたレオンとは後に和解し、人生初の同性の友人となる。
すげぇ濃ゆい面子だわ。
俺様でクールだが優しいとは取り巻き談。
言葉が足りないコミュ障とは主人公談。
レオンが同性にも好かれるのに対し、カイトはその言動・態度から同性に嫌われるタイプ。
めっちゃ自業自得なのだが本人に悪気はない上、ハーレムが擁護するためどうしようもない。
実力的にはレオンとどっこいなので、二人はライバルにして親友同士。
国からしてみれば実力はあるが精神的なものが…と思われている。
余裕で監視されてます。
得物は双剣でほとんど我流。どちらかというと、能力は魔法使い寄りな剣士。
ユリア【陽気】
明るく元気で前向きな、カイトの幼馴染、兼、義理姉。
猫耳が愛らしい白髪の美少女。
両親に捨てられたカイトをユリアの父が拾い、育てた。
カイトもユリア家族には心を開いている。
後ろ向きなカイトに対してひたすらポジティブ。
難しいことはよくわからなくて苦手。
学園にはちょっと無理して入ったので、テストでヒーヒー言いながら頑張っている。
獣人なため索敵能力が高く、がっちがちのパワーファイター。
魔法無しでの戦いならレオンやカイトすら手玉に取るという、天然チート。
基本的にカイト贔屓で、深く考えない上に無自覚という性質の悪さ。
姉としての家族愛か、女としての恋愛か、悩みながら学園を過ごすことになる。
クラウィオ【師匠】
無表情だが饒舌な魔術の研究者。
各地を放浪して魔術を研究する、珍しいエルフ娘。
薄い黄色のサラサラロングヘアに燃えるような赤い瞳の、とんでもない美少女。
背が小さいので大人に見えないが1番の年長者。
たまに好きなことに夢中になって寝食を忘れる。
それが原因で倒れていたところをユリア一家に拾われ、一時期共に過ごしユリアやカイトと仲良くなる。
カイトに魔法を教えたので師匠ともいえる。
彼のあまりの才能に学園行きを薦めたのも彼女。
それから縁があって学園に呼ばれ、2人と再開してどーのこーのする。
カイトが成長するにつれ淡い恋心を抱くも、エルフと人は生きる時間が違うと諦めモード。
ただし幼い外見を利用して添い寝したり、師匠だからと女性陣に文句を言ったりやりたい放題する。
メリー【ヤンデレ】→【変態】
カイトに一目惚れしてカイトを王子様と慕う、黒髪ぱっつん娘。
サシェの妹で雰囲気は似ている。
中身は過激で愛が重いタイプ。料理上手で淑やかだが何かが怖い。
趣味は料理と薬(危険物含む)の調合。
姉と同じく神官タイプだが、珍しく闇魔法にも適性がある。
学園では呪い関係を勉強、色々やらかす気満々である。
カイトのハーレムメンバーの中で最もアレな問題児なので、主人公の矯正が唸る。
カイトがいれば他は要らないむしろ邪魔…と思っていたのが、主人公の手腕で路線変更。
カイトの服やシーツでハァハァする変態になる。
自分に被害ないしいっか☆と思ってそのまま放置。
外見は淑やかで大人しい巨乳美少女、見た目だけ大和撫子。
その正体は変態ストーカーとか、随分残念になったな…
ココ【脳筋】
褐色の肌に桃色の髪の幼女。クラウィオより小さい。
カイトに懐き着いて来たトラブルメーカー。
3歩、歩けば直ぐに忘れる鳥頭。その上馬鹿力で適当。やりたい放題な脳筋娘。
力がないので小さいまま、と言うが誰も信じてない。
実は大きくなるとナイスバディの美女。
やらかしては怒られ、直ぐに忘れて笑う。
良く言えば天真爛漫、悪く言って能天気。
メリーの次にアレだが矯正はハーレムメンバーに任せた。
流石に胃が痛くなるわアレ。
その正体は忘れられた魔王の娘。つまり魔族。
魔王自身、そんなのいたなー程度の存在。
弱いので捕まり、邪神に捧げる生贄にされかけたところカイトたちに助けられた。
カイトへの感情は恩人→兄変わり→愛する人と華麗に変わっていくが見た目ロrごほごほ。
ミツキ【苦労人】
蜂蜜色のゆるいお下げに緑の瞳のメガネっこ。札を使った変わった魔術の使い手。
性格は真面目でしっかり者の優等生タイプだが、このハーレム内ではフォロー係の苦労人。
ド近眼でメガネが無いと何も見えない。たまに頭にメガネを乗せてメガネを探す。
実はある国の密偵、(なんちゃって)くノ一。
カイトを探るために入学・接触し、だいぶ初期から共に過ごす。
仕掛けるつもりが、自分がハニートラップに引っかかっているという典型的にダメな例。
カイトのために国を裏切ったり何やかんやドラマを繰り広げたりする。
後にアーストリア王国にバレてて生温い目で見守られてたと知り、憤死寸前に。
色々あったが、庇ったカイトに国が貸し1つと放置された。
ある意味カイトの首輪(国からの人質)的存在に。
恋愛に対して顔に出てパニックになるので、見てて面白い。
本人はとても一生懸命なのだが。
3章~
オルフェ
日本から異世界へ来て、ハメを外しまくってる転生者。
本来は優柔不断で慎重な性格だったが、ちょっとはっちゃけすぎている。
魔法があるならだいたいできるだろ!と、案外やりたい放題やって、それなりに上手くやれてる。
貰った能力は異世界言語、アイテムボックス、全属性の魔法適性の3つ。
テンションが高い所為でポーカーフェイスができていない時や、ニヨニヨしている時がある。
たまに独り言を盛大に漏らし、何もない所で手を動かす行動(ステータス操作)をしている。
それを頻繁に目撃されているので気味悪がれて人が近づかない(ことに気づいていない)。
気持ちはわかるがもちつけ…!と主人公は彼を見てものすごく身悶えする。
わかる!わかるけど!聞かれてるから知られてるから自重オオオオオオオオ!
生産チート→やれることは主人公が手を回し、大国アーストリアで生産しちゃってるので価値なし。
内政チート→やれることは以下略。そもそも大国だし安定してるしみんな優秀ですので。
武力チート→いっぱいいます。テヘペロ。
という状況なので俺TUEEEできない不憫。
上層部に目を付けられてるので出奔も厳しいです。
色々ポロリしてしまったので、将来は王女をあてがわれて国に縛り付けられる運命にある。
魔法チートだが力技なことが多い。
後々ミリィの師事を受けその才能を開花させるかも。
あと、ステータス画面が見れてしまうためゲーム感覚で魔物を倒しており、グロ耐性持ち。
むしろ魔法使ってヒャッハーするけど自重!フレンドリーファイヤするから巻き込まれるから!
実は公爵家の三男坊。頭は良いがおか…ごほん、変わった子供と噂されていた。
美人と押しに弱いので、将来的にはハーレムを与えられ色々搾取するよう計画されている。
主人公はそっと目を逸らした。
スマン、もう手遅れだし、念願のハーレムだしいいよね…
でも多分、大人になったらハゲそうなくらい忙しいと思う。
頑張れ、超頑張れ。
スーリ【健気】
オルフェの乳姉弟で彼付きのメイド。
亜麻色の髪に同色のウサギ耳の愛らしい美少女。
夫人の信頼厚いメイド長の娘で、1人でいることが多いオルフェに構い、共に遊び成長した。
性格はしっかり者だがどこか抜けてる癒し系。優しくほんわかした印象の女の子。
戦う力は持っていないが、せめてもと神聖魔法をちょこっとだけ使える。
学園へはオルフェの世話をするためにいるので、生徒ではない。
料理と掃除と縫い物が得意。
幼い頃からずっと一緒で面倒を見てきたためか、オルフェに対して恋慕よりも愛情を抱いている。
友人ができるか、1人になってないか、ハラハラしているその想いは思いきり母性である。
目線がおかんか姉なので恋愛に発展は…多分、しない、かもしれない。
イズミ【あざとい】
魔術師団長の娘で、金髪碧眼のボクっこ。
美少女だが絶壁で、そこを気にしている。
言いがかりをつけられ決闘をし、余裕で勝ったオルフェに興味があり、彼に引っ付いて過ごす。
性格は明るいお調子者で、顔が広く陽気。そのくせ、たまに鋭く核心を突く。
自分の容姿をよく理解しているため、あの手この手で誘惑してはオルフェに鼻血を吹かせている。
実は王国より指示されてオルフェに近づいた。
その能力の危険性と知識、性格を事細かに親に報告。
どうするべきか、どうあるべきか、ずっと考え彼の傍にいた。
また、国のため、民のため、どうあるべきかオルフェを密かに導いたりもしている。
恋慕というよりも、自分が傍にいて助けてあげなきゃなぁという母性のほうが強い。
3属性の優秀な魔術師だが、ミリィに憧れ武術も習っている。
エンディミリス(エディ)【女王様】
アーストリア第2王女。波打つ水色の髪にアイスブルーの瞳の、見るからに女王様なお方。
ボン・キュ・ボンな見事な身体に溢れる色気の美女。ヒールが似合いすぎて怖い。
頭の回転が速くカリスマがあり、男であれば玉座に付いていたであろうと言われている。
王族としての誇りが高く、自他共に厳しい性格。
水魔法に強い適性を持つ上、アーストリアの剣姫と名高く、両手剣をぶん回す一騎当千の戦士。
師事したのはディビロウズ家先代と現当主。
チートがチートに習ってとんでもないことに…
国の思惑でオルフェと婚約し、彼の実力や性格を見極めるために近づく。
将来的には女王に君臨すると思われる、天上天下唯我独尊な女王様。
オルフェが尻に敷かれること請け合い。主導権は彼女の手の中にある。
タナティアニエ(ターニャ)【ツンドラ】
隣の国のお姫様。
赤と紫のグラデーションという美しい髪の、見た目は淑やかな女性。
中身は超絶高飛車で、プライドがエベレストなツンツンお姫様。
若干、子供っぽい部分も。
照れると手が出る難しいお年頃。
ツッコミタイプなので鋭く切り裂きグサっと心に刺す。
アーストリアを心から尊敬している。
きちんと教育されて育ったので、お腹に飼っている猫が怖い。
人によってはまるっきり別人になるという、使い分けの激しい淑女である。
美しい見目に反して、戦場では鎧と盾を持つ重戦士。
重ねがけされたバフで守備力は天元突破。
エディに憧れており、彼女の様な立派な女王になりたいと、日々努力を重ねている。
興味のあることと、無いことへの落差が激しい。主人公とか目にも留まらない。
ハピナ【天然】
流れるような美しい銀髪に、宝石のようなアメジストの瞳の、とびっきり美しいエルフの女性。
とんでもなく美しいがぺったん。残念ながら大きくなったりはしない。
スレンダー美人。性格はのんびりボケボケっとした天然。
はわわ、ほえぇ~とか言ってドジをかます。
本が好きで親の許しを得て、念願の学園へ。
頭は良いし美人だが、ちょっと中身が残念。
オルフェと対峙するとラッキースケベが発生すること多し。
それが原因で色々あーだこーだなる。
実は辺境伯の末娘。
オルフェに近づけあわよくば…を狙って学園に入学させたが、ハピナは知らない。
オルフェ限定で、呪いが発動するマジックアイテムをお守りにしている(ラッキースケベ)。
順調に外堀から埋められていってますねわかります、と主人公はガクブル。
あと、意外だが弓の他に鞭も得意。
大地や植物に関係する魔法は他の追随を許さない。
恋愛に関してはものすごく焼きもち焼きなので、とても大変なことになると思われる。