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最高の本

作者: 想 詩拓

楽しく読める本がいい。

遠い場所に旅行に行ったような気分になるくらい夢中になれる本がいい。


どきどきできる本がいい。

本の中の人たちの息遣いをすぐそばに感じられる本がいい。


何かを学べる本がいい。

見たことのない何かを見せてくれる本がいい。

読者に問いかけ、考えさせられる本がいい。


いくつもの本に触れることで、いくつもの人生を感じられればいい。

現実になくてもいい。ただ本の中にあればいい。


悩むのもいい。苦しむのもいい。

ただ、その上で答えを得て、読み終わった後に清々しさが感じられる本がいい。

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