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義体に近づき触れます
❲神力ヲ 補充 シテクダサイ❳
脳内に
❲神力充填率 100% 10,000cp 使用シマスカ❳
と表示された事に"こんな感じなのですね"と確認しながら、肯定の意思を伝えます
すると、義体が薄っすらと光り出し、脳内には❲充填率2%❳と表示されます
「当分の間、掛かりそうですね、その間は触れていなくても問題無いのでしょうか?」
試しに離してみて、様子を伺うと問題無さそうなので先にいろいろ確認することにした私は、教卓に戻りディスプレイを見ます
"管理者"を押すと、システムとステータスの項目が表示されたのでステータスを押します
左門 127p[+] 240,000cp
52[+]
神(素体)[+]
身体(真)
❲肉体64❳ ❲内臓48❳ ❲物理耐性60❳ ❲病魔耐性50❳
❲毒耐性50❳ ❲免疫力50❳ ❲治癒力52❳ ❲五感70❳
❲筋力58❳ ❲瞬発力70❳ ❲反射70❳ ❲持久力50❳
❲柔軟性47❳ ❲体幹50❳ ❲器用56❳ ❲精密75❳ ❲模倣80❳
知能(真) 310[+]
❲理解力312❳ ❲記憶力300❳ ❲洞察力309❳
❲処理能力321❳ ❲発想力300❳ ❲集中力328❳
❲閃き300❳
エクストラ[+]
❲直感100❳ ❲精神70❳ ❲魔力0❳ ❲霊力16❳ ❲気力37❳
❲幸運100❳ ❲不運50❳ ❲悪運64❳
スキル[+]
❲自魂複製×❳ ❲想像召喚×❳
ステータスが表示され各項目の[+]の部分を押すと、パラメーターやスキルを弄ったり、pへ変換したり出来るみたいですね
「身体は微増……ですが知能は大幅増ですか、いいですね」
「しかし年齢が52ですか、自魂複製で1年は分かりますが、後はシステムのバージョンアップ時に気を失っている間でしょうか?」
私は、いろいろ仮説を立て思考していきます
「つまりは、システム関連や超級スキル等の本来なら使う事が出来ないものを無理矢理に使うことによる負荷に因って、主に知能が低すぎれば意識を失い、構築や使用に時間が掛かると」
「意識を失うほどでは無い時でも、能力値が足りなければやはり相応の時間が掛かると…しかし意識がある場合は其れが学習や経験になり能力の上昇になる…ということですか」
そう考えると最初目を覚まし時は45で、教卓でシステムを起動させて気を失いっている間に300年経っていた事になりますね
「あの時の能力値では仕方がありませんね、いろいろと思うところはありますが……今は考えても仕方がありません」
さて、確認作業に戻ります、まず年齢の[+]を押し45迄下げます、pは127pから327pになります
ちなみに知能の数値のおかげなのか、今までの様な記憶などの喪失などはありません
「これは神(素体)での1歳が30pと考えるべきですね、仮説とも合致します」
その後も各能力ごとの能力値によるpの確認などをしていきます
「そろそろですか」
意識を義体に向けると脳内の表示は❲充填率98%❳になっています、そのまま義体に近づき様子を伺いますが表示が❲充填率100%❳になっても動きがありません
「怪しいですね、少し放って置きますか…」
しばらく放置することにして、その場を離れようとすると
『クックックッようやくふっ「そう言うのはいらないです」か……』
上半身を起こしながらそんなこと言う此の❲私❳は、恥ずかしく無いのでしょうか
『いや、私も悩んだのですよ』
とか言いながら立ち上がります、その❲私❳に私は冷めた視線を向けます
『ですがエラーとか、邪神プレイとか、本当に邪神になるとか、この見た目とかもうネタの固まりのようなこの体だと、普通にする方が恥ずかしいと言いますか…私なら分かるはずでは?』
「えぇ其れは分かりますが」
『それになぜか❲私❳のほうが感情が出やすいというか、抑制が薄い気がします』
「そうなのですか?」
『はい、現に今も結構恥ずかしいと思っていますし、逆にちょっと良いかもとも思ってますよ』
やはりエラー義体だからでしょうか、明らかに私との差異があるように感じます
「まぁいいです、それより貴方のステータスが確認できるか試しますよ」
そう言い教卓に戻ります
『もう少し、リアクションしてくれてもいいんじゃないですかね』
「早くしてください」
何を無駄な事をと思いながら❲私❳を促します