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「自魂複製」
呟きながら、スキルの使用条件を満たしているかを、確認していきます
「キャラクタークリエイトルーム内、クリア」
「cp残量、クリア」
「種族、知能数値、クリア」
「魂の器……クリア」
義体に多少の不安はありますが、条件はクリア出来ているのでそのまま進めます
魂核
上級(500,000cp)
中級(300,000cp)
下級(100,000cp)
能力値 100%(100,000cp)
「魂核は下級でいいと思いますが、文句を言われそうなので中級にしますか、能力値は下げる事は出来ても上げる事は出来ないと、まぁ仕方ありませんね」
いろいろと仕様を確認出来たので
「では、いきますっ」
その瞬間から義体の中になにか(まぁ魂核でしょうが)が形成され始めます、ただ物凄く遅いですが…
「これは…、こちらにも結構な負荷が掛かりますね、まぁじっくり行きますかね……」
それから8ヶ月たった今やっと核が完成しそうです、半年ほどたった時、知能が上がったのか明らかに作業スピードが上りましたそれからも徐々に上がっているので知能も成長しているのでしょう…
更にひと月後、ようやく核が完成しました、これから自我や能力値を核に複製していく事になりますが、そのための処理が進むにつれ意識が薄れていきます
「あぁまたですか」
処理が終わったと同時に意識をうしないました
「さて、成功してるとは思いますが」
意識が戻った私は義体の様子を伺いますが、全く動く気配すら無いので、近づいて触れてみる事にします
「一応、条件付けとしてこちらを上位の存在と認識することと、こちらへ害意を抱かない様にしていますので大丈夫でしょう」
❲起動二 必要ナ 神力ガ タリマセン❳
❲神力ヲ 補充 シテクダサイ❳
「神力……ステータスにない能力ですね、そこまで都合よくは行きませんか」
教卓のディスプレイに戻りシステムを選択します
❲システム ノ version up ヲ オコナイマスカ❳
❲内容ヲ思考シテクダサイ❳
さて、義体が起動した後のことも考えて、内容を思考していきます
「取り敢えずはこれでいいでしょうか」
❲ヨロシデスカ?❳
イエスと思考する
❲デワ初メマス❳
またもや意識をうしないますが、知能が上がったせいか完全には意識をうしなわず、全てが物凄く曖昧になった様なまま纏まらない思考を繰り返します
❲キャラクタークリエイトルーム version α3.03❳
❲管理者(複製含ム)ノ ステータス表示❳
❲管理者(複製含ム)ノ キャラクターp(p)表示❳
❲管理者(複製含ム)ノ pニヨル ステータスノ操作❳
❲管理者(複製含ム)ノ 能力値ニヨル p還元 100%❳
❲管理者(複製含ム)ノ スキル オヨビ スキルlv ニヨル p還元(超級 神級ハ 還元デキナイ) 50%(能力値不足)❳
❲p カラ cp ヘ 変換 10%(能力値不足)❳
❲スキル追加 カラ 追加サレタ スキル ハ 条件ヲ満タシタ場合ノミ 自動取得(0p) サレル❳
❲❲管理者(複製含ム)ハ ルーム内デ 必要ナ アラユル コスト ヲ cpデ 代用デキル(コスト微増)❳
❲想像召喚ノ コスト ニ 魔力ヲ 追加❳
❲構築ニ 50,000cp 消費シマス❳
❲完了シマシタ❳
❲キャラクタークリエイトルーム version α3.03 起動シマシタ❳
無事バージョンアップ出来たようですね、意識がはっきりしてきました
「さて、でわ起動といきますか」