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部屋の神  作者: CLLK
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「ぎぃぃぃ!アァァ…も…もう…ごろじ…ギャアアア!」


“ゴリュゴリュ”と肉塊が蠢く音がする度、其れが存在する舞台上から響く叫びにウンザリしている俺に、対面に座る女が話し掛けてくる


「ホント…久しぶりに左門クンに会えて嬉しいわぁ……ウウン……思い出したら思わず身体が反応しちゃう」


「ウウン…じゃ…ねぇんだよ!歳考えろやオバハンっ、うおっ、気持ち悪ッ!ウネウネ動かすなやっ!」


「あんッ…あらっエルフの五十代はまだまだ子供よ…ンっ」


目の前で、小学校中学年ぐらいの見た目で胸だけがアニメキャラの様にデカいエルフが、自分の身体を抱きかかえる様にしてクネクネ動いている。更にその動きとは別に身体の至る所が時折ウネウネと怪しく蠢いている様は気持ちが悪い


「勘弁してくれ……つぅか槙村、遊んで無いでアイツ等の処理早くしてくれ、撮影して帰んなきゃ行けんのんじゃ俺は」


昔の同級生とはいえ、変態へと変わり果てた奴と同じ空間に居るのは嫌なのではさっさと帰りたいのだ俺は、


「槙村はやめてっ、もう…アンネローゼって呼んでって言ったじゃない……それに、良いじゃないどうせ因子が定着するまでもう暫くは掛かるんだし、私と遊んで行ってもっ、ああッ…イイわっ…もっとぉ!」


「マジか…ってか、こっそり触手伸ばしてくんなやっ!しかもご丁寧に隠蔽までしてやがるし…」


会話の最中に密かにこのエルフが、俺に対して隠蔽を掛けた極細の触手を複数、ソファを迂回するように伸ばして来ていたが、ソレに気付いていた俺が前もって準備しておいた障壁に奴の触手が触れた事でソレ等は触れる先から消滅していき、それだけに留まらず消滅は導火線の様に辿りエルフ自身にも障壁の効果により本体が消滅するまでダメージを与え続ける筈……なのだが…


「…んっ…はぁはぁ……アンっ………やっぱりぃ凄いわぁ〜」


俺の攻撃により、先ほどまでソファで悶えていた変態エルフは消滅することなく耐え切ると光悦とした表情で起き上がる


「糞っ……耐え切りやがったか、まぁ随分と貧相な身体に成ったみたいなけどなぁ、槙村ぁ…」


俺が言った嫌味の様に起き上がったコイツの身体は、あれだけ大きかった胸が無くなり絶壁へと変化していた


「ふぅ、美味しかったわぁ、フフッ、オッパイを犠牲にした甲斐はあったわ、ありがとうこれでまた汎用性が高くなるわ。お礼はベットで……あらっ?……」


巨大な胸が無くなった事でずり下がった服を気にもせず、俺を見て舌舐めずりしている変態が何かを感じたのか、振り返り舞台の方を見つめる


それに釣られるように俺も舞台の方を見ると、さっき迄と同じ様に三つの肉塊が見えるが、あれだけ上げていた叫び声を今は上げていなかった


「嘘…もう定着したの?最低効率でやってたのに速過ぎるわ……あっ……」


団子の様な肉塊が人型へと変化を始めたの確認したのか、驚いた変態が思わず口を滑らすと手で口を塞いで此方を伺う


「やっぱりな、どうせそんな事だろうと思ったわ」


「なっ、なんの事かしらぁ……そっ、それより左門クン…あんたでしょ何をしたのよ?」


「フンッ、前に似たような奴等を此処で見たからな、改造するんならソレと同じ様なものになると思ったんだよ、だから馴染みやすい様アイツ等の身体の一部に前に回収しておいたお前の身体を素材とした細工をしといたんだよ、つぅわけで…残念したぁ」


前に宇宙戦艦等を掻っ払った時のアレコレで、この変態と戦闘?(何時もの感じで、シキが煽って変態が激昂した処でボコボコにして終わった)になったのだが、その時にコイツと融合している特殊なスライム(元は惑星災害級と言われているスライムに特殊な改造を施したモノらしい)の一部をシキが回収していたので、今回三人の義体を創る際にソレを混ぜたもの素材にして製作した事で目論見通り、変態が行った自身のスライムを使った人体改造の効率が上がったのだった


「そういう事かぁ……それにしてもあの時は本当に死ぬかと思ったわ……ん…思い出したらⅩれて来ちゃった……まぁ、そのせいで私のコレクションは全滅するし、お店も移転しなきゃならなくなったりして…流石に私でも軍が出て来れば逃げるぐらいしかできないわよ……お陰でウチの商売はあがったりよ」


「だから人派遣したりいろいろ支援してやってるだろうが…」


「人って…スケルトンとかマネキンみたいなゴーレムばかりじゃないっ、せめて肉体の有る人型で「却下」酷いわ!」


「お前、男でも女でも亜人だろうが喰っちまうだろうがっ!だから却下!というか、アイツ等のうち誰か一人でも自分様にすればいいだろ?」


「駄目よぉ、そうでなくても商品はまだかってせっつかれてるんだから、まぁ味見くらいはするけど…っと、終わったみたいね」


そう言って変態エルフが舞台の方へ振り返る、


「フフッ、上手くいったみたいよ」


「これはまた……ん、二人?…後の一人は何処だ?」


変態と共に視線を舞台に向けた俺の目に、二人の幼女?が所在無く狼狽えているのが見える


「フフッ、あっちのは所謂ロリ巨乳でフタナリがいいって言うお客さん用、で…そっちは…見ててねぇ、確か…“ガモウ”…………どう?アレ二個一なのよ魔力を込めた声でキーワードを言うと性別と人格が入れ替わるの、“ババ”……こんな風に、やってみる?「いや、いい」そう?更に続けてキーワードを言うと分裂して二人に成るってゆうのもあんだけど…

まったく、ロリとショタを同居させたいなんて…こっちの世界の変態さんは要望が多くて応えるのも大変よ」


舞台上の「はあ!なんだこりゃあ!」「馬場ぁ何処にっ、あぁ!蒲生てめぇ勝手に喋っ、どうなってるんだ……」等と、変わってしまった身体に騒ぐ三人?を見ながらそう説明する変態に俺がドン引きしている間にも変態エルフの話は続く


「他にもxxxxにxxxxしてxxxしろとか、xxxをxxとxxxxにして増やせとか…あぁでも、今は素体もそれなりのクズを使用しているから人道的にも大丈夫な筈よぉ、前は私もいろいろ弄られててぶっ壊れてたから倫理観とか罪悪感なんて無くて欲望の赴く儘やってて…まぁそれはそれで良かったんだけどね……誰かさん達に修復されちゃったから…思い出すとね…」


この惑星には、あらゆる転移系の事象を察知する結界(今は対処済み)の様なものが常時展開されている為、コイツは転移後すぐに捕縛されると高度な変態に引き渡され、まぁ…薬やら洗脳やらアレコレされた後に移植されたあのスライムに因って洗脳やヤク中が解けると、スライムに取り込まれそうな自我を維持しつつ、時間を掛けて逆にスライムを取り込み融合することに成功してしまう。


さすがに災害指定される様な物を移植する事は看過出来なかったのかエルフの所有者だった変態は軍に依って処分され、スライムとのせめぎ合いを続けていた為、身体が仮死状態の様になっていたエルフは廃棄場に放置後、焼却処分される予定だったが、悪運のお陰かその前に融合が完了し覚醒するとカモフラージュの分体を残して逃亡することに成功する


その後、自我を取り戻したと言っても薬やら何やらの影響で、日本人的な倫理観も壊れ更にスライムと融合した事でなにをしても罪悪感みたいな後ろ暗い感情を持つ事が無くなった変態エルフは、アンダーグラウンドな世界でやらかし最終的に変態専用の娼館みたいなものをやっていた。


まぁ…其処に、変態エルフを基点にして俺とシキが転移した事でいろいろあった後、話に成らないのでシキがコイツの精神を修復のだか…


「所で、コレ本当に使えるの?」


よく見ると少し膨らみ掛けている胸の下辺りの服の中から三つの結晶を取り出し、考え事をしていた俺に変態が聞いてくる


「ああ、今は何があっても壊れない設定に成ってる筈だから試してみれば?」


「へぇ…なら」


変態から二本の触手が伸びると舞台上の二人の下腹部に絡みつく


「なっ、なんだァァァァいぃぃぃ」


「うヒィィィぃおごぉぉぉぉ」


触手からの作用であられもない姿を晒している二人を見つめる変態が「ふ〜ん…念の為…」と呟く


「んぎぃぃぃ死ぬっ!じぬぅぅぅ!」


「アババババ…も…もう…ヒイィィィ!」


触手からの作用を強めたのか、いろいろ撒き散らしながら白目をむく二人を変態は暫く観察すると触手を解く


「あがぁ…、し…死ぬ……あれ?」


「ぃぃぃ……はっ!何だ今のっ、馬場てめぇ…、俺じゃねぇ!」


刺激なくなり精神が修復された事で戸惑う二人を確認した俺が満足気に頷いていると、顔を引き攣らせた変態が少し怯えながら呟く


「す…凄いわね、後半は私でも数時間は動けなくなる程の快感の筈なんだけど……」


「どうよ、たいしたもんだろ?ついでに言っとくと、もう一つのモードは精神は通常通り壊れるけど、その中に録ってあるバックアップに従って精神を復活させられる。注意点としては記憶もバックアップ以前に修正されるから忘れさせたくない時は都度バックアップ取った方がいいぞ、まぁお前の魔力で登録してあるから使えるのは俺達除けたらお前だけたし、細かい設定なんかはスイッチ押したら表示される画面でやってくれ」


結晶についての説明をおざなりにおわらせると「そんじゃあな」と言って俺は立ち上がり、結晶を見つめ「壊れても直る……それじゃあ何回でも……あぁでも壊さずにずっと……」ブツブツと呟きながらウネウネと胸を復活させつつ妖しく笑みを浮かべる変態エルフを置いてさっさと立ち去ったのだった



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