3
ウチは詩乃、たった今よくわからない所から異世界に飛ばされた所だったりする
『詩乃っ、詩乃、凄いよ!、力がみなぎるよっ』
「うっさい、このおじゃるが…」
ユーホーキッチャーのぬいぐるみみたいなクオリティの見た目のおじゃる×が、眼の前をふよふよと漂いながらはしゃぐからウザい
『おい!僕の名前はおじゃるじゃないぞっ、タケヒコだ!』
この煩いおじゃるは、こんな見た目でもウチの守護霊だとウチを騙して、物心ついた頃から高校卒業までウチを散々な目にあわせてきた奴だ…まぁ、そこまでこんなのを信用してたウチが馬鹿なんだけど、ある出来事(思い出したくもない)が有ってからはウチの洗脳?が解けてからは逆に利用してやってたりするけど…とにかくウザい!あの訳わかんないとこでも変な誘導ばっかしやがって…思い出したらムカついてきた…はっ!
「…ふっ、ふふっ…覚悟はできとる?」
詩乃 0p
19
人(地球)
ネクロマンサー
❲死霊術 10(18)❳ ❲闇魔法 10(13)❳
❲クリエイトアンデット 10(20)❳ ❲召喚(配下) 9❳
❲反魂 5❳ ❲ソウルドレイン 8❳
魔導師
❲魔力操作 10(15)❳ ❲魔の法 10❳ ❲魔眼 6❳
巫女
❲祓う 8❳ ❲降ろす 5❳ ❲封じる 10❳ ❲鬼道 7❳
仙
❲仙術 10(12)❳ ❲霊術 10(12)❳ ❲仙霊術 2❳ ❲体術 5❳
賢者
❲思考加速 3❳ ❲並列思考 2❳ ❲予測眼 5❳
剣豪
❲刀術 7❳ ❲居合 8❳ ❲心眼 4❳
おじゃるにそう言ったウチは、エルフのお姉さんのおかけで馴染んだ魔力を使って、闇魔法で創った茨に呪縛の死霊術を合わせておじゃるを縛る
やっぱりいける!今のウチなら…今までの恨みを晴らせる
『痛いっ、痛いって、何するんだよ!、こんな物っ…えっ…抜け出せない…』
「ふんっ無駄だし、さぁてと、自我が有りそうなのは…8かぁ」
煩いおじゃるは無視してウチは、ソウルドレインでもポイントに成らず、自我や残留思念みたいな感じの魂的な存在で、ウチに取り憑く感じで付いて来た者の中から、マシな感じのものを選んだ
「さぁ〜出番だよっと」
まずは選んだ8つの霊を、死霊術と霊術で強化して…
『がぁぁぁ』『アァァァ』『ハァァァン』
「…ちょっと盛り過ぎたかな?まぁ大丈夫っしょ」
強化した霊の様子にどうしようかなと迷うけど、失敗するよりましだしと、その後の行程も魔力も霊力もマシマシで行こうとウチは決めた
「さてさて、次は…ん〜、まぁ両方試せば良いっしょ」
んっじゃあと、左右の掌を地面に向け別々のスキルを使う、並列思考のおかげで問題なくどっちのスキルも効果を現す
「うひっ、怖っ」
使ったスキルの一つ、死霊術で造った?召喚?した4体の所謂スケルトンってヤツがリアル過ぎてビビる
「ちょっと慣れてきたかも、だいぶ不気味な感じだけど普通より強そうだし、うんっいいんじゃね…そうなると」
ウチはもう一つのスキル、クリエイトアンデットで造ったスケルトンを見るけど
「ウチは此方のが可愛くて好きなんじゃけどなぁ…」
ウチのイメージのせいか、死霊術のスケルトンより可愛くデフォルメされたスケルトンだけど、
「なんか見比べると明らか弱そうだから微妙かなぁ」
あくまで人骨ベースだけど、明らか上半身、特に肩から手に掛けて大きく長いし、後頭部が伸びて額に一本から3本の歪んた角もあるし、盾に剣やらメイスやら持ってるスケルトンと、かたや、童話にでも出て来そうな、よく言ってドラクエなら行けるかもぐらいの見た目のスケルトンだと比べるまでもなく前者の方が強そう
「はぁ、一応だけど此方んがいい人おる?」
これは、死霊術で作り直しかぁ〜と思いながらも、もしかしたらと、これに憑依するもの好きな霊が居ないか希望を聞いた…………
「これは…結果おーらい?」
希望の結果、綺麗に4、4に別れてくれた霊を、死霊術でそれぞれのスケルトンに憑依させたら、ウチの予想外のことが起きた
死霊術の方のスケルトンは、まだ、フォルムや獲物の変化ぐらい(それでもびっくりした)だけど、クリエイトアンデットの方は…
「…もう、スケルトンじゃねぇじゃん」
某夢の国の野獣(顔はオオカミっぽい)みたいなのは、膝をついて(すまねぇ、助かった)とか言ってるし、
シスターっぽい人は、パッと見、普通だけど、よく見ると閉じた目から血の涙流してるし、修道服?の陰のいろんな所にチラチラと子供の霊が見えるし、ずっと(フフ〜ン)って鼻歌を歌ってる
(吾輩?いや、しかし…やはり語尾はザンスで…)昔の映画とかに出てきそうな吸血鬼みたいなやつに、最後は…
「うん、貞子だね……」
(フフッ、フフッ、フフッ……)
「たぶんこっちのスキルの方がレベル高いからかなぁ、んで、魂に引き摺られて姿が変わった感じ?」
ウチがそんな感じの事を考えてると
『なっ、な、なんだよっ其奴!』
おじゃるが、ウチの創ったアンデット達を見て喚きだした
「あぁ、それじゃあ本題に入ろうかぁ…お、じゃ、るぅ」
喚いてるおじゃるを見て、本来の目的を思い出したウチは、殊更いやらしく微笑んでみせてる(自称)
「さぁ自分ら、あのおじゃるは餌だ、存分に喰らうがいい…あっ、なるべく時間掛けてな!」
ウチの命令に、スケルトン達とシスターさんと貞子が、おじゃるに向かっていく
「んっ、君等は行かんの?」
残っていた野獣さんと吸血鬼さんに尋ねると
(どうも趣味じゃねぇんで…)とか(吾輩は、やはり処っ…ではなく!できれば美女…御婦人の血がいいのである…いやっ、ザンス)
なんて言い出したから、呆れたウチは、
(ザンスならトマトジュースでしょうに…)
2体のそんなやり取りを無視して、おじゃるの様子をみた
『あぁぁぁ、食べられてるぅ〜』
移動速度が違うからかな?スケルトン4体に群がられて喰われ続けているおじゃるに、その様子を遠慮するように見守るシスターと貞子
『も、もう…ちくしょー!』
これで暫くは大人しくするじゃろと、そろそろ止めようかと思ったら、限界だったのかおじゃるが叫んだ
殺す?つもりはなかったけど、まぁしゃあないと様子を見ると
「はあ?」
叫んだおじゃるが、ピンポン玉ぐらいの光になったと思ったら、ウチの持ってる石に入って行った
確認したら、結構きれいな藍色だったのがクスンだ藍色の石に変わってた
「お〜い、石、壊すよ、いいの?…お〜いっ…」
ウチが何回石に呼びかけても、おじゃるからの返事はない
「職業のおかげで消えて無いのは解るだよね…ふ〜む、冬眠?力を溜めてる?感じかな…まぁ、終わりよければ全てよしってね」
もともと、結果的にちょっとじゃ無くなったけど、仕返し程度のつもりだったから、消えてなかったらおっけーっしょ
石もといおじゃるの様子を確認したウチは、こっちを見つめる皆んなに向かって
「そんじゃっ、テキトーに冒険しますかっ」
そう言って、本当に適当に歩きだした




