4
「さて、適当に弄って取り返しがつかなくなるのは、阿呆らしいから力(筋58瞬70)からやるか」
先に霊を押し、下げていた数値を元に戻した、これで残り9,000pになった
それから画面の力の筋の部分を押し60まで上げてみる、
1つ上げる毎に5p減る、更に1つ上げてみる
すると今度は10p減った
「なるほど」
試しに1つ下げると10p増えた、筋の数値を元に戻しポイントも9,000pに戻る
「等価交換か、手数料的な物がなくてよかった」
「しかしちょっと上げただけでも実感できる程違うな、気を付けよう」
たった3上げたなのにそこそこトレーニングした結果みたいな感じ?だった、力が付いたのは間違いないと思えるほど
「影響の少なそうなので確認するか」
その結果分かったのは
能力値 必要p
1~30 (1p)
31~50 (3p)
51~60 (5p)
61~70 (10p)
71~80 (20p)
81~90 (50p)
91~100 (100p)
0~1 (200p)
能力値の上げ下げにかかるポイントと、各能力値の上限値と最低値、何個かの項目の数値を上げていったが100以上上げることは出来なかった、逆に下げていった場合は、多少ばらつきはあるが5以下には出来なかった
「なかなか神経を使ったな」
技の各能力は、個別に上げ下げしても其処まで問題でもなかったが
「数値が90からは別格だな」
もともと力の瞬の能力値が高かったので、其れを上げていくことにし、能力値が89までは慎重にゆっくり動くことで何とか制御出来ていたのだが、能力値を90にしたとたん、それまでよりも大幅な能力の上昇を感じて、このまま動くと身体のどこかに支障をきたすと感じ、今の指の位置から5センチぐらい下にある矢印を体感で2~3分掛けて押す事で、無事、能力値を89に下げる事が出来たぐらいだ
結果、能力値が90台の場合は、❲体❳と力の❲瞬❳以外の能力値が最低80以上必要で、能力値100の場合は、筋と持が90でほかが80以上の能力値があれば、とりあえず動く事は出来た
「すげぇな100、今なら水の上とか余裕で走れそうだし、立体機動とかも出来そう」
「リアルで勇次郎に成れるポテンシャルが、人(地球)なら誰にでもあると…」
「ちょっと感動…ただ単純に俺自身は、だいたい自分の130歳分ものポイント使ってやっと、って感じだから、やはり奴は化物だな」
そんなことを口にしながら検証を続ける、きつかったのは、魔を0から1に上げた時で、体の中を何かが這いずり回ってる様な感じで耐えられず、ポイントを確認して0に下げた
「あれはヤバかった、俺には無理だな…」
「でも、魔法は諦めきれない」
いつか習得してみせると、そんな事を考えながらこれから取り掛かる検証に不安になる、それは知に関してだ
高過ぎる身体能力の制御に必死なっていたからかは分からないかが、知と技の各能力と直の数値が1~5の範囲で軒並み上がっていたのだ
「まさかこの空間で、自前で能力値を上げられるとはおもわなかったな、まぁα版ならではって感じか?、ならパッチ当てられる前にポイント増やそう」
居るかどうかも分からない運営(神)に一抹の不安を感じながら、1上昇した模を80に下げるとちゃんと50p増える
ヨシヨシと思いながら、次は同じく一上がった理を74に下げると、予想外の結果に
「えっ」
他の能力と同じなら、20p増えるはずのポイントが、実際に増えたのはたった2pだった
「何故だ?」
ならばと、今度は76迄上げてみるも減ったのは4pだ、他の記、発、閃と同じ様にしてみても結果は同じだった
最後に直を1下げる、4上がっていたので65になる、増えたのは10p、予想していた結果にほっとしつつも何故か直が気になる、もう少し上げた方が自分にとっていい感じになる気がするので、増えたポイントで70まで上げてみた
そんなことがあったので、他と違う仕様の知に関して若干の不安を感じていたのだ