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「よしっ、次だつぎ」
若かりし頃の己の思考から受けた衝撃を何とか飲み込み
気分を入れ替え、メニューに戻り今度はスキル選択に触れる
❲スキル❳
神(下級) 2,000,000p[+]
「何じゃそりゃ」
思わず殉職した刑事のようなセリフがでる
表示されたスキルは、 神(下級)しかなかい、しかも2,000,000pとか取らす気が無いとしか思えない
忌々しいと思いながらも
「これは?」
気になった[+]の部分に触れてみる
❲スキル[××××]・[××××]取得❳
❲知600以上❳
❲特400以上❳
❲種族?❳
「……」
そっとスキルの表示を閉じ考える、そして種族選択に戻る
「種族限定スキルで下級とはいえ神とかそそられるけど、現状じゃまず無理だな」
というか取らせる気が最初から無いだろうと、思いながら
❲人(地球)センタクシマスカ❳ Y/N
「なら」
Yを押す
「いろいろ試しみないとな」
左門
45
人(地球)
ステータス上で人(地球)になっているのを確認する
「っ!なんがぁ]
急に思考が纏まらなくなる、上手く声も出ず体も思うように動かない、まるで今までオートだった物が全てマニュアルになったような感じだ
さっきまでの思考の残滓のようなもので、何とかスキル選択にもどる
❲スキル❳
体操(人) Ⅴ 0p 学習 Ⅵ 0p
図画工作 Ⅶ 0p 思考 Ⅵ 0p
瞑想 Ⅳ 0p
種族を変える事で表示されたスキルに、何も思うこともできず、ただ必死に体を動かし表示されたスキルに触れる
❲体操(人) Ⅴ 取得シマスカ❳ Y/N
何とか Y を押す、するとスムーズに体が動き出す、今だ纏まらない思考の中、記憶を頼りにスキルを取得していく
全てのスキルを取得し一息つく
「はぁ、なんかこんなんばっかりじゃな」
席に座り休憩がてら自分の状態を確認していく、少し汗かいているが問題なさそうだ
「要するに、取得pが0ってことは、もともと自分持っていたスキルで、種族が?になっていたことで外れていた?で、人(地球)には其れが必要で外れていたからあんな状態だった?と」
声にだして整理していく
「取得スキルが神(下級)のみで、人に必要なスキルが無しでも支障なく、行動、思考できる、もしや?って上位種族的な感じなのか?」
画面を操作しながら
「種族?に変更することは可能と、ただ取得スキルは1つだけで取得条件もきつすぎる」
スキル選択画面を見ながらふと、触れている手をスライドさせてみるが画面に変化はなかった
「駄目か」
俺は、パラメーターを弄ることにした