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❲あぁすいません、サンプルを集めていたので❳
ズンッと巨大な海蛇を置きながらシキが言う
「サンプルって…こんなにか?」
積み上げられた獲物?を見るいわゆる魚げた物は全体の1割程で後は良くて深海魚みたいな見た目の物から、SF小説の挿絵に出てきそうな物まで多種多様だが、総じて見た目が気持ち悪いかグロテスクな感じだ
❲一応ここある全て別の種類なので、回収して調べますよ、なんならどれか食べてみます?❳
「食べんわ!というか俺が魚類嫌いなの知っとるだろが」
と言って、ふと気づいた喉の渇きと空腹を感じているのに
「えっこの義体、食事が必要なの?というか飲み食いして大丈夫なんか?」
❲あぁ、伝え忘れてました、一応人の機能としての五感に呼吸と飲食が出来る様にしています、せっかくの異世界なので食事ぐらい出来たほうが良いでしょう?、ちなみに飲食したものは自動か任意で魔力か義体のリソースとして分解されますので、排泄はというか魔力とか息以外に身体から出すという機能はありません❳
うん?出す機能…
❲なので、もし現地の異性とそういう事になっても、貴方的には不完全な結果になると思うのでおすすめはしません❳
やはりか、変な言い回しをするからそういうオチだろうとは思ったが
「フッ何年俺が禁欲してると思う、其れに関してはすでに完璧なコントロールを身に付けてるんだよ」
そう厳しい本当に厳しい修行の末、俺は性欲の完璧なオンオフを会得した、性欲をオフにしておくと何を見たり聞いたりしても一切性的に興奮しないのだ
「まぁ其れよる弊害もあるってオチなんだけどな」
性的に興奮しないという事は、オンにする必要性も感じにくいという事で、一度オフにするとなかなかオンにもどせなくなるのだ、なので基本はオンにしているのだが
❲一応の注意喚起ですよ、なにより自分で魔力を義体の核に補充すれば空腹などは納まりますから❳
❲言わば娯楽機能ですね❳と言いながらシキは獲物の収納を終わらせる
「そうなんか、まぁ飲み食い、OKなんなら」
空腹を感じられ飲食も出来るのなら、緊急時以外は食べるでしょと、アイテムボックスから年季の入ったおかもちを取り出す、これは飲食物(調理済)専用アイテムボックスで、シキに頼んで時間停止と空間拡張とリストを組み込んで作ってある、蓋の取手を持つと中の料理のリストが頭に浮かぶのでその中から料理を選ぶとガタッと音がする、蓋を上げると中には選んだカレーが出現しているので取り出した、取り出したカレーを食べていると
「それでこの後はどうします」
と、シキが尋ねてくる
「う〜ん」と、カレーを食べながら、今いる島だか大陸だかからは、移動するとして問題はどの方角に移動するかだが、海側が西だとシキが言った事から、海を見て右手に恒星が見えるということは此処は南半球で、恒星も低い位置に見えるので緯度も高い場所なのだろうなどと考えるて
「とりあえず西回りに移動して陸を探す、陸が見つかったらゴブリン探して、居なかったら赤道まで適当にぶらぶらしながら北上するってことで」
カレーを食べ終わり残った食器とおかもちを収納し、ジャージのポケットから取り出した煙草で一服しつつ、海を移動するのに使えそうなものをアイテムボックスから取り出したが
「こういうボードタイプのやつって、やっぱりそれっぽい奴が乗ってそうで自分が乗るのはなぁ」
地面から50cm程浮いた、スケートボードを二周りほど大きくしたソレを見ながら呟く
「作ってる時も思ったけど、やっぱガラじゃねぇな」
ボードをさっさと仕舞い別のものを取り出す
「出来ればこれは出したくなかったが」
其れは某宇宙戦争に出てきたス×ーダー的なエアバイクの類いだ
実はコレ、自作ではなく召喚した物なのだ、燃料とかエネルギー的な問題で武装とエンジンは魔力を代用出来るように少し弄っているが、後は召喚したままの状態だ
「ネタで召喚しようと思ったら本当に召喚出来るし、じゃあ参考にしようと思っても完成度が高くて、だったらもうこれで良くねってなって」
明らかに化学的には大分進んでいるらしく俺では手を出せそうに無かったので、その手の物を召喚しては弄り倒していたシキに頼んだぐらいだ
その後シキによってバラされ調べ尽くされた、結果としてシキが武装とエンジンのエネルギー系以外はそのままでとの結論を出し、もう一台召喚しエネルギー関連を魔力で代用できる様にした物がこれだ
「これ使うとなんか負けた気がするんよなぁ、まぁボード乗るよりはましか、それに何だかんだ言っても格好良いからなっ」
俺はエアバイクに跨りエンジンを始動するスイッチを押すと[フィィィィン]と下手な口笛の様な駆動音と共に機体?車体?も浮き上がる
❲進路や射撃などのサポートは任せて下さい❳
急に後からシキの声がするので座席越しに振り返ると、いつの間に改造したのか車体後部に小竜の体が縦にフィットするスペースを作りそこに収まっている、しかもご丁寧に翼まで展開可能らしい、というか
「×-2かよ…まぁ、じゃあ行くか」
❲様式美です❳と言うシキを無視し西へ向け出発する




