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「345歳…」
俺は今45歳のはずなのだが、いつの間に300年も経ったのだろうか、それに種族が?になってるが、いつの間にそんなことになったんだ?
「まぁいいか」
今考えても答えは出そうにないので、出来ることをしよう
そう思いメニューに触れる、画面が切り替わり〘種族設定〙〘パラメーター設定〙〘スキル設定〙と表示され、その下に
左門
345歳
?
体 51(外64内48持40)
力 64(筋58瞬70)
知 59(理74記60発55閃48)
技 70(器51模80精73集77)
特 31(運39直62魔0霊16気37)
こんな自分のステータスらしき物が表示された、いろいろなサブカルチャーに触れてきたオタク気質な俺は、この画面表示だけでテンションが上がる
「おぉ其れらしくなってきたな!」
ちょっと感動しつつ〘種族設定〙に触れる
[種族選択] 0p
人(地球) 0p
「選択肢ねぇじゃん」
人(地球)しか表示されてない、もっといろいろな種族、例えばエルフとかドワーフとかあるのかと思ったのだが
他に選択肢がないのならばと仕方なく、試しに人(地球)に触れる
[人(地球)センタクシマスカ] Y/N
Yに触れようとしてふと
「いや歳、大丈夫か?」
自分が認識している45歳なら大丈夫そうだが、ステータスに表示されている345歳が適用されるなら、そんな歳の人なんて聞いたことがない、選択した瞬間、老衰死とか絶対いやだろう
「仮に本当に仙人とか魔女が、地球に居るんならワンチャンいけそうじゃけど、とりあえず保留して」
種族選択をキャンセルし〘パラメーター設定〙に触れる
〘パラメーター設定〙 0p の下にステータスが表示される、試しに年齢触れると上下の矢印が表示されたので上を押してみる、❲ポイント不足デス❳と表示され上げられない
「能力値の方で試すか、う〜ん影響が少なそうなのは霊ってやつか」
多分、霊感とか霊力的なやつだと思う、個人的にはもし霊感なら無くても全く困らんと思う、霊に触れ矢印の上を押す❲ポイント不足デス❳今度は下を押す1つ減り霊15なるそして
〘パラメーター設定〙 1p
「よしっ」
それから暫く試行錯誤した結果
〘パラメーター設定〙 9006p
左門
45
?
体 51(外64内48持40)
力 64(筋58瞬70)
知 59(理74記60発55閃48)
技 70(器51模80精73集77)
特 30(運39直62魔0霊10気37)
なんと年齢を下げることが出来た、若返るとか絶対ポイントが必要だろうと思ってたのに、まさか逆にポイントが増えるとか、しかも1歳につき30pも増えた
調子に乗った俺は20歳まで年齢を下げポイントを確認すると9431pだった
「おかしいな9756pの予定なんじゃけどな」
どうにも計算が合わない、確認の為、年齢を21に上げてみる
「これはやべぇ」
減ったポイントは15pだったのだが、何故かさっき迄忘れていた記憶も戻る、
「忘れていたと認識してなかった?」
どういう事だと考える
「45歳だという記憶はある」
ステータスを見る、記憶にあるより体の各数値が高く、技の各数値が低い
「記憶と経験も無かったことになる?」
俺は悩んでいた、年齢を若くした弊害で思考まで20代にもどったらしく、「元の年齢にする必要性とか無くね?若い方がいいだろう45とか爺ぃじゃん」みたいな思考が俺を満たそうとするのを
「いやいや、ポイントの確認せんと」
何とか自分を言い聞かせ1つずつ年齢を上げていく、年齢が上げるにつれて葛藤も薄くなり記憶と経験も戻る、そして46歳に上げた時ポイントが30p減った
「なるほど45歳からポイントが減るのか」
ちなみに35歳からは1歳につき20P減った
「しかしやばかった、肉体だけ若がえるのかと思ったのに記憶と経験も無かったことになるとは」
俺は暫く20歳の自分を思い出し何とも言えない気分になっていた