まずは情報収集
最初は、スキルやら、ジョブやら、といろいろ詰め込みたかったのですが、それはまたのお楽しみってことにしてください
「そろそろ起きてください」
「ん?」
声に反応するが目が明かない
おまけに体が石のように重く起こすこともできない。
「あまり時間をかけるつもりはありませんので、手短に説明しますね。
その箱にはここで生きていく上で必要な物や、必要な情報なんかが入っています、あとで開けてくださいね、あと、運試しとして、ささやかなプレゼントが入ってます。何か質問は?」
「いや、まぁ、なんというか...ここはどこだ」
「ここは、あなたが住んでいた世界とは法も秩序も倫理も考え方も全く違う別の世界だとだけ言っておきます」
「本当に生まれ変わったってことか?」
「嫌だ戻せといわれても、もう戻せませんので諦めてくださいね」
「まぁ、何とかするさ」
「頼もしいですね。では最後に私から餞別です。ここにまとめておきますね」
「またお楽しみboxとでもいうつもりか?」
「いいえ、ご褒美です。」
「ご褒美?」
「まぁ、受け取ってください、あなただけ特別ですよ。それと、今はまだ記憶が十分に残ってますけど、明日になれば、この世界に影響を与えない範囲の記憶を除いてすべての記憶が消えます。
それではどうか有意義な人生を」
そう言い残し、声は途切れた。
それからすぐに微睡へと落ちてしまった。
目が覚めたのは翌朝だった
足元には大きな箱と小さな箱が一つずつ
大きな箱にはリュックサックと腰ベルト、細身の剣と太身の剣が1本ずつ、革製のコートが一着と本が5冊入っていた
小さな箱には本が3冊と瓶詰めの薬品が10本、銀色に輝く硬貨が5枚と麻袋、赤青緑の3色の宝石がはめ込まれたブレスレットが入っていた
早速、腰ベルトに剣を2本差し上からコートを羽織って、ブレスレットを腕にはめた
とりあえず、最初に3冊入っていた本から順番に目を通していく。
この3冊には、この世界での生き方などが大まかに書かれており、周辺の地図が挟まっていた
この本によれば大きな箱に入っていた5冊の本は魔導書でそれぞれ、火、水、風、闇、光の属性の魔法が習得できるらしい
ただし、習得できるのは1種類までらしい。ただし、ここの才能によっては最大5つまで習得可能とのこと
また、人それぞれ生まれ持った才能があるらしい
それ以外にもお金のことやこの国の政治事情なんかもいろいろと書かれていたが、途中から面倒になりほとんど読んでいない
「まぁ、金が欲しけりゃ魔物狩りでドロップアイテム集め、レベルを上げたくても魔物狩り、魔物が大量に出てくるのは迷宮と呼ばれるダンジョンらしく、その迷宮とやらに入るためにはギルドで登録をしなきゃならんのか...。」
行動目標が決まってしまえば、行き先は自ずと見えてくる。
すぐ目の前に見える町へ行ってどこにギルドがあるのか聞くのがベストだろう
「よし、まずはあの町に行ってみるか...」
前回の前書きに連続投稿云々と書きましたが
今回も、連続投稿します。
明日は祝日なので、もしかすると連続投稿するかもしれません