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失敗勇者の邪神転生  作者: 杜邪 悠久
41/123

俺の鑑定結果

「俺のレベルが0な件」

「ミストくんのレベルなんて無かったっスね!」

「嬉しそうに言うんじゃねぇ!」

「おかしいねぇ。どんな魔物でもレベルはあるんだけどねぇ」


ぐぬぬ。

どうやらマゼンダさんにも分からないが、俺のレベルが存在しないらしい。

逆に考えろ、まだレベル0だ。次がある!


「ユキちゃん…その称号って何っスか?」

「…………」


ん?何か俺がトリップしてた内にオードがユキのステータスを見てたらしい。

俺も見てみるか。


個体名:ユキ Lv.23

真名:表示出来ません

種族:狐亜人(フォクシス) 転生者

属性:風

固定称号:疾風

変動称号:哀れな傀儡

職業:ローグ

固有能力:Lv.4

風帝

千里眼

窃盗鑑定(ヌスミミルヒトミ)



能力:

疾風迅雷 Lv.10

風の加護 Lv.20

空中跳躍 Lv.10

強奪 Lv.17

速度補正

回避補正

奪取補正

簡易収納 Lv.5

縮地 Lv.10

毒耐性 Lv.2

投擲 Lv.1

技量開示(レベルオープン)


魔法:Lv.0



わぁお、全体的にレベルが高いな。

てか魔法はオードが強くて、能力はユキが強い。

あれ?俺は?

イカンイカン、またトリップするぞ、耐えろ俺。

固定称号は疾風のままか。

むしろ固定称号を取るとそっちが優先されるんだろうな。

あの変動称号…


「オード、そしてユキ」

「ミストくん、あれって」

「………」

「今は保留だ」

「ええ?!でも聞かなきゃ分からないっスよ」

「ユキが自分から話してくれるのを俺は待ちたい。

マゼンダさんもそう言ってたろ?」

「うぅ…分かったっス。ユキちゃん、待ってるっスからね!」

「………ありがと」



とはカッコつけて言ってみたが、今日だけで色々有りすぎて頭が追い付いてないだけなんだよな。

王国に入った先の村で不穏な話聞いたせいか、事を急いだのが原因だな。

時間に余裕を持たせて行動するのを心がけよ、と社訓で言ってた気がする。

俺は余裕を持たせて遅刻してたからその辺大丈夫。

ギルドで死にかけて、商人でオカマのオジサマに絡まれて、鑑定屋でゴブリンの尿とお茶をゲットする。

うん、最後の二つ何に使えるんだ。いやいや。


どうやら仲間のスキルや称号の効果が技量開示(レベルオープン)のお陰で確認出来る様になったし。

マゼンダさんは鑑定は無理とか言ってたから、多分俺の詳細鑑定と併用すると見れるって事なんだと思う。



「まあ色々あったが助かった。もう街でやる事も済んだし、俺達はもう行くよ」

「お邪魔しました」

「お邪魔したっス」

「お婆さんも久々のお小遣いでウキウキよぉ。

それとオードさん、いつでも来ていいのよおおぉぉぉ」

「ヒィィィィィィィィィィ」

今日も平和だな。



鑑定屋を出て来た道を逆走して行く。

道中やっぱり絡まれたけれど。

何もしないのも暇なのでと、俺は全員の能力だったり自分の能力を鑑定しては仲間に効果を伝えるという事をしている。


固定名:ニックネーム、複数あったりもする

真名:本当の名前、単体

種族:現在の種族。何か進化する事もあるみたいな。

属性:火、水、風、地、光、闇、無の7属性が表示される。虚無属性は?

固定称号:世界の意思が認めた効果付きの称号。

複数セット出来る上、変動称号を隠せる。

効果は重複する。

変動称号:噂や言われ続けると付く効果無しの称号。

沢山あると固定称号に変化したりする。

職業:自身の立ち位置。勝手に表示されているが、本当の役職もここに表示される。

また実際に就かないと表示されない職業もあるみたい。

固有能力:ユニークスキル。その種族や職種で能力が違う。

また転生者は独特の固有能力を有している事が多い。

能力:スキル。使用するのが魔力でも能力素でも名前は変動しない。

レベルアップ、努力、理解、習得などで覚える他、わざとダメージを喰らい続ける等でも獲得出来る。

補正にはレベルが無い。あと一部レベルが無いスキルがある。

技量開示(レベルオープン)とかね。

耐性はレベル10を上げると無効になる。

スキルはレベルを上げれば進化するのもある。

俺の竜巻頭突き(サイクロンバッシュ)がそうだな。

魔法:属性毎にレベルがある。その属性を上げる事で魔法が増えていく。

このリストに表示されるものは全て近代魔法と呼ばれる、スキルの様に詠唱を必要としない魔法。

古代魔法は詠唱が必要でリスト表示されない上に、理解してないと扱えない。

逆に魔法のLvが0でも、古代魔法は使える、っていう謎な事が出来たりする。どういうこっちゃ。


続いて各々の能力。まずは俺のだな。


種族:ミミック

硬い。無駄に。

能力素を多量に保有している以外、何の能力も持たない事が多い。主なランクはF。

歯や舌、手があり、足がある個体も確認されている。

たまに宝石や鉱石を集める個体が居る。


固定称号:コレクター

能力素又は魔素が低いものが出にくくなる。


職業:(ディフェンダー)

他の者へダメージが行かない様に、自身を盾にし仲間を守る職業。

相手の注意を引き付けやすくなる。

敵に遭遇しやすくなる。

ダメージが少なくなる。

お肌が荒れやすくなる。


固有能力:詳細鑑定(ミサダメルヒトミ)

物や自身の能力を鑑定出来る。

一度鑑定した物は、念じながら見る事で常に効果表示出来る様になる。ON/OFF設定可。

技量開示(レベルオープン)と併用する事で他者の効果が確認出来る。

前提条件『自身に取り込む』


固有能力:成長する収納グローアップクローゼット

アイテムを無限空間に収納する。

収納した物は、自身の魔素又は能力素で自動で成長していく。

アイテムによっては進化する。

生き物を入れると回復を促す。

また、自身の魔素又は能力素を使ってアイテムに魔素又は能力素を込める事が出来る。


前提条件『自身の所有物』


固有能力:薬効調合師

アイテム同士を掛け合わせたり、組み合わせたりする事で、別のアイテムを作り出す。

一度作るとレシピが表示され、一括で作成出来る。

たまに失敗する。


前提条件『自身の所有物』


能力:

竜巻頭突き(サイクロンバッシュ)

回転頭突き(ローリングバッシュ)が進化したもの。

前転、側転、後転に加え、その場で回転出来る様になった。

また、その場回転の時のみ、中心部に風属性の竜巻が発生する。

威力は風属性魔法Lv.1。


完全擬態

擬態が進化したもの。

周囲の風景と同化するが、あくまでも模様が変わる能力なので実体はある。

また、能力素が微量に出ている為、分かる人には分かる。


一括整理

収納されたアイテムを同じ括りで整頓出来る。

その際、自身で括りを決められる。

因みに土、水、植物は畑という括りだ。

そこ!変な目で見ない!


進化予測

アイテム、又は能力の進化が見える様になる。

ただし大雑把にこんな感じになる、みたいなもの。


念話

自身の収納内に居る者へ個別に念話出来る。

同時に出来る個別の念話は一人だけ。

それ以上とかどこの聖徳太子だ。


毒耐性

味がしないから分からんが何故か付いてた。

毒に耐性が出来るがダメージが減る程度。

因みに味は苦いらしい。


酸耐性

上に同じ。ダメージが減る程度。

味は酸っぱい。この耐性系は上げるにはこれを受け続ける必要があるらしい。

ワームの口の中に飛び込む奴が居るのか?


雷無効

電撃系の能力が効かない。

どうやらミミックは全般これ持ってるらしい。

むしろ雷魔法が欲しかった。


魅了無効

誘惑系の能力が効かない。

ああ、道中採取した花にそんなのがあったな。

オードが綺麗っス!とか言ってラフレシアみたいなでかい花に顔突っ込んでたが、アレが誘惑か。

あーヤダヤダ。


魂魄無効

魂系の能力が効かない。

幽霊とかを操れる職業が居るらしい。何それ怖い。


回避補正

回避力が上がる。

回転速度も地味に上がる。普通の奴が回転速度なんて要るのか不明だが、俺的にはナイス!


命中補正

命中精度が上がる。

これがあるとユキの投擲とか、矢とかが外れにくくなるんだとか。


技量開示(レベルオープン)

鑑定屋の固有能力。贈呈者(プレゼンター)で習得。

仲間のスキルやレベルが表示出来る様になる。

表示出来るだけで効果までは見れない。

また、異常状態も大まかに見られるが体調によって変わるので、あくまで参考程度。


異常状態:正常

精神状態:まあまあ



魔法:

道具弾(キャノン)

アイテムを飛ばす。

飛ばせる方向は直線上だが、回転を掛けると放射上にも飛ぶ。

速度はそこそこある。

実は空撃ち出来るが実際は取り込んだ空気を打ち出してるだけ。

威力はそこそこ、空撃ちの場合は衝撃があるだけ。


爆裂道具弾(バーストキャノン)

アイテムを飛ばし、着弾すると爆発する。

爆発は魔力によって生まれたもの。

速度は速い。

速いせいで直線上にしか飛ばせない。


拡散道具弾(スプレッドキャノン)

アイテムを魔力によって爆発させる事で、破片を拡散させる。

回復薬とかを拡散させて広域回復や、範囲攻撃出来るのが魅力だろうな。早く使いたい。

因みに消費する魔力はバーストより少ない。


なげぇ。

説明してただけでギルド近くまで戻って来たじゃないか。

もうすぐ夜だし宿屋に入りたい。

だけど街の連中の反応的に、ユキは大丈夫でも俺達はちょっと無理そうだな。


「という事で部屋貸してー」

「いやいや、キミ達。ギルドは宿泊施設じゃないんだよ?」


やって来たのはギルド。

夜のせいか人は殆ど居らず、ギルマスに面会したいと言ったら直ぐ会わせてくれた。

多分昼間の回復薬の件が良かったみたい。

受付のお兄ちゃんもお礼言ってたし。


「全く…ギルド来るまでに宿屋があっただろ?」

「入って泊めてって言ったら「魔物に泊める部屋はねぇ!」って追い出されてな。

グランちゃんなら泊めてくれるかなって」

「また難儀な…」

「泊めてくれないとギルマスがサボり魔だって噂流すぞ!」

「ちょちょちょっ!フェリエの奴か!全く…。

最近頼れる国の重役ランキングで要約最下位脱したのに」


なんてランキングだよ。

てか最下位なのかよ。どんだけだよ。


「因みにフェリエは堂々の2位だ」

「あのオカマが?」

「オカマじゃない。愛しのマイハニーさ」


何故この国はこんな腐ってんだろ。

無視しよう。


「ところで泊めてくれるのか?」

「いや、悪いが他を当たって」

「おっ、エロ本発見したっス」

「ちょちょちょっ!!何してるんだいオードさん!」

「…グランさん、変態さんですね」


ユキがフェリエの絵画を指で摘みながら持ってきた。

オードが隣がドン引きしてる。

そのオードの手にはエロ本が握られており、タイトルが

『取材班は見た!実録 フェリエのお風呂』

というクソタイトルだった。捨てろ馬鹿野郎。


「分かった、分かったから!ギルドの一室貸すから!

やめてー!漁らないでー!!」

オードとユキのお陰で雨風凌げるところで寝れた。

流石だな。こういう時の行動力は見習わなきゃな。


グラちゃんの部下が、何で泊める事になったか問いただしていた時に、

「はぁ?またそんな本買ったんですか?

仕事もしない上に変態だったんですね。近寄らないで下さい変態が移ります」と口論になっていたが、あくまで自業自得だろう。

俺は悪くねぇ。


そんな訳で俺達の長い一日がようやく終わった。

説明パートが長すぎて話が進まない。

助けて、栄養ドリンク!

栄養ドリンク「慈悲は無い」

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