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失敗勇者の邪神転生  作者: 杜邪 悠久
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ランクと通貨

道中、オードからでは要領の得なかった話をユキから聞いていた。

オードはスキルや魔法には詳しいのだが、世俗を離れていたせいか一般知識が薄かった。

その反面、ユキからは色々な情報を得る事が出来た。


まずこの辺りの地域についてだ。

この辺り一帯はアウリス地方という、山々に辺りを半月状に囲まれたような地形をしており、魔素が多く含む空気を滞留させ、より濃度が濃い地域になっている。

特に俺の生まれたノーデンス大聖洞を除いた全ての場所では、強力な魔物が彷徨いており、ギルドでも手を焼いているそうだ。


そう言えばあのトカゲ、アウリスリザードとかいう名前だったが、アウリスが地名だったのか。


また、魔素とは違い能力素は自然発生しない。

魔素は植物等が大地から吸収し、呼吸と共に放出、又は動物や人間等がそれらを食べると、異物として排出してしまう。

排出されたり放出された魔素は空気を漂い、そしてまた大地へと戻り循環を繰り返す。

逆に魔物はその排出を行わず、内にどんどん溜め込んでいく。

その為、強大な力を得る事が出来るのである。


対して能力素は人間や動物等が元々持って産まれる力であり、魔素と違い限界値が個々により差があるものの、決まって存在する。

鍛錬をしたり道具によって増やす事は出来るが。


その為、ノーデンス大聖洞の様な能力素が結晶化しているというのは異常であり、人間達からは忌避されている。


実は理由はまだ他にもある。

魔素は神が落とした力であり、能力素は魂の力という神話があるぐらい、一般知識として認知されている。

その中で”能力は魂を具現化する力”と比喩されており、結晶化したそれは怨念の塊と呼ばれているのも原因である。

現在に至っても調査隊が派遣されており解明を続けているものの、何故結晶化しているのかは不明のままである。



つまり、俺が最初に見た人間も調査隊の人間の可能性が高い。

調査隊は上級ランクの者が選ばれる為、アウリス地方の魔物であってもある程度戦える者が普通である。


俺、討伐されなくてマジ良かった。



…話を戻そう。

魔物にはそれぞれ脅威度を示すランクが設けられており、ギルドに加入している者達は、個々に合ったランクから討伐を依頼される。

本来、ゴブリンは最低ランクのFランクなのだが、ここのゴブリン達はDだったという。

そしてユキはCランクらしい。

このランクも、クエスト達成での功績で上がる為、強さに直結している訳では無いとの事。

なので仮にランクがCであっても、Fに負ける事もあるという。

例えなので実際そんな事は聞いた事が無いらしいが。


明確な区分けはこんな感じだ。


魔物の脅威度(ランク)

F…個人での対処が余裕であり、複数居ても問題無い。

また採取、運搬のクエストもこのランクである。


E…個人での対処にやや危険があるものの、冷静に判断すれば大丈夫。

大量発生の駆除等が多い。


D…個人での対処が難しい。捕獲が優先される。


C…同ランク3名以上のパーティーでの討伐が必要。

群れる相手だとランク以上の場合があり危険。


B…軍隊規模での対処が必要。ギルドでの通常クエストの最上限がこのランクである。


A…災害レベル。国を挙げての対処が必要。

ギルドにクエストが回ってくるのは極稀。


更にこのランクに±で細分化されている。

この±は大まかな物であるが、基本的にはギルド側がそのクエストを事前に調査し、内容がより明確化されたものを指す。


例えるならば、Cランクのクエストがあった時、±が付いてるものはギルド側が調査を行っており、危険性がどれくらいあるのかを把握している。

逆にCランク、とだけ書かれた物は調査不十分や測定不能など、そのクエストの危険性が大雑把にしか判断出来ないものになっている。


この知識を知ってるのと知らないのでは、請け負う側の準備やリスク、生存率にかなり影響する。

今回、ユキが請け負ったこの依頼も、”Dランク”とだけしか明記されてなかった為、予想外の強さに驚いていたとの事。


まあゴブリンが脅威度(ランク)Dなのも珍しいらしいが、オードはユキ曰く脅威度(ランク)Cはあるという。

マジかぁ。因みに俺は戦闘力だけならD相当だという。

ミミックが強くてEぐらいと言われてるので、強い方ではあるらしい。

オードがドヤ顔を晒している。

あくまでもユキの見立てでは、だからな?



次にこの世界での通貨について。

通貨は硬貨しかなく、国によって価値が違う。

が、種類は銅貨、銀貨、金貨、星金貨の四種類しかない。

一応他にも、建国した際の記念品として建国金貨という物もあるらしい。

これは通貨としては使えないが、価値は金貨10枚程の値があるという。

まあ、ゲームでいうコレクター要素的なもんだろう。


それぞれの硬貨の価値は、

銅貨1000枚=銀貨100枚=金貨100枚=星金貨1枚

となっている。

銀貨1枚で1000円程度。

つまり円に直すと、銅貨は1枚100円。

金貨は1枚10万、建国金貨が100万で星金貨が1000万か。


宿に泊まるのに1泊銀貨1〜3枚程度。

屋台でご飯を食べるのには大体銅貨10枚もあれば、腹いっぱい食べられる様だ。

まあ、当分はリザード焼きで行けるだろうがな。


とは言っても金が無いし、オードも持ってない。

腐りまくってる回復薬でも売るか。

そう言えばどのぐらいの価値なんだろ?


「なあ、回復薬っていくらぐらいの物なんだ?」

「相場で言えば大体下位で銀貨5枚、中位は50枚、上位にもなれば金貨3枚以上、それ以上の物は時価かな」


成程。……お金は心配無さそうだ。

回復薬ってそんなするんだ。マジかぁ。

もう俺、商人でも目指そうかな。いやいや。


でもとりあえずはギルドに加入してみたい。

それと国がどんな物かも見たい。


色々とやりたい事を思い浮かべながら、王国へのんびりと旅をするのであった。

眠気で関係無い事書いてた。

睡眠大事。

短いですが許して下さい。

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