SS リベル⑲
「やった、のか?」
蛇の巨躯が転がる場所に近付く。動く気配は無く、むしろ頭付近から胴体の半ばぐらいまで、巨大な貫通した穴が開いている。フェリエが辺りを照らしてくれているが、アドリブの連携に少々疲れたのか、それとも緊張が一気に解かれたのか、光弾が点滅していた為完全には確認出来ない。
まだ辺り一帯と退路の敵をと考えていたが、グランが疲れた様子で座りながらサムズアップしているのを見て、どうやら能力が解かれ魔物達は意識を手放しているようだ。
僕らは意識の変化に耐性があるけれど、初めて体験すると気絶を引き起こす。多分だけど立ちくらみのようなものなんだと思う。魔物達に気配が無いのは、気絶している影響だろう。恐らく入口付近の魔物なら、意識を失わずにいるだろうけど、元々襲ってきた大半の魔物は森に住んでいるものがほとんどだ。生態に合わない場所にわざわざ飛び込む事も無いから、しばらくは休憩が出来そうだ。
「あー、つっかれたー」
そう言って寝転がるグラン。周りに気配が無いとはいえ寝転がるのはどうかと思うけど、敵の攻撃を引き付け留まらせるのはなかなかしんどいものがある。それこそ仲間が裏切ったりして置き去りにされる事だってあるかも知れない。けどグランがそういう行動を取った事は一度も無く、そこは信頼してくれているのだろう。
「アタシも…少しだけ…」
張り詰めた緊張の糸がプツンと切れたように、フェリエもその場でへたり込む。見れば皆、大小様々ではあるが生傷を幾つも負っている。戦闘中は気づかないものだが、終わった途端痛みが全身を走り抜ける。
「痛たたっ」
ついに僕も片足を立てつつも、その場で崩れるように地面に体重を預けた。
しばらくして全員の体力も回復し、改めて蛇の姿を確認する。
「でっか。こんなに大きかったのかよ、この蛇」
「間近で見ると圧巻だね」
「アタシ達…これに勝ったの…?」
三者三様、それぞれの感想を述べるが、内容は皆驚きの一点に収束する。
戦う最中は暗闇と回避や戦術の事で頭がいっぱいだったが、翌々見るとその大きさに驚愕した。
頭から尻尾まで体長は有に100mはあるかというほどの長さで、その身体は全て鱗に覆われている。鱗自体もかなり大きく、このまま盾と言って売っても問題無さそうなほどである。
片方の牙が折れてはいるといっても、口からはみ出るのでは無いかと思わんばかりに主張しているそれは、研磨に使えそうなほどざらつきがあり、よく見れば小さな返しが付いている。恐らくは牙を突き刺した後、容易に抜け出せなくし、毒なり魔素なり能力なりを浴びせるのだろう。想像しただけで背筋が寒くなる。フェリエが頑なにグランを守っていたのは英断だったわけだ。
色々観察を行っていると、蛇の身体からは魔素が急速に失われ抜けて行く。こうなってしまうと例え魔物が生きていても、完全に動く事はなくなり、やがて死に至る。最も、急速に魔素が抜け出る時点で死んでいるのだが。
「綺麗…」
フェリエはそう言って眺めているが、グランと僕は顔を見合わせて首を捻る。
その魔素は中空に少し留まると、来た道へとゆっくり漂っていく。その事に少し疑問を持っていた。
別に魔素は空気より軽いとかは無い。強いて言えば重力の影響は受けているらしいが、詳しくは判明していないのが正しい。
魔素は昔はこの星には無く、ある日突然生まれたとの説が濃厚だとか。他にもエルフが開発したとか、元々あったけれど観測出来る能力が存在しなかったとか色々だ。その上で国の研究者が色々と話を聴かせてくれたが、魔素は星を覆うようにして漂っており、風や重力などの影響は受けているものの、何処か一方へ向かったりする事は無いそうだ。
つまり、本来この広い部屋の空間に散るように流れ無ければおかしいはずの魔素が、来た道へと何かに導かれるように昇っていくのは非常に不自然だった。
「そういや、国の方であった魔力の渦みたいなの…まさかな」
グランの言いたいことは分かる。僕らが外に出ている間に色々と変化があったのは確かだろう。しかし、たった三ヶ月もしない内にあそこまで変わるものなのだろうか?
「分からない。でも、とりあえず帰ってみるしかないね」
「っだな!こんな暗いとこ居たらそのうち『暗視』とか取れそうだけどな!」
「それって結構長く居なきゃダメじゃないかしら?」
「冗談だって」
そんな会話をしながら勢いよく立ち上がったグランは、先導役を勝手出る。次いで明かりと支援役にフェリエ、殿は僕が務める事になった。
「よっしゃ!早くこんな場所から出てルルカルカッチェのシチュー食べに行くぞー!」
「それ好きだね、狐亜人の町の影響?」
「アタシそれ名前だけ聞いた事あるけど美味しいの?」
「ばっか、いいか。まず蒸した時のヤツのぷりぷりとした歯ごたえと言ったら──」
グランがああいう話をし出すと長い。苦笑いしつつどうやって止めようかと考えていたその時、急に蛇から濃密な魔素が吹き出た。
「うわぁぁぁ!」
「どうした!?」
「何なに!?」
グランとフェリエは構えを取るが、完全に明後日の方向を向いている。もしかして見えてないのか?
なおも急速に膨れ上がる魔素は、僕目掛けて勢いよく迫ってくる。『加速』を使おうとしたが足は動こうとしない。どうやら限界に来ていたようでガタが来ているのだろう。それにまるで壁のように部屋全体にまで広がる魔素に逃げ場など無い。意を決して僕は腕を前でクロスさせ防御体勢を整える。そこへ魔素がぶつかり…霧のように消えた。
「あ、あれ?」
「なんだリベル!どうした!」
「敵?アタシには見えないけれど」
未だ警戒する二人が僕を見て問いかける。普段と変わらぬ表情に特に何かされた訳でも無いと思い至る。そして辺りを見渡せば、もう先程見せた魔素の塊は完全に消え去っていた。
「いや…多分疲れてただけなのかな?あはは」
「あはは…ってお前なー。おどかすなよ」
「何も無くて良かったわね。でもこんな場所に長居するのも危険だし、さっさと地上に戻りましょ」
「だな。ほらリベル。いつまでもボケてないで行くぞ」
そう言うと歩き出す二人。僕は再度身体を確かめるが特に変わった様子は無い。しかし、僕らが向かう反対方向、広い部屋になった最奥に光る宝石のようなものを見たが、その時の僕はまだそれを気にする事は無かった。
帰り道ははっきり言って何も無かった。
確かに溢れかえるほどの魔物が居たが、一様に気絶しており、襲うどころか皆石像のように硬直していた。
グランがアウリスリザードを見つけては、弱点である足の小指の付け根を人差し指でチョンチョンと突いては、ビクンッと身体を震わせる反応を見て面白がっていたりしたが。フェリエもそれを見て僕の背中に隠れたりと、まあ帰り道は本当に何も無かったので遊んでいた気がする。
次第に洞窟無いが明るくなり、土臭い、けれども気持ちのいい風が吹き抜ける。そろそろ外に出られるな、自然と僕らは駆け出していた。
そして外に出ようとした、その瞬間、
『───────────』
「あーー!!やっと出れたぜ!一本道とは言え登りだと流石に疲れるな」
「それに洞窟だと明かりもだけど、ジメジメしてて嫌な雰囲気よね」
「分かる。っておい、リベル。何ボーっとしてんだよ」
そう言ってグランは、穴から出るか出ないか辺りで止まる僕を強引に引き上げる。
「おい、リベル?」
「あ、ああ。どうしたの?」
「どうしたのって…やっぱ『加速』の使い過ぎか?」
「『加速』ってデメリットでもあるの?」
「まあコイツの場合はな。ちょっと王都に戻ったら休ませないとな」
グランとフェリエが僕を心配するように声を掛けてくれているが、その声は遠く聴こえていた。そして目まぐるしく回る思考と強烈な吐き気と痛みに、僕は目の前が真っ暗になった。
そこからはグランに担がれ、フェリエに回復魔法を掛けて貰いながら王都に無事到着したそうだ。
帰ってみると、どうやら魔素の奔流というか巨大な渦は消え去っており、魔物達の姿も無く安全に王都に入る事が出来たそうだ。
僕らを見た町の者は、護衛で通っていた僕らとフェリエを見て勇者は彼女かと勘違いしたそうだが、グランが大々的に「勇者リベルが魔王を討ち取った!彼は気絶し倒れるまで戦った」などと言いながら兵士やギルドの者に王宮に連絡と療養を願い出たそうだ。人が倒れてる間に…恥ずかしいからやめてほしい。
迅速に王宮へと伝達され、魔王を倒した勇者とその一行の事は、国中に瞬く間に広がったそうだ。
「つーのが今までの流れだな」
「酷い目覚ましだよ」
朝起きたら知らない天井と知ってる仲間が側に居た。事情を聞くと倒れた後の話をこと細かく聞かせてくれたが、正直恥ずかしくてもう一度寝たい気分だ。
だけど喜んでくれるのは嬉しい事だ。人々が平和に暮らしていて笑顔でいる、それは当たり前の事だけど難しい。僕らが魔王を倒した事でその光景が見られるなら、やって良かった事なんだと目を細める。
「そういや、アイドルを目指したのもそんな理由だったっけ」
ずっと走り続ける内に忘れていた原点を、まさか魔王を倒れて気付かされたとは、何とも笑えない話だよ。
「そう言えば二人は大丈夫なの?グランもフェリエもかなり生傷を負ってたじゃない」
「俺は頑丈だからな、王宮魔術師のラムズさんとこで一発だ。でもフェリエは…」
そう言って顔を俯かせるグランに、僕は最悪の光景を想像して途端に肩に掴みかかる。
「フェリエがどうしたって言うんだ!!まさか…!」
「落ち着け、落ち着けって!」
「だって!フェリエは」
その時だった。部屋の扉がガチャリと音を鳴らしたのは。
「リベル。外に響くぐらい叫ぶのは恥ずかしいわ」
顔を赤らめて後ろ手に組むフェリエを見て僕は硬直する。横ではグランのクククと笑う声が聞こえる。
「いやーあの後大変でな。なんせ魔王討伐した一行とか言われて持て囃された挙句、フェリエなんか求婚者が殺到してな」
「もうっ!グラン!」
「いやいや、ププッ。だってよー」
「朝から晩まで舞踏会やらお見合いやらの誘いなのよ。もうっ!」
二人がコロコロと表情を変えて話をしているのを見て毒気が抜けた僕は、とりあえず怒った振りをして布団を被り、グランが必死で謝ったのは言うまでも無い。
────魔王討伐から四日後・謁見の間
部屋の両端には名だたる貴族達が中心を見つめており、その中心には僕ら三人が立っている。
今日、僕らは魔王討伐による報奨と勲章を受ける式典へと呼ばれていた。僕的にはあまり公の畏まった場所に出るのは気が引けていたのだが、グランとフェリエに後押しされここに立っている。
国王は言う。
「此度の活躍、見事だった。魔族も年々力を付けており、我々では手が付けられぬものになっていた。軍を幾度と無く派遣したが我々では対処出来ずに居た。それがたった三人、我等の遥か上を行く強さを見せてくれた。流石は勇者殿とその一行だ。国を代表し改めて感謝する。
諸君の戦いに敬意を表し、"アルストレアの三強"としてその名を馳せる事をここに誓おう」
周りと仲間二人は「おおー」みたいな声が漏れているが、正直その辺りの価値観はよく分からない。多分芸能人的なものなのだろうか。続けて国王は報奨として僕ら三人に領地を、そして勲章として爵位を授与された。
フェリエは準男爵、グランは男爵、そして僕は子爵の地位をそれぞれに貰い受けた。目立ちそうなので全力で拒否したかったが、この式の前にグランとフェリエが「魔王を倒したのに勲章の一つも授与させないのは不信を買う」などと言われていた為、作り笑顔で対応している。
前世でもした事無い、良い意味での作り笑顔だ。何を言っているのか僕にも分からないが、暗い気持ちで作ったものでは無い事だけは確かだ。
その後、三人で舞踏会に出席させられ、求婚者や取り入ろうとする者が後を絶たなかったくだりは面倒なのでカットしよう。正直、あの時が魔王の戦闘よりも疲れたのは内緒にしたい。多分二人にはバレてるだろうけれど。
「さて、爵位やら何やら色々貰ったけど、これからどうする?」
「僕はちょっと一人になりたいかな」
「ふふっ。リベルったら、皆から凄く話しかけられてたものね」
「正直、僕はああいう場は苦手でしかないよ」
「分かる」
「そう?楽しいじゃない」
「えー」
「ははっ。とりあえずこれからの事はまた明日にでも話そうか」
「そだな。んじゃ俺は部屋戻るわ」
「じゃあアタシも」
「うん、皆おやすみ」
各々は部屋へと戻るが僕は二人を見送った後、王宮を離れ離宮へと足を運ぶ。
確かめねばならない事があったからだ。明日になればきっと機会が無くなる。
そうだ。早ク行かなくてはならない。ボクは彼と大切ナ話があるのだカラ。
ボクは離宮へとたどり着く。外には何人もの騎士達がおり、僕を見ると「勇者様だ!」と一様に喜び駆けてくる。そんな彼等に僕はそっと指を鳴らす。すると彼等はその場でいきなり倒れ、そして呻き声をあげる。
そんな彼等にボクは囁いた。
「こんな場所の警備なんて、退屈でタイクツで仕方ないだろう?ここに居るのは、あの魔素の防壁を張って国を守った魔術師ダケド、ただそれだけでアルストレア王国軍直轄魔導軍軍師なんて。フフッ、守るだけでなれるなんて魔術師様はいい身分だよね?」
「身分…地位…」
騎士達は合唱するように、反復するように、その言葉を繰り返す。まるで意思の無い人形のように。
「羨ましいよね、妬ましいよネ。でも大丈夫。魔術師っていうのは魔物と同じなんだ。だって魔物も魔術師も魔素で生きてるようなものダロう?」
「ヤツは…魔物…」
「そうだよ。ヤツは魔物なんだ。人間じゃない」
「人間じゃ…ない」
「そうだ、人間じゃない。だから一緒に行こう。ね?ミンナ」
月明かりに浮かぶ影。離宮だけあって、ほとんどは式典に参加しており、ここに居るのは数人の騎士達とそして勇者一人。だからこの事を知る者はここに居る者が漏らさぬ限り、誰の耳にも届く事は無かった。
離宮の最上階の部屋、魔術師ラムズはそこに居た。
部屋には鍵は掛かっておらず、しかし彼は僕らを出迎える気が無いように、窓際に椅子を置き一枚の絵を眺めていた。
「すまない、今は一人になりたいのだ勇者殿よ」
「ボクはあなたとお話がしたくてここに来ました」
「…士官学校や騎士という話は国が作った嘘だったのだな。道理で記録を調べても何も無い訳だ…なっ!」
ボクと話をする振りをして、彼は魔法で後ろに居た騎士達を縛り付ける。そうした後に目の前に薄い氷が姿を表す。だがボクは焦らずにゆっくりと指を鳴らすと、事切れたように騎士達は倒れ目の前の氷も音を立て砕け散る。その氷を見て何やら驚いているようだが、ボクはなおも平然とそこに立つ彼に声を掛ける。
「おや?ボクの攻撃に対処出来るとは思っていたけれど、まさか耐えられちゃうなんてね」
少年は嗤う。無邪気に嗤う。以前会った時とはまるで別人のように。騎士達の心配すらせず、ただじっと彼を見つめて。
「何故こんな事をした?」
彼は震える手を抑え、絞り出す様に問う。恐怖よりも驚きが先に来ているようだ。普通の人間ならばこうは行カナイはずなのだが、流石はと言ったところだろう。
ボクはニタリと口を三日月状に釣り上げ、
「ごめんね。ボクは魔物は滅べばいいと思ってるんだ。
だからお兄さん、死んでよ」
「何を…何を言ってる。私は人間だ、魔物では無い」
理解出来ないと言わんばかりに首を振り、大声でも無いのに響くその声には若干の殺気が見え隠れしているように思える。
「お兄さん、魔法が使えるよね?つまりは魔素を吸収している。
それってつまり、お兄さんは魔物と同じって事だよね?
だからボクはお兄さんを殺して、世界を平和にしてあげるんだ。
魔物は敵、魔法使いも敵。魔素を持つ者は全て敵。
ね、簡単でしょ?」
ボクがそう言って彼を見る。俯いている為顔色は分からないが、ボクも今はあまり表に出ていられない。さっさと始末するか。
「さて、懺悔は出来た〜?
そろそろ衛兵が集まって来る頃だし、君に罪を被って貰わなきゃならないんだ。
だから少しの間だけ操られて欲しいんだ」
騎士の一人にラムズが国を裏切った事を伝えに行かせてある。勿論、周りに倒れてる騎士達が万が一にでも死んでいなかった場合の罪も彼の仕業とする為だ。彼にはその責任と義務がある。私利私欲に己の欲望を叶えようとするこの害悪に。
「すまない、私は傀儡等という道は歩みたくない」
「まあ、最初は皆そういうのさ。でもそんな事言ってられるのも今の…」
そう言い終わる前に、彼の口元がニヤリと歪む。違和感を感じ見てみれば、足元には赤黒く光る魔法陣。この魔法陣は知っている。彼が昔、よく使っていた魔法の最終形なのだろうと。
「くっ!自爆魔法かっ!!」
「散る時は華々しく散ろう!共にな!!
『終焉の災禍』!!!」
辺り一帯に広がる爆風。魔法自体は魔法陣に乗った対象の真上に出るようで、咄嗟に『意識執束』を使って着弾する場所をずらしてやった。だが流石に爆風は防げず、辺り一面焼け野原となってしまう。彼の姿はそこには無い。恐らく、転移の類いだろう。
彼が居た足元には魔法陣の残骸が光り輝いている。
「逃げたつもりかも知れないけれど、君が生きていては困るんだ」
ボクは魔法陣を撫でそう呟いた頃、下の方が騒がしくなっている。騒ぎを駆け付けた者達か、伝令に走らせた騎士か、或いは両方か。
まあいい。今はもう少し大人しくしていてやろうじゃないか。ボクはその場で倒れると、すぐに救助に来た兵士の声が聞こえた。
「ラムズさん…どうして…ボク、信じていたのに…」
そう言ってボクは気を失う。
その事件はその日の内に国中へと広まり、ラムズはアルストレア王国軍直轄魔導軍軍師となったその日に、解任と国際的に指名手配される事となった事を僕が聞いたのは、僕がまた知らない天井のくだりをしたあの部屋のベッドの上だった。
ごめん⑳行くわ壁|ω・`)




