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第29話『初日を終えて』

「いやー、実に良かった。去年の焼き直しだったけど、個人的にはああいうのも好みだな」

「健輔はしっかりと活躍して良かったね。僕なんて颯爽と挑んで返り討ちだよ。カッコ悪いなんてもんじゃない」

「いいじゃん。足りなさを知るのが練習だろう? お前はまだまだ伸びるよ。先達の技をその身で学習したと思えばプラスじゃないか」

「相変わらず前向きだね。はぁぁ……」


 前線を食い破られた黄昏の盟約はそのままジワジワと1人、また1人と脱落して最後にクラウディアが討ち取られて敗北した。

 圧勝、と言ってよいのかはあれだがほぼ犠牲なしで勝利した新生クォークオブフェイトの初陣は成功と言ってもよいだろう。

 しかし、勝ったからと言って全てが完璧だった訳ではない。

 圭吾の不満を筆頭に、課題も多く見つかっていた。

 証拠と言わんばかりに珍しい人物が猛っている。

 

「2人はまだいいじゃない。私なんて結局、優香に尻拭いをして貰ったようなものよ。莉理子さんに踊らされてただけだもん」

「私は私の役割をこなしただけですよ。美咲は十分な働きだったと思いますけど」


 この試合における最大のMVPが困ったように笑う。

 つまるところ、黄昏の盟約の敗因はたった1つ。

 優香に対応することが出来なかったのが大きかった。

 新人の力不足、他にもいろいろとあるが最大の要因はそこにあるだろう。

 健輔をクラウディア、怜が葵、ここまでは悪くなかったが優香に対する札が不足していたのだ。

 世界最強クラスの怪物には多少の奇策が意味を成さない。


「戦力の配置ミスだろうな。俺にクラウはぶっちゃけるといらんだろう。自分でいうのもあれだけど過大評価だよ。俺、相手が強いとそれなりに爆発するけど、相手が微妙だと相応だからな」


 世界大会シューティングスターズとの戦いが良い例だろうが、健輔は自分が燃え上がるような相手でないと調子が出ない。

 ハンナは良い相手だったのだが、シューティングスターズは全体で詰めてくる戦いが多かった。

 個人の勇者よりも組織力を優先したのは賢かったし、見習うべき部分が多いだろう。

 実際、健輔も相手を打ち破るのはともかくとして戦術という要素では躍らされている。

 今回の模擬戦も黄昏の盟約が個々の要素では優っていた。

 負けていたのはたった1つ、エース戦力の有無である。


「だろうね。僕も同じ感想だよ。クラウディアさんが九条さんと相対してればもう少しは試合の展開は変わったと思うよ」


 瑠々歌や梢は健輔が相手でも問題なかった。

 健輔相手でも最終的に突破された可能性はあるだろうが、優香を相手にするよりは分が良い賭けである。

 万能系は器用貧乏。

 この原則を覆すには外部の力で必要であり、敵が強大ならばそれすらも利用するのが健輔だが相手が互角ならば普通に戦うしかない。

 力押しがは苦手なのは、攻めでも守りでも共通の部分なのだ。

 優香のような無理矢理の突破は彼には簡単にやれることではない。


「ま、そういうのも含めて向こうは試行錯誤の真っ最中ってことかなー。皆、お疲れ様!」

「葵さん」


 健輔たちが集まっている場所に葵が顔を出す。

 クールダウンの只中、3年生たちと何か意見交換をしていたようだが、そちらは終わったようである。

 スッキリした表情の葵がにこやかに健輔たちの下へとやってきた。

 

「この初戦は遊びじゃないけど、実験的な側面も強かったんだと思うよ。真面目にいろいろと検証してたみたいだね」

「クラウの印象ではない感じがしますね。となると、莉理子さんですか」

「だろうねー。ま、練習はそういうものだから私も特に意見はないけどね」

「実戦と同じことしかやらないなら意味ないですしね。手を抜いていたならぶん殴りますけど、真面目にはやってましたし」


 練習だからこそ、多少の博打をしたのだ。

 結果として、失敗したがゆえに敗北となった。

 今回のことはただそれだけである。

 事実、幾度か危ないタイミングはあったのだ。 

 後少し、黄昏の盟約に戦力があれば勝ちを拾うのも難しくはなかっただろう。


「お互いに課題が見えた。そういう意味では実りのある模擬戦だったと思うわ。問題はここからよね」


 今日を含めて合宿は都合4日間。

 実力の劇的な向上はなくとも変化の兆候くらいはあってもおかしくない。

 現に真っ先に負けたのに栞里は妙に晴れやかな顔をしていた。

 憑き物が取れた、というほどではないが何かを掴んだのは間違いないだろう。

 

「ここからが本番で、最終日の模擬戦はある程度の完成系を見せ合うってわけですか」

「お互いに、ね。私たちも今まで通り、っていうのを意識し過ぎたわ。もっと柔軟にいく必要があるわ」


 葵の言葉に全員が頷く。

 新ルールを表面上でしか捉えていなかった部分が浮き彫りになった。

 わざわざ向こうが大規模戦を指定してきたのは、問題点を把握するためなのだろう。

 ベテラン戦力の重要性、安定感の意義、バックスを用いた新戦術。

 コーチの戦力運用の限界点など様々なことを知れた意味は大きい。


「同感です。正直、莉理子さんにはやられっ放しだったので、次は挽回したいと思います」

「僕としては紗希さんに負けないくらい活躍したい、ってところですね。タイミングは良かったけど実力不足を痛感しましたよ」

「やることがあるならそれでいいわよ。とりあえず、意識を切り替えてね。ここからは勝利よりも貪欲に学ぶことを主眼に置いて欲しいかな」


 勝利よりも貪欲に学ぶ。

 常に勝ちたい、だけでは芸がない。

 敗北してでも学ぶ時間として無駄にするなという葵からの激励だった。

 自身にも言い聞かせているのだろう。

 他者に説明することで、自分の中に落とし込む作業は左程珍しくはない。

 藤田葵もまだまだ成長途中なのである。

 この合宿を通して、学習したいことはいくらでもあった。


「向こうとの積極的な交流。後は後輩の面倒もちゃんと見てよね。特に健輔」

「なんで俺だけ名指しなんですか……」

「テンションでいかなくていいところまで行くからよ。誰がクラウディアと世界大会しろっていったのよ。ちゃんと予定通り戦いなさい。興に乗ったからって投げ捨てないの」


 笑い声に包まれる陣地。

 なんだかんだで勝利したことは喜ばしく、順調な出航だったと言って問題ないだろう。

 世界第2位の貫録を見せ付けて、彼らは確かに勝者となった。

 しかし、次はどうなるのかわからない――だからこそ、彼らは学ぶのだ。

 謙虚に、かつ貪欲に。

 彼らはこれからも負けないために強くなる。

 勝者も敗者も関係なく、高みに昇るためにクォークオブフェイトは只管に前進する。

 仮に敗北に沈んでも立ち上がれば良い。

 強く胸に刻み、運命の欠片たちは明日へと進むのだった。






「はてさて、負けちゃいましたね。クラウ」

「そうですね。やれることはやりましたが、以前のままでは地力差は如何ともし難いですね」


 黄昏の盟約の陣地は実に明暗分かれたわかりやすい構図となっていた。

 クラウディアや莉理子、旧暗黒の盟約のメンバーたちはいつもと変わりなく泰然とした様子で結果を受け止めている。

 逆に底なしの暗さを見せているのが新入生たちだった。

 黄昏の盟約では厳しい選抜試験を行って、彼ら新メンバーを選出した。

 能力だけでなく精神性、他には将来性も含めて吟味を重ねた上でこの場にいるのが彼らである。

 選ばれたことへの自負、さらには日々の練習を乗り越えた自信。

 全てが通用しなかったことに全員が暗い顔をしているのだ。


「なんとも、辛気臭いことね。優雅ではないわ」

「同意かなー。梢さん、こんな空気はあんまり好きじゃないよー」


 怜と梢の前衛ペアが面白くなさそうに言う。

 先輩たちの軽そうな空気に反応したのは、真っ先に脱落した新人であった。


「せ、先輩方はその……悔しくはないのですかっ!」


 新入生を代表する形で晴喜が叫ぶ。

 平気そうな顔で佇む彼らに問いかけずにはいられなかったのだ。

 どうして努力が無駄に終わったのに涼しい顔をしていられるのか、全く理解が出来ない。

 しかし、そんな晴喜の叫びを彼らのリーダーは、


「未熟ですね」


 と一言で切り捨てた。

 

「え……いや、その」

「あなたたち、私は自分なりに戦術を組み立てろ、と言っておきましたよね。持てる全てで組み上げた。それが届かなかったならば、これは必然です。敵の強さを讃えても落ち込む理由にはなりませんよ」


 莉理子はこの辺りはクラウディアよりも優しい。

 外人らしい、というとあれかもしれないが、こういう場面でのクラウディアは苛烈であり容赦がなかった。

 彼女は自分にも、他人にも厳しいのある。

 駆け出しのチームが多少奇策を成功させたからと、世界第2位のチームに勝つ。

 夢はあるが、現実味は欠片も存在していない。

 誰よりもクラウディアがそのような詰まらない現実を必要としていなかった。

 艱難辛苦を乗り越えてこその達成感。

 彼女からうすれば晴喜たちに与えたものなど試練にすらなっていない。

 

「クラウが言うことは極端ですが、まあ、単純に戦力不足でしたね。こちらも切り札は使っていませんが、向こうも健輔さんの実力を隠し切ってます」


 リーダーに非難が向かぬように莉理子が口を挟む。

 向こうの方が格上だと思えば敗北を受け止めるのは難しくない。

 何より嘘がないのも重要だろう。

 健輔が先の模擬戦で一貫して新しい力を見せていない。

 今年度の、彼だからこそ出来ることを何も使わなかったのだ。

 クラウディアも同じではあるが、実力に伏せている部分があるのは間違いない。


「クラウにしろ、私にしろまだまだ余力はありますが、無理をして勝つほどの場面でもないです。今回のことは、相応に納得できる結末でした。練習で自爆するような力を使う訳にもいかないですしね」

「しかしッ!」

「納得しろ、と言って欲しいのですか? 晴喜、あなたが負けたのは剛志さんを侮ったからです。実力もそうですが、冷静さを保てないようでは戦いには勝てませんよ」


 公式戦ではないが、対外試合における初戦からの敗北に熱くなる後輩を莉理子が戒める。

 視線を向けられた晴喜は悔しそうに視線を下に落とす。

 彼なりに良いところを見せたい、と思った結末があれで納得が出来ないのだ。

 彼がこのチームを選んだのはクラウディアが在籍していたというのが理由である。

 格好の良いところを見せたい、という思いがあった。

 残念なことに雷光の視界には彼の想いは微塵も映っていないのが、悲しいすれ違いではあるのだろう。


「悔しいのならば、次に活かしなさい。これからの4日間。どのように過ごすかは自分次第ですよ」


 敗北したからこそ、ここからどのように行動するのかが重要となる。

 所詮、敗北したといってもたったの1戦に過ぎない。

 悔しく思う気持ちは大事だが、囚われすぎてもいけないのだ。

 クラウディアの言葉と視線を受けて、後輩たちも前を見据える。

 彼らの成長はそのまま黄昏の盟約の成長に繋がっていく。

 今はまだ、自分のことで精いっぱいの彼らが大きく羽ばたいた時、チームは本当の力を発揮するのだった。






 合宿のスケジュールはそれほど複雑なものとなっていない。

 朝に模擬試合、昼からは反省会、そして夜には親睦会。

 オーソドックスと言えば、オーソドックスなスケジュールに最初は罠を警戒したものである。

 昨年は楽ですよ、と言って渡された計画が大抵偽物だった故の悲しい警戒であった。

 しかし、流石の葵も他チームが関わっていることでそこまでの無茶をするつもりはないようである。

 無事、といってよいのかわからないが普通の親睦会に健輔は胸を撫で下ろしていた。

 

「……で、何か御用ですか? クラウディア様」

「あら、目的がないと話し掛けてはいけないのですか?」

「いんや、後ろから気配を消して近づくから聞いてみただけだよ」


 バーベキュー、というのはわかりやすい親睦会ではあるのだろう。

 料理の味よりも雰囲気に酔う感じは悪いものではなかった。

 天祥学園の普通の学園とは違う部分がこういうところでは役に立つ。

 世界中の施設を活用可能な魔導の学園、というのは伊達ではなかった。


「今日はお疲れ様。お前から切り札を引きだせなかったのは俺の未熟さ故かね」

「こちらとしては、そんなにあっさりと引きだされる訳にはいかないものですので。それに、今はまだ未完成です」

「あっさりと認めるな。まあ、俺も言えたものではないが、大分擦れたよな」

「目標が高いので。何事も正攻法だけ、というのは些か味気ないと思うようになりました」


 隠すつもりなど毛頭ないクラウディアの返答に健輔はつい笑みを零してしまう。

 久しぶりの試合での激突だったが、実に楽しく、かつ嫌な試合だった。

 基礎を徹底的に固めてきたのであろう。

 目新しいものは何もなかったが、だからこそ打ち破れなかった。

 正統派を破るには強力な奇策か、同じだけの力量が必要になる。

 あのまま普通に戦っても勝てなかった。

 だからこその決戦術式だったのだが、まさかの専用空間展開で潰されてしまう。

 詳細はまだ把握出来ていないが、目の前の少女がある種の天敵になろうとしているのを直感で悟ってはいた。


「基礎を鍛えてのは英断だな。昨年よりもかなり安定感が出てたよ。葵さんにも負けないくらいだと思う」

「褒めていただけるのは光栄ですが、まだ未熟です。本命はまだまだですので」

「素直に受け取れよ。チームとしても立派だった。戦術的には完敗だな。美咲の機嫌が悪かったよ」


 黄昏の盟約で1番怖いのは間違いなく三条莉理子である。

 彼女の持つスキル、頭脳、後は経験。

 全てが危険な匂いを放っていた。

 健輔が戦いたくない、と思った数少ない魔導師である。

 実際、チームとしての完成度以外ではほぼ完敗だった。

 このことを主導していたのが、莉理子であるのは疑いようもない。

 

「健輔さんは莉理子さんが苦手でしたよね?」

「ん? いや、別に人間としては嫌いではないよ。ただバトルスタイルがね。なんというか、噛み合わんのさ」

「なるほど。まあ、気持ちはわかりますよ。私もイリーネには似たような感情を抱きましたから」

「へー、なんで?」


 クラウディアは少しだけ思案する顔を見せた後に簡潔に答えた。

 

「砕いても、砕いても、後から再生されるのは徒労を感じませんか? 私の火力は封じられますしね」

「属性の問題は確かに大きいのかもな」


 健輔が莉理子を苦手とするのと似たような理由だった。

 クラウディアは綺麗なお姉さんに見えて、中身はかなりの肉食系である。

 火力大好きであるし、壁は乗り越えるよりも粉砕するのが好みなのだ。

 そんな彼女が砕いても実感のないものと戦えばどうなるのかは単純な答えだろう。

 

「倒した実感がない。まあ、俺も嫌だね。その手の相手とやり合うの」

「勝った、と思わせておいて復活しますからね。本体を叩こうにも地味に硬いですから。今なら去年のイリーネには楽に勝てると思いますけどね」

「向こうも似たようなことを言ってるんじゃないか」

「ふふっ、そうですね。違いないと思います」


 2人はそのままお互いのチームの情報を交換していく。

 何が得意で何が苦手なのか。

 そこには弱点を隠そうとする意思がなかった。

 両名共に、共通の認識を抱いている。

 こんなところで乗り越えるのが確定している弱点を必死に探したところで意味はない。

 そもそも勝ち方としてそんなものは美しくない。

 言ってしまえば、気持ちよくない事は2人ともするつもりがなかった。


「なるほど。瑞穂はそちらの栞里、葵と?」

「滝川は格闘センスがないからなー。ま、葵さんが見えるくらいにはしてくれるんじゃないかな」

「なるほど。紗希さんは圭吾さんや優香が鉄板ですかね?」

「フィーネさんが、馬場晴喜と篠宮敦、だったけか? 俺的には微妙だけどな」


 大まかに人を分けていく。

 誰がよいのか、組み合わせを考えているのだ。

 本決まりではないし、2人の主観に過ぎないが両者の立場ならまったくの無意味にもならないだろう。

 クラウディアはリーダーであるし、葵も健輔の意見ならば無視はしない。


「俺は莉理子さんかお前さんとやってみたいかな。美咲も似たような感想だろうさ」

「ふふっ、そう言っていただけると嬉しいですね。私も、健輔さんとは練習でぶつかりたいとも思います」


 強い瞳、自信に溢れていながら自然体なのがクラウディアの凄いところだろう。

 健輔も素直に感服していた。

 この振る舞いは、まだ彼には出来ない。

 エースとしての自覚、重責を背負った覚悟。

 精神的には随一の強さを持つのが雷光の特徴である。

 彼女の纏う質実剛健な空気は健輔にとっても馴染みやすいものだった。


「……ああ、落ち着くわ。うん……」

「健輔さん? 何故か、凄い疲れた顔をしていますけど大丈夫ですか」


 思い返すのは笑顔の桜香である。

 やってくるだけで健輔の胃に多大な負荷を与える女傑と比べればクラウディアは本当に良い友人だった。

 同性と一緒にいるようで非常に気分が安らぐ。


「え、ああ、うん大丈夫さ。……こう、世の中の女子がお前みたいにいい奴だったら、俺の胃も少しは安定するのかね?」

「と、問われていることはよくわからないですけど、その、今度一緒に食べ歩きでもいきますか? 良いお店知っていますよ」

「おっ、いいな。よし、行くか!」

 

 下心も策謀も一切存在しない。

 桜香があの手この手で、優香が真心で、フィーネが天然で攻めるのならばクラウディアは実直だった。

 正攻法、まるで友達のように距離を詰めていく。

 仕掛ける方も仕掛けられる方もお互いの空気が似てきていることに気付かない。

 これがクラウディアの強さでもあった。

 桜香が賢いように見えて妙に外したところを進んでいる間に、ダークホースも行動を開始する。

 未だに辿り着けてすらいない桜香を尻目に、クラウディアはあっさりとデートの約束を取り付けて、合宿初日は終わりを告げるのだった。


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