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総合魔導学習指導要領マギノ・ゲーム ~Next Generation~  作者: 天川守
第4章後編『ドキドキが止まらない』
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第143話『最強の姉妹』

 正秀院龍輝は優秀な男である。

 戦闘に関する適性では健輔に大きく譲るが、運動神経という意味ではそこまで魔導師に向いていない訳ではない。

 バックス向きということを受け止めた上でバックスなりの近接戦闘を構築することは不可能というほど困難な作業ではなかった。

 中々に大変な作業ではあったが、頭脳面での優秀さは美咲に負けていない。

 万能系という系統の特徴も含めれば、立派なエースキラーとして活躍が可能な逸材である。かつてはリーダーであった星野勝の固有能力でのゴリ押しがメインだったが、繊細な魔力制御と確かな理論を身に付けたことでランカーの背中を見れるポジションには付けていた。

 総合的に見れば天祥学園でも上位50名に入る優秀な魔導師である。

 健輔のような常時リミッター解除というアホの極みは出来ないが、短時間での解放はしっかりと習得済みであり、瞬発力も補っていた。

 理想的ば万能系として、ここまでしっかりと己を組み上げている。

 プラス要素はまだまだあった。

 合宿で培ったアレンなどの格上との激突。

 女帝の強大な力に、サラの鉄壁、クレアの超火力、武雄の智謀。

 敬すべき敵との激闘は彼の糧となり、大きな成長を遂げた。

 ――龍輝はそのように信じていた。最終的には負けるかもしれないが、よい勝負は出来るはずだ。

 このように思っていたことを責められる者はいないだろう。

 常識として正しい感性。自分たちの努力が簡単に消し飛ぶようなものだと思う方がおかしい。だからこそ、気付いていたのは片手の指で足りる人数だけだった。


「はぁ、はぁ、はっ、はぁ……!!」


 本当の意味でこの戦闘の恐ろしさを知っていたのは霧島武雄だけであろう。

 彼の弟子である龍輝はまだまだ認識が甘い。

 強くなったのは事実だが、まだ個性というものが存在しないのが龍輝のレベルである。

 敬すべき敵との激闘――そんなもの、とっくの昔に通り過ぎた。

 戦いを糧にする――その上で、彼らは時代を担う存在になったのだ。

 周回遅れ、かつて健輔たちが辿った足跡を彼らよりも遅いペースで追い掛けている。

 当たり前のことに気付けていない。

 そして、武雄は気付いているからこそ、龍輝を此処に送ったのだ。

 健輔との激突を推奨したことなど建前である。同じタイプの明確な格上など、戦う前から敗北するとわかっていた。

 龍輝が知るべきは、どうにもならない圧倒的な力というものである。

 健輔はそれを乗り越えた存在なのだ。この1点において、双方の差はとてつもなく大きい。理不尽を超えるだけの意思を持てるのか。

 この試練を超えないと正秀院龍輝は永遠に佐藤健輔に勝てない。


「な、なんだ……これはッッ!!」


 荒れ狂う魔力は嵐のようで、噴き出しているだけで鎧となる。

 息苦しい、と魔力を前にして思ったのは初めてのことだった。

 ただその場にいるだけなのに絶望を感じる。

 クレアの超火力を止めたのは見ていたが、あれなど技ですらない。

 ただ圧倒的に強い。理屈など後付けである。

 九条優香はただただ強いのだ。


『龍輝、来るぞ!!』

「ッ、うおおおおおおおおおおッ!」


 視界を確保するために右手に潜ませた破壊系を解放する。

 龍輝のバトルスタイルは部位ごとに魔力を絞ることで力と組み合わせを増やすものとなっていた。

 健輔のようなアドリブでは出来ないからこそ、事前の準備で不足を補う。

 指の1つ1つに魔力を設定すれば異なる5つの力を発動させられる。

 機転で劣るからこそ、事前の想定は万全にやっていた。

 右腕には浸透系と身体系、そして破壊系をメインにした対魔力用のパターンをいくつも組み込んである。

 広域に拡散する破壊の魔力で周囲の魔力を散らす。

 健輔もよくやる方法を彼なりにアレンジした技であった。

 研究も対策も十分にやっている。費やした時間は決して嘘は吐かない。


「これで……なぁ!?」


 時間は嘘を吐かない。

 これは確かに事実であるが、忘れてはいけないこともある。

 いつだって現実というものは残酷なのだ。


『魔力密度、低下なし……! 表面しか、散らせてないっ』

「ど、どんな魔力をしているッ!! は、破壊系だぞっ。系統の限界を超えた魔力など、そんなバカな……」


 突き出された右腕を中心に魔力は確かに散った。

 散ったのだが、直ぐにより濃い魔力によって埋め尽くされる。

 龍輝は知らないことだが、もはや破壊系でも止められないほどに質と量が極まっているのが優香の魔力なのだ。

 健輔との戦いで完全に枷が外れた。

 総合的にはまだまだ桜香の方が強いが、『出力』の1点において桜香どころか皇帝すらも凌駕する歴代魔導師の頂点たる力である。

 健輔の『天昇・万華鏡』すらも力技で潰すほどの相手に格下の技では通用しない。

 ましてや、この魔力の渦は優香が常態で放っているものに過ぎないのだ。

 攻撃ですらもないものを捌けない。

 この時点で龍輝の命運は尽きていた。


「捉えました」

「夢幻の、蒼……!?」


 涼しい顔で直進する女に恐怖を抱く。

 双剣を構えた攻撃的な姿勢は優香には似合っていないように思っていたが、とんだ勘違いだった。

 表情を消した戦闘常態の九条優香にはこれ以上ないほどに似合っている。

 姉と同じく、凡才を溢れる才能で潰す天才(かいぶつ)

 龍輝も最上位の魔導師とぶつかるのは初めてではない。

 昨年度は総当たり形式だったのだ。当然、桜香ともぶつかっている。

 しかし、その他大勢の1人しかなかった状況と正面から明確な戦意で見つめられる1対1の状況では話が違う。

 ランカーを狙い、より上を目指していたからこそ実力は身に付いた。

 ――身に付いてしまった実力が圧倒的な絶望だけはしっかりと伝えてくるのだ。

 最上位の存在を意識しない日はなかった。

 幾度も幾度も想定はしてきたが、現実は遥かに重い。

 剣を構えて突き進んできているだけなのに、プレッシャーで心が折れそうになる。

 これが最上位のランカー、3強クラスと敵対するということであった。


「このまま、終わってなるものかああああああああああああああッ!!」


 己を叱咤して、意思を燃やす。

 戦って敗北するのならばともかく戦う前に地を這うつもりはなかった。


「俺は、魔導戦隊のエースだ。戦う前から負けるなど、あってはならないッ!」


 鍛錬は嘘を吐かない。

 龍輝の覚悟に呼応して、体の硬直は解けた。

 武器には槍を選択、理由は単純である。龍輝に戦闘全般の才能はほとんどない。

 運動神経で補える空中機動などはまだしも戦闘における武器の扱いには未熟な点が多かった。

 それを補うためには武器の特性に頼るしかない。

 槍は素人でもある程度は扱いやすい類の武器である。

 ラッシュを捌くことは出来ずとも死中に活を見出し、一撃を入れるのはちょうどいい武器だった。

 各部位に設定した魔力を同時に励起させ、力を注ぎ込む。

 一発に全てを賭ける。 

 2撃など考えていたら、あっさりとやられてしまう。

 判断としては間違っていないであろう思考。龍輝は見事に3強と戦うための最初のステップを超えていた。

 ――同時に、そこが彼の限界だった。


「気合は見事ですが、状況から勝機を考えているようではもう遅いですよ」

「一体、何を……!」

「万能系とは、事前に準備をして挑む系統。此処に無策でいる時点であなたは負けています。健輔さんがただの1度でも、相手への勝利のビジョンなく戦場に挑んだことがありますか?」

「ガッ!?」


 優香が無造作に振るった剣が龍輝の一撃を叩き落す。

 時には力押しも必要なのが戦闘であるが、龍輝の決断はあまりにも単調に過ぎた。

 優香と対峙してから体に刻んだパターンを発動する。

 もはや、この思考がずれているのだ。

 健輔ならばこの状況に狙って挑んでいるだろう。


「自らのスタイルを構築することに専念し過ぎましたね。あなたの完成度は、よくて昨年度の国内大会時の健輔さんぐらいでしょう」


 万能を活かすことは出来ているが、そこから先がない。

 龍輝はあまりにもわかりやすいパターンしか構築出来ていなかった。

 机上での理論、実戦の空気が取り込まれていないのだ。

 自分に適している万能系の在り方は構築できても、実戦でどのように活用し、相手を凌駕するのかという視点が抜けている。

 健輔が昨年度に終えたことを、龍輝はこれからやり遂げる必要があった。


「万能系は如何なる時も冷静に、そして熱く決断する必要がある。健輔さんの戦い方は基本的に無茶苦茶ですが、筋は通っています」

「格上だからこそ、己を見失わない……」

「ええ、その通りです。おめでとうございます。ここからが、あなたという魔導師にとっての正念場ですよ」

「ああ……そうか、そういうことか。武雄さんは、だから……有り難く貰っておこう。そして、次は負けない!!」

「承りました。健輔さんにも伝えておきます」

 

 溢れる魔力はそのままに優香は双剣を振るう。

 障壁程度で防げる威力ではなく、術式の1つも使わせることなく龍輝は敗北した。

 合宿の終わりはスタート地点に辿り着いただけの話。

 自らが目指すべき場所の高さを知り、挑戦者は笑う。

 先を進む同朋に次は戦うだけの場所にいくと誓って、一時の屈辱を受け入れた。

 背中を見せない散り様に優香は一礼をする。

 今はまだ敵にもなっていないが、ああいう人間は必ず伸びてくるだろう。

 同じ系統だからなのか、本当に健輔と似ている人物である。


「見事な闘志。……同学年にも侮れない人は多いですね。強くなったつもりでしたが、私も結構欲張りみたいです。まだまだ、上にいきたい」


 笑顔で沈む姿に想い人の影を見て、優香は気を引き締める。

 試運転には良い相手であった。

 ここから先は優香にとっても『戦い』となる領域。


「友達としては、嬉しいけど、敵としては結構複雑です。ねえ、クラウ」


 向かう先は雷光が飛び交う戦場。

 イリーネたちが交戦しているであろう場所であった。

 同学年において自らの『敵』と成り得る存在が其処にいる。

 崩れていく決闘場を一瞥してから、優香は真っ直ぐに親友の下へと突き進むのだった。






 一進一退の攻防。

 通常攻撃でありながら、両者の攻撃はハイレベルな技巧が編み込まれている。

 常人を置き去りにする圧倒的な力。

 全ての系統を総べて進撃する最強の太陽。

 九条桜香の攻撃は1発1発が必殺の威力を持つ。


「はあああああああああああッ!!」


 纏わりつく『聖素』を弾き飛ばして、烈火の気迫で迫る。

 迎え撃つは不敗なる太陽。

 卓越した技で桜香の力を容易く絡め取ってしまう。

 桜香の斬撃を糸で弾き飛ばし、その攻撃力を逆用する。

 力と技の攻防。この試合の中でも最高峰の戦いは一進一退の様相を呈していた。


「重い……流石は桜香ちゃん!」

「まだまだッ! これぐらいで、終わりじゃないですよ!」


 優香に出力面でのナンバー1は譲ってしまったが、それは優香が相手だからこそである。

 この最強は一切の隙なく最強のままなのだ。

 紗希だからこそ戦えているが、彼女以外の相手だったらとっくの昔に決着が付いている。

 総合的に強いのが桜香の特徴であり、最大の長所であろう。

 世界でも2番目の出力、全ての系統を同時に操る卓越した制御力、おまけとばかりに豊富過ぎる特殊能力。

 前者2つだけでも厄介なのに3つ目をプラスしてしまえばどうにもならない。

 特殊能力の恩恵で試合時間中に全力稼働し続けても一切消耗しないことも忘れてはならない特徴だった。

 歴代の魔導師でも彼女のほど強さが完成されており、同時に発展性を持つ者は存在しない。安定と発展。異なる2つが同居する最強の太陽。

 これこそが九条桜香である。

 しかし、彼女ほどの魔導師であってもやはり苦手というものは存在した。

 どこぞの万能系もそうだが、誰だって未熟な時代がある。

 導いてくれた師というものが存在するのだ。

 強くなっても、否、強くなったからこそ染み付いた癖や動作は変わらない。

 桜香という最強を組み上げたパーツの1つ。

 ある意味では桜香の師匠とも言える不敗の太陽――藤島紗希だからこそ、この戦闘は『戦い』になっている。


「この環境ごと、焼き払うッ! 唸れ、『フレアバスター』!!」


 聖素による妨害を受けているとは思えないほどの超火力。

 道理を無理矢理抉じ開ける太陽の熱戦が魔導機に集う。

 横薙ぎに放たれた魔力の煌めきが紗希へと放たれた。

 均衡を捻じ曲げるどころか消し飛ばす攻撃を前にして紗希も厳しい表情を見せる。


「このタイミングで――術式展開『水晶結界』」


 聖素を集めて、複数の面を作り出す。

 反射系の術式で最高峰の名を持つ防護術式。魔力を反射、増幅して跳ね返すカウンター攻撃が桜香の攻撃を受け止める。


「罅っ!?」

「焼き払う――!! 私はそう、言いましたよッッ!!」


 熱線から感じたことのある破壊の力が漏れ出す。

 放った術式の性質を偏向する程度、桜香には造作もない。

 所詮は術式である『水晶結界』を正面から融解させる攻撃。

 才能で押されるという紗希にとってもあまり経験したことのない事態に苦笑が浮かんだ。


「――そう、だったらこう言い返そうか。この程度で、不敗の名を抜けると思ったのか!」


 破壊系で干渉してきた部分に逆に干渉を行う。

 相手の魔力を掌握してしまえば、結局のところは同じ結末になる。

 聖素に侵された桜香の魔力が瞬く間に色を塗り替えられていく。


「お返しだよ、『フレアバスター』!!」


 主に返礼される最強の一撃。

 完璧にカウンターに対して、桜香は


「1秒前の私の攻撃なんて、超えられるのが必然!!」


 理屈になっていないが、この女性が言うと冗談にならない。

 数倍に膨れ上がった魔力をたった数秒で掌握して正面から過去における最強の一撃を粉砕する。

 優香に出力で劣っても、この制御力では負けていない。

 暴走している優香に対して強さに変えられる桜香。

 ここが1位と2位を分ける境界であった。


「これでも、決められないかっ」

「流石ですね。私と戦える人は、そこまで多くないですよ!」


 互角の戦い、果敢に攻める桜香と守る紗希の構図。

 試合が始まってからの不動のダンス。

 神経をすり減らしながらの対峙に歴戦である紗希も疲労を隠せなくなっている。

 無尽蔵の体力と魔力持つ桜香に最高のポテンシャルでずっと戦えているだけで紗希の地力の高さが証明されているがここでは何も慰めにならない。


「これでパワーダウンしてるんだから、世の中は理不尽よね。私が言えたことじゃないかもしれないけどさ」


 苦笑を浮かべて、才能の差に呆れる。

 紗希も才能豊かな方だと思うが、桜香と優香の姉妹は桁が違う。

 在るがままに、自然体であることが最強と言うのは悪夢と言うのだ。

 クリストファーやフィーネもそうだが、昨年度の3強というのは現状のルールで育った魔導師の頂点とも言うべき存在たちだった。

 同時期にあれだけ恐ろしい才能が集まったのは決して偶然ではない。

 同じ天才から見ても相手の強さは飛び抜けていた。

 『聖素』で力を押さえつけている状態でようやく互角である。素でぶつかれば紗希でも圧殺されてしまう。


「よく、これに勝てたよね、健輔くん。ちょっと見る目が変わるかも」


 嵐を凌ぎながら脳裏に過ったのはこの暴虐に勝利した男の子だった。

 紗希にとっては弟のような少年。

 やんちゃだとは思っていたが、まさかこれに勝てるほどの魔導師になるとは思わなかった。身内の贔屓目を抜いても最強は桜香であろう。

 下手な小細工で勝てるような存在ではないのに、1勝をもぎ取っている。

 奇跡の漢の根性に、何より弟分の努力の成果に紗希も負けてはいられなかった。


「私にも先輩としての意地があるからね。このままじゃあ、終わらせないよっ!!!!」

「来ますか、あなたの本気が」


 紗希の戦意に桜香が呼応する。

 お互いに相手の手の内はある程度は知っているのだ。

 発動されているのは『聖素形成』のみ、まだもう1つの固有能力があり、こちらの方が厄介というのをしっかりと認識していた。

 藤島紗希はこの2つを発動させることで、真実の力を発揮する。

 1対1でならば、如何なる相手にも勝利できるとされる力。

 特殊型であり、複数の能力を持つ『秩序反転』の固有能力。

 ここから先は桜香にも覚悟が必要になる。


「空間展開、圧縮!!」

「っ……やっぱり、これには抵抗できない!!」


 全能力を総動員して抵抗するが、大した意味を持たない。

 この能力に抵抗するには魔力よりも大事なものがある。

 空間展開の密度、これこそがたった1つの抵抗手段であり、『皇帝』以外は満たせない絶対の壁であった。

 桜香も密度は中々なのだが、今回必要される密度とはそれなりの範囲を押さえた上でという条件がつく。

 聖素という外的要因もなんとかしないといけず、周辺環境をどうにかする手段を持たない桜香には何も出来なかった。

 そして、何も出来ないということは『秩序』の反転を甘んじて受けるしかない。

 高い能力で戦う桜香のような魔導師の天敵。

 敵の能力値を奪い取る固有能力が牙を剥く。


「さあ、桜香ちゃん、ドンドン行こうね!!」

「嫌な能力です! 本当にっ!」


 自分に匹敵する魔力の放出を見せる相手に桜香は表情を歪める。

 鏡写しを強要してくる絶対に負けない魔導師。

 桜香にとっては健輔に匹敵するほど苦手な相手だった。


「……でも、いい機会かもしれません」


 構える剣に想いを込めて、桜香は紗希に立ち向かう。

 先輩との因縁の対決。

 ここからが『不敗の太陽』の本領。

 気を引き締めねば一瞬で終わると心得ていた。


「そろそろ、完全な勝利を頂きたいと思っていました」

「よく言ったよ。まだまだ簡単にはいかせてあげないからね!」


 太陽対太陽の対決は佳境へと移る。

 激闘の歓迎会は終盤戦へ。

 熱き輝きに呼応するかのように、全域での戦闘も加速していくのだった。


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