第1話〜最強のマグナム〜
俺は無力だった。少なくとも昔は・・・。今は違う!確実に!
「雪のことは仕方ない。お前のせいじゃないんだ。だから自分を攻めるな。悲しいのはわかるが・・・」
雪は俺が愛した唯一の女だ。
「貴様に何が分かる!愛する女を失ったんだぞ!俺は・・・、無力だった。あの時俺が側にいたら・・・」
「いい加減にしろ!紳一!お前とゆう奴は!」
「もういいだろ?俺はこの学校を辞める」
「辞めてどおするんだ?」
「もう先生には関係ないだろ!」
紳一は部屋を出た。
「おい!聞いたかよ。紳一学校辞めたんだってよ。いなくなってセイセイしたぜ!」
「バーカ。紳一がいようが貴様は一位にはなれないよ。龍と仁がいるじゃないか」
「それをゆうなよ」
二人の男子生徒が笑いながら話していた。
「その話本当か?紳一が学校を辞めたってゆうのは」
「あぁ。本当だぜ。良かったじゃないか。龍。今からお前が一番だ。」
「そんなことはどうでもいいんだ!」
龍はいきり立って席についた。
「龍!紳一が辞めたって本当か?」
「あぁ。本当だ。最悪だよ」
「本当だったかのか。確かに最悪だな。あいつには借りが沢山あるのにな・・・」
龍と仁は黙り込んだ。「お客さん。あんた本当に運がいいよ。今さっき届いた銃があるんだが。どうかね?」
「正体を表したな!俺は刑事だ!」
「くだらん!何が刑事だ!銃を取り締まるくせに!レイプは取り締まらんくせに」
「何だ!貴様は!こいつも仲間か?」
「知らんぞ」
「俺は客だ!刑事は邪魔だ!死ね!」
紳一は刑事を殴り倒した。
「貴様!俺を殺すと仲間がかけつけて・・・」
「うるさい!仲間がくるだと?来てくれた方がいいんだよ!殺せるからな!」
「馬鹿な!」
紳一は刑事を殴り始めた。五分くらいたっただろうか。紳一は殴るのをやめた。
「あんた何者だ?」
「俺か?復讐者。死神だ。銃をくれ。かなり破壊力がある奴だ。ロケットランチャーとかデカい奴はだめだ。マグナムがいい」
「マグナムか。このマグナムはどうだ?持ち主の力量によって威力が変わる。撃ってみるか?」
「あぁ」
死神は銃を受け取った。銃は手にフィットした感じだ。かなり大型のマグナムだ。
「よし準備いいぞ撃てよ」
店の奥に射撃場が出来た。死神は射撃場に移動した。そして耳当てをすることなく的めがけて撃った。
マグナムから放たれた一発の弾丸が人間の形をした紙を貫通し壁をも破壊し粉々にした。
「何てことだ・・・威力が凄すぎる。あいつは凄い奴かもしれんな」
「これを貰おう。弾もくれ」
「その銃はあんたにくれてやる。弾もあるだけ持って行け。俺はあんたを気に入った。また銃が欲しくなったらいつでも来いよ。俺はいつもここにいる。後死体のことは気にしなくていい。後始末は俺がやっとくよ。おっと忘れるところだった。ほらこれも持ってけ」
「すまんな」
死神はズボンに付けれるマグナム専用の入れ物を受け取った。
「またくるよ」
死神の腰には既にマグナム専用ケースを付けていた。そしてカバンの中にはマグナムの弾。
「さぁ。何処に行こうか。最初は警察署にでも行くかな。いや待てよ。俺。殺し屋になろうかな。よし決めた今日から俺は殺し屋だ!フハハハハ」
紳一こと死神は復讐者と殺し屋になった。これから先どうなるのだうろうか・・・。
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