表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/12

第5話 敗北の一手

(ヾノ・∀・`)

いつ頃からなのだろうか?野鳥の声がだんだん大きくなってくる。

「ここら辺か?」

日見風さんが小さく声をかけてきた。そう、俺は友を失い、味方を得た場所、自分が逃げて、死んだ場所に

戻ってきたのだった。周辺を見渡すと魔食がうろちょろしていて、先刻よりも数が増えているようだった。


「随分と臭い匂いがするな…これはガソリン…」

彼女が言葉を放った瞬間だった。突如、旧軍事施設の入り口から炎が吹き出した。

それと同時に人の形をした何かが飛び出した。

「…ッ!」

瞬きすら許されなかった、自分の体が吹き飛ばされ、右腕がなくなっていることに気付くまでに数秒かかった。そのままの勢いで俺の体は大木に打ちつけられた。

「日見風さんは...?」

最後に振り絞った力を使い、周りの様子を見る。

人型の何かがゆっくり、足音をペタペタと音を鳴らしながらこちらに近づいてくる。そして、横目で木の幹にささった彼女を、なにも出来ない自分の無力さをみた。そんなことを気にもせず、そいつは話しかけてきた。


「おや、あなたはとても美しい死に方をしますね?」

コイツ....!人の言葉を...喋れるのか?死に際で考えを巡らす。

「おっ、俺...俺はまだ、死ん.......でない、死んでないぞ。来いよ、くそやろう....」

右腕の出血部分を左手でおさながら、そう言った。

するとソイツは不満げにこう言った。

「やはり、人間は適応しゆるのですね。我々の....」

そこで俺の意識は途絶えた。


厳しい、厳しい、厳しい。(嘘だったりする ...)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ