反撃
「これが俺の戦艦だっ」
そこには、巨大な宇宙用戦艦があった。
見た目は、軍艦に似ているが、どでかい主砲や固定されたレールガンが大量に装着されている。
因みに全部動かすには、十人は、人が必要だ。
しかし俺には、部下がいない、つまりぼっちだ一応言おう『ぼっちは、誇りだ』
中には、大量の食料や水といった備蓄
連射式レールガン、ナイフ、拳銃といった武器
使う部下もいないというのに正直何のために集めてたかは
分からないが、こんな時に使うとはな…
一応も〜一回言っておく『ぼっちは、誇りだ』
悲しいとは、微塵も思わない。
でも[[《《忠実》》]]な部下がいたら生存率上がるかもしれんが
[[《《忠実》》]]な部下なんているのだろうか…
まあそれは、置いといてこれを操縦しよう
_[一方その頃]_______
「もうダメだ、軍人がもう居ない援軍は、あと三十分後だ」
物凄い速さで軍が蹂躙されていったのだ。
『まさかここまでか…いや、まだだ』
「もう人が居ませんどうしましょう」
持っていた一枚の写真を見ると[俺]は、いった
「俺が行く」
「えっ」
「奴隷になるよりは、マシだ」
「えっはい、私も行きます」
__[異能者連合]_______
「『武器は、生憎刃物ぐらいしか無いが、皆んなで反撃をしようと思うさあ反撃の時間だっ』」
「「「「「うおー」」」」」
「皆んな張り切ってるな…」
「あったりめーだろ」
さあ一つ目破壊するか…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
[感知]でエンジンが見つかった。
「『エンジン発見、異能で共有頼む』」
「『はいよっと』」
エンジンの場所が異能によって共有される。
第十席の[液体操作]で足場と攻撃
「『足場作ったぞ〜』」
第七席の[重力操作]で船が落ちる。
「『コイツは、俺が抑えるだから皆んな頼むぞ!』」
「流石幹部早いねぇうちらも負けてらんねぇなぁ」
「オゥ!」
順調に思えてきたその時だった。
[エネルギー感知!エネルギー弾だ全力で守るか、避けろー!]
シュゥン
「は?」
ドゴーン
物凄いエネルギーが横を通り過ぎた。
「なんだアレは、人が数人吹き飛んだぞ」
『甘く見るんじゃ無かった…』
「おいアレを見ろ」
後ろから戦艦が来ている
その瞬間絶望と共に希望が襲いかかって来た。
『『『『『なんかデザイン違うくね』』』』』
そうデザインが違うのだ。
『ワンチャン味方じゃね』と思ってもおかしくは、ない。
エネルギーがもう一つの戦艦に溜まってくる。
「一応逃げるぞ」
そう言って十数人が第六席の[テレポート]で逃げた。
「こっちもだ」
第三席の[空間作製&削除]が発動
空間の歪みの中に二十人ぐらい巻き込まれ逃げた。
「ちょ私たちは」
「あれ?」
標的が後ろから来た戦艦に標準を定めて…
打った?
「は?」
空中で打ち消された。
「どういう事だ。あれを打ち消すだなんて」
「いや違う撃ち落としたんだ」
「見ろ反撃するぞ」
その瞬間敵の戦艦が二つ落ちた。
__[宇宙船]___________________
「『なんだあの兵器は』」
外傷無しで撃ち落とす兵器だなんて母国でも見た事がない。
味方の艦隊が、動き出した。
『やはり一時的に撃ち落とすだけか』
「『応答しろ、おい、応答しろぉ』」
『応答しない…』
「『ふっ残念だったなぁ』」
「『何者だ!』」
「『お前らが襲撃した国の人間だよ』」
「『どういう事だ、あとお前うちの艦隊に何をした』」
「『操作自体を奪った』」
「『はぁ?』」
「『捕虜にされたという事だよ』」
「『ふっ残念だったなぁこっちの軍に所属しているやつなら捕虜になるより自決を選ぶだろう、捕虜は、もう死んでいるはずだ』」
「『知ってるさ俺は、お前らの電子機器を通してそういう文化である事を知っている。だから自決もできない様拘束してやったよ』」
「『嘘だ』」
「『嘘じゃないさ、それに貴様らの習性は、知っている。奴隷になるのを嫌い《《忠誠心が強く》》、何より強い奴の部下にいる事を好む習性を』」
「『それを知ってどうするつもりだ』」
「『あいつらを《《部下》》にする』」
「『は?』」
『どういう事だ』
「『貴様らの歴史にもあっただろう捕虜を部下にした歴史を』」
「『まさかそれを』」
「『そうさ、歴史を再現してやろう』」
「『まさか俺は…』」
「『そうさ、敵に塩を送ってしまったのだ。ありがたく受け取っておくよ』」
「『クソォ』」
「『一旦国に帰って作戦を練り直す事だな、という事で切るぞ』」
「『チッ』」
「『国王陛下!裏切り者を始末しましょう‼︎』」
『そうだ裏切られたと言えば国民達から[負けた]と疑われたりしない』
「『そうだな裏切り者には、死を‼︎』」
__[戦場]____________________
「何だったんだあの戦艦は…」
「命を助けられたって事だけ分かったわ」
『あれアイツじゃね』
1番でかい船からスピーカーで音が流れてきてこう言った。
「今回は、急戦だ。しかしこの国だけ貰っておく
次は、この星自体を貰っておく覚悟しておくんだなぁ」
「はぁ?」
「どゆこと」
__[その後 は]____________________
「アイツら馬鹿なのかな?」
『俺が去った後にアメリカ貰うからって言って逃げたらしいけどほんまどゆこと』
意味不明
「それにしても部下が欲しいんだよなぁ」
『ぼっちは、誇り』には、もう飽きた。
「あっ忘れてた」
『獣人みたいな宇宙人を部下にするんだった』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「よう、元気かい?」
「早く殺せ」
「奴隷には、ならないぞ」
「殺しも、奴隷にしたりもしないよ」
「何故だ」
「君たちには、部下になって欲しいからねぇ」
「部下だと」
「そうだよ部下…君たちにも悪くは、ない話だと思うけどなぁ」
「どこがいい話だ…」
「君たちも見ただろう圧倒的な技術力の差を」
「確かに俺は、見た圧倒的な差を、液体を操り、瞬間移動をしたり」
『※それ俺じゃない』
「私も戦艦を一撃で撃ち落とし、撃ち落とした戦艦を操る事を」
『※それだよ』
「最初の液体操ったりしてたのは、俺じゃないが、技術力の差は、分かってくれたようだね」
「えっ違うんですか?」
「アイツらは、一応仲は良いからたまに取り引きとかするが、同じ組織では、ない」
「…」
「私、部下になります」
「私も!」
「俺は、ならないぜ」
「ヘェ〜じゃあ1番強い奴出て来い《《ケンカ》》しようぜ」
「良いだろう、やってやんよ」
ガタイのいい奴が出てきた。
「そっちから来ていいぜ」
「ワンパンしてやんよクソヤロォ」
「あっ怒っちゃった』
パンチを避け、腹に左ストレートを決める。
グホッ
「やるじゃねぇか」
「俺のパンチを受けて立てるとは、思って無かった。侮って悪かったなぁ」
「だが、まだ勝負は、おわらねぇ」
走って、向かってくる。
「オラァ」
掌底が決まった。
「クソォ」
「まだやるか?」
「いや、俺の負けだ…すまんが、部下にしてくれないか?」
「良いだろう」
「アイツが、やられた…」
「地球人こえぇ」
「どうか俺も部下にしてくれ」
こうしてようやく部下を手に入れたのであった。