リモート会議と???
〜[基地]〜
「おっ早速メールが届いた」
_______________________________________________________
どうも異能者連合(第十二席派)です。
昨日は、大切なお時間をどうも、有り難う御座いました。
今日は、午後七時からのリモート会議に出席して欲しいのですが、お時間よろしいでしょうか
〜[追伸]
昨日は、うちのリーダーがすみません。
あんな感じですが、仕事になると真面目で賢くなるんですよ。
_______________________________________________________
『切り替えが凄いって事かな?…いや、そんな事無いだろ」
「はぁ」
『見た感じあれでは、急に[真面目で賢く]は、ならなさそう』
「まあリモート会議は、出席してやる」
カタカタカタ、パシッ カチ
「よし送れた」
『よし実験始めるか』
立とうとしたその瞬間
「えっ返信早」
『割としっかりした組織だったのか⁉︎…侮って悪かった』
リーダーの人格だけで判断した事を悔いるのであった。
〜[七時前]〜〜〜〜〜〜
「よしそろそろリモート会議か」
「あっもうURL送られてる」
この組織期待しても良いかもしれん
音声だけオンにして
参加をクリック
「あっ来た」
「こんばんわ」
「えっとこの人は…」
「そうこの人が、例の科学者」
「「おおぉ〜」」
「えっ噂になってんの?」
「そりゃあ、あの[瞬足]に反応出来たらこうなるよ」
「ヘェ〜」
『確かに、あれに反応出来るやつは、殆ど居なさそうだな…」
「[十二席派]になったって本当ですか?」
「十二席派が何かは、知らんがお前らとは、休戦状態だ」
「へっ敵なの?」
「信用できてないだけだ」
「もう七時か…会議を始めるぞ!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「て事であんたレールガン貸してくれ」
「ほほうまさか自白してくれるとは、思ってなかったなぁ」
「なんの事?」
「惚けても無駄だぞ、まえ、お前ら俺の事ストーカーして来ただろ」
「あぁアレは、ストーカーじゃなくて調査だよ〜ってえ?」
「あっ」
「やべっ」
「あんたらか追跡して来たのは」
それは、四日前の出来事だった。
〜[ダンジョン内]〜〜〜〜
『背後から何かがつけてくる』
今日は、いつも通りダンジョン内で探索している途中だったが、
サーモグラフィーに何か人形の物が映ったのだ。
人形のモンスターの一種かな。
殺すか…
あっ隠し扉発見
中にゴブリンがいる隠しステージは、熱で空間の存在がわかるから見つけやすい。
入ってトラップを仕掛けよう
一応確認しているふりを、
コンコン
壁を叩いて空間の確認をするふりをしてバールで壁を叩いてスイッチを探す…
ガコン
「よし!」
声も忘れずに
壁に手をつくふりをしてポケットから捕獲弾を設置
数歩歩いて靴紐の確認のふりをして爆弾を…設置
ゴブリンを倒すか、バールを三本取り出して
正面に向かって…
待ち構えているゴブリンに向けてバールを投げて…ヒット
驚いたゴブリンにバールを投げて…ヒット
戻って角を回って来たゴブリンにバールを投げて…ヒット
『宝箱を開けて…おっこれは、短剣か…』
「寝よっかなぁ…」
寝たふりをしてさあ来い、いつでも殺せるぞ
準備は、整った。
『さあこい!』
「…」
待った
待ち構えた…
待ちくたびれた。
『ビビってんのか?』
とりあえず。自分から向かってみるか…
『動き出した‼︎』
「コイツ頭の中見れてんのか?」
『でもコイツ遅い』
追いついた。
フードを深く被って仮面をつけた奴がいる。
『モンスターか、不審者どうにしろ殺ろう』
ナイフを投げて当ててやる。
ふっ
カン、カランカラン
『弾かれた…だとまさか新種の魔物か!』
そんじゃぁ殺して良いか
『あっ驚いている合間に逃げていく』
「逃すか‼︎」
魔道具を起動し連射式レールガンを取り出す。
『くらぇえ』
敵の一人が振り向く
[発射]
ふぅ
流石に死んだな。
「なにぃ、何故貴様が生きている!」
『なんとなくで言ったけど、義務教育受けてた時に流行った言葉に似ているような気が…じゃなくてなんで生きてるんだコイツ!』
「チッ」
『逃げられた…なんたる失敗』
帰ろ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「いやぁあの時は、すまなかった」
「許してください、あの時は、リーダーに脅されて…」
「えっ私脅したっけ?」
「あの時は、バリア壊されてマジで怖かった」
「私があんたら抱えたまま走ったから逃げれたけど、私が居なかったら私たち死んでたわね」
「そんなに大変だったんだ」
「謝罪は?」
「すいません」
「ごめんなさい」
「次お前らどこのダンジョン回収するんだ?」
「ロシアの北にあるやつ」
「絶対移動大変」
「OKそこ俺が貰うわ」
「えっ回収してくれんの?」
「yes そういえばお前らがダンジョン回収した国の通貨価値下がりまくりやから
ドルとか買うなら今だぞ〜」
国が潰れたとこもあったような…
「確かにそうだ」
「はぁそういえば何故お前は、ダンジョン回収してるんだ?」
「ダンジョン急に出現したじゃん」
「うん」
「それで[異能]が関係してるんじゃないか?ってなってるんよ」
「空間のバグで異世界から来た説は無いん?」
「空間のバグ?ようわからんけどありそうね…」
「ちょっと確認してくる」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「やはり、空間のバグがダンジョンが出来た日と同じ日、ダンジョンが出来た同じ場所で
確認された。それに異世界と現世で、物質の移動があったみたい」
「仕組みは、よく分からんが呼び寄せた可能性が高いって事?」
「いや昔実験で異世界から来た、物質とかを調べたときのデータからすると、呼び寄せた訳では、ないと思う」
「ヘェ〜」
「大発見じゃない」
「よし今すぐ上層部に連絡するわ」
「証拠とか無いと無理じゃない?」
「確かに」
「よしデータすぐによこしなさい」
「面倒だから却下」
『君たちのパソコンと僕が作ったパソコンでは、データの保存方法とかが全くの別物なんだよ』
「え〜友達でしょ」
「友では、ない」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「て事で今日は、終わりです」
「解散!」
「ふ〜終わった」
「異能のこととか知れたし良しとするか」
『筋トレしたら寝よ』