第17話クラスメンバーの自己紹介と首席
なんか主人公キャラ変わってるような気がしますが、キャラ[自体]が疲れてるという事にします。
忍び足で教室に向かい静かにドアを開ける。
そしてチャイムギリギリで教室に入り、着席!
『完璧だ…』
髪の毛を切ったから誰にも俺があの目立ちまくってたヤツと同一人物だってバレないはず。
「おうっ遅かったな!寝坊か?」
『コイツさえがいなければ』
昨日、人型の豚を捌く時髪が邪魔だったから髪の毛上げてたのが悪かったのか…
「[豪炎]の知り合い…凄いやつに違いねぇ…」
「見た事ねえ顔だな…まさか日本一位か二位なのかコイツ」
「リュウコさんとも知り合いってコイツ本当に何者だ」
『面倒だ。これだから目立ちたく…』
「何で俺だと分かった俺、髪切っただろ」
「一瞬誰かわからなかったが、なんとなく影野かなぁって」
「忘れるわけねえだろ、あの見せつけられた時の屈辱を…」
「君たち、座りなさい」
『あっ来た』
「どちら様で…」
「はぁ…一応先生だよ」
「やべ、座ろ」
『先生ね…』
教わることなんて無いだろ
「何で私が先生なのかは知らん、校長に聞け!」
『でしょうね。先生というか監視役いや、監督官だとは俺は思う』
白板に文字を書いていく
「私の名前は、白木 舞香、今後ともよろしく!」
「「「よろしくお願いします」」」
「よろぴく」
『よろぴくって何?』
小中学校でも高校、大学でも聞いた事がない言葉だ。
人々はコレを“初耳学”というらしい
「よろぴく?まあ良い、まあ皆んなには自己紹介をして貰う、OK?」
「OK…」
「Oh」
『まさかコイツら、ネイティブスピーカーか?』
「ん〜じゃあ順番は…出席番号順で!」
「俺からか…俺は、出席番号一番で」
『お前は出席番号は言わなくても良いだろう』
「名前は、安藤 翔太、この学校で一番になるから今のうちに媚びた方が良いぞ!」
『誰が媚びるか…あと何の一番になるんだ?』
「因みにダンジョン科だ」
「おっおうそうか…皆んな拍手を…」
『流石に先生でもコレはひくよな』
〜〜〜〜〜〜
『俺の番か…』
「俺は、出席番号番、影野 平八郎だ。一応言うが、皆んな俺には関わんなよ」
「おいおいおい、いきなりそんな三年間を棒に振る事、言っても良いのか?」
「大丈夫です…」
『多分』
「次」
「私は出席番号八番、影野 リュウコです」
「同じ名前だと…もしかして結婚…」
「結婚はしていません強いて言うなら、義妹です」
「妹だと…」
「※〆ね…」
〜〜〜〜〜
「私は、出席番号二十番 番名前は濱口 翔子宣言しておくが、私がこの学校の首席よ!」
『それは凄いな何点だろう…』
「違いますよ」
『違うんかーい』
「えっ?どういうこ…」
「首席はそこの影野さんですよ」
「俺⁈」
「嘘だ、嘘!おかしいでしょあの難しさでは私以上の点数は…」
『酷くね』
「おかしくないですよ」
「私の点数は、合計八百七十二点だったはず…」
『そう、テストは今日の早朝に返されたのだ』
「でも影野さんの点数は九百ニ十七点でしたよ」
「嘘…浜野って誰…」
「嘘…俺のプライバシーはどこに…フリー素材じゃないんだぞ」
「では次の人ー時間内に終わらんかったらダルいから、は、や、く!」
『せかすな、せかすな』
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「変わった先生だったな」
「おう…次一年生全体での集会だってさ」
「うんそうみたいだな…移動するか…」
「誰が変わった先生?」
「うおっ」
「貴方です」
「そうか、そうそうお前今日の集会で何か演説でもするか?」
「結構です」
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「…以上です。皆さん他に何か言いたい事は、ありませんか?」
『二時間ぐらいあったよねコレ…と言うか熱い』
「うちの浜野さんが何か言いたいらしいです」
「はぁ?」
『急にどうした』
「おや、おや、おや、コレは首席さんではないかどうされましたか?」
「コレは屈辱…」
『俺のほうが屈辱だわ』
「自称首席さんは黙って見ててください」
『辛辣…』
「うっ」
『泣いちゃった』
「大丈夫?」
「うっ、くたばれ」
『なんでぇ』
「聞いてくれないと、素材をあげないぞって言ってます」
『そんな子供みたいな事言ってねえ』
「一ミリも言ってません」
『周りのヤツ助けろよ』
「ざまあ」って顔で見ている
あっ逸らした。
『目線を逸らすな』
「聞きたい事、ないんですか?」
「全く無いわけじゃ…」
「さあさあ言ってみてください」
『いつからこの世界はギャグ系小説に…』
「何で監督官じゃなくて先生なんですか?」
「それを聞くとは…」
「ん?」
『急にどうした』
「それは、聞いてはいけません!コレはギャグ系の掟です!」
『やっぱりギャグ系じゃないですか!』
「俺、目立ちたく無いんですけど…」
「いやぁそれよりも素材をくれるとは、何とも有り難い事だ…楽しみにしているぞ」
『素材が欲しいという本音が丸見え』
「と言う事で解散!残りは探索科ならダンジョン前の競技場に、化学科は東館三階の講堂へ」
『この学校破壊しょうか』
「意味不明な騙し(?)方」
『周りのヤツらも意味わかって無いぞ』
「可哀想に…ハメられたなお前」
「コレってハメられたなって事で良いのか?」
「さあ」
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「こんな学校吹き飛んでしまえ!」
連写式レールガン(グレード【漆黒《最上級》】)
暗殺用マント(グレード【漆黒《最上級》】)
内側に少し金色の糸で円の中にマントを着こなした男が表現されたマークが施され、大量の短刀が入っているマント
暗殺用靴(グレード【漆黒《最上級》】)
ダンジョンのゴーレム用の剣(とても鋭くて鉄すらもバターのように切る剣)の上に乗っても傷一つつかない靴で、その靴音はやけにターゲットの恐怖を掻き立てると言う
〜グレード【漆黒とは】〜
|世界最強の殺し屋《ある巨大な組織に襲撃した男》が使った事があるらしいマントグレード【黒】の上位互換
などと言う物騒な格好をして学校の前に現れた男は「なんだこいつら、意味わかんねぇよ!」と言って引き金を引き校舎を半壊させましたとさ