第13話少し早い(?)遅すぎる(?)入学式
今日は一月三十日リュウコと俺の入学式
皆んなは、時期も年齢も全ておかしいと思うはずだがそこは、放って置いて
リュウコと俺は、この英雄育成学校と言う変な名前の学校に入る事になった。
偉い大層な名前だ。
この学校は、一般人からかけ離れた力(物理的な力や技術力、知力の様な力)を持っていれば、誰でも入る事が出来る。
因みに入学は、強制だった。
何故俺が、入る事になったかと言うとダンジョンでゴブリンを倒したり、大剣を持って帰ったりしていたからだ。
でも試験で満点取ったってのがデカそう
正直嫌だ。
そして今日の予定は、入学式と学校の説明で終わりだ。
リュウコが入学する理由は覚えて無いが、なんかやらかした事は、確実だ。
そしてこの学校について説明すると
まずこの学校は、分野によって学ぶ事、出来る事が大分変わってくる。
例を挙げると
探索科:ダンジョンでの戦い方の訓練日本でトップクラスのダンジョン探索者達が切磋琢磨するための場所だ。
化学科:とにかく実験等をしまくって人類の技術力等を向上させましょうっていうところ
違法な実験がやり放題(人体実験を除く)
とにかく宇宙人の侵攻で危機感を大分感じているらしい
何者かの登場で助かったが、今度も現れるかは分からないし敵かも知れないと思っているようだ。
正直『よかった〜』と思うところもある。
100%頼ってたら国会議事堂ごと吹っ飛ばそうかなとも思っていたところだ。
まあ良かった。
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ザワザワ
「誰だアイツあんな子の近くにいて羨ましい!」
周りの男達は、激しく同意した。
「ここが学校、ね〜」
「そのようですね」
『おい、何がなんでもデカすぎだろ』
○京ドーム一個分はありそう
「なにあの子カワイィ」
『作り直すの忘れてた。いや作り直す必要ないか』
『目立ったからってなんだよ、自慢か?残念ながらそう言う系統のダメージは、俺には効かないよ⭐︎』スタイルで行こう
「ここが選ばれし者だけが行かされる学校…」
『なんか校門で言っている。正直邪魔なんだけど』
「ここが集合場所で合ってるのかな?」
「そうですよ影野くん」
くん(もしくは、さん)付けで呼んで貰っているが“《《目立つ》》”
「”く、ん“だと…」
「リア充めっ」
「こっちは、毎日、毎日勉強に明け暮れていると言うのに」
「俺が筋肉を鍛え人類の未来のためにダンジョンに行き続け人類の為に物資を回収しまくってると言うのにっ」
…etc
『なんか怒ってるでもまあ悪目立ちしているのは確定だ…』
「ねえ、そこのお嬢ちゃぁんなんて名前なの?」
金髪の女が喋りかけた。
『誰だコイツ』
「リュウコです」
「ヘェ〜変わった名前だねぇ」
「そうですか」
「で、その横のは彼氏?」
「いいえ違いますよ、それと横のじゃ無くて影野様です」
「なんで”様“ついてんの?」
「ヘェ〜でもお似合いじゃないから、絶交した方がいいわよ」
「何故ですか?」
『無視された…まあいっか』
「だぁって目の下に大きな隈があるし髪はボサボサだしなんか地味。なぜこの学校にそんな格好でいて平然としていられるのかしら?」
『結構言うね、まあ気にしないけど』
「ヘェ〜」
「なんですって?」
「別に見た目なんてどうでもいいだろ?と言うかお前誰?」
「この私をしら…」
「あぁあやっぱ面倒だからいいわて事でさいなら」
周りのpeople が知らないのって顔をしているが、無視‼︎
「て事であとはよろしく〜」
「えっあっちょ、そう言う事でさようなら〜」
「…」
「絶対に許さないからっ!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「あとで髪の毛切るか整えて下さいね」
「はぁい」
『面倒だ』
「席は…ここか」
「よおさっきは凄かったな」
「どちら様で」
「俺は武田 貴一それよりあの有名な令嬢にあんな態度ってスゲェなお前尊敬するぜ」
「ヘェ〜あの人有名なんだ」
「知らないのか?銀行の社長さんの娘で今は、日本で五番目の探索者なんだぜ!」
「ヘェ〜」
「ヘェ〜じゃねぇよ因み俺は、日本で三番目の探索者で豪炎の武田って呼ばれている」
『豪炎って髪に毛が赤いからかな?』
「ヘェ〜て事は、学科は探索科か」
「おうっあんたは?」
「俺は探索科か化学科どっちでもいけるらしい」
「スッゲェな」
「俺の武器見るか?この学校内にダンジョンあるし俺様の[豪炎の大剣]が炎を纏う姿が見れるぞ」
「皆さん席に着席して下さい」
「おっ始まったか?」
「そうみたいだな」
「まずは、校長先生からの挨拶です」
「はい、私が校長をしている河合 博斗です」
『何歳だろ』
「この学校は、未来の日本…じゃ無くて人類の未来を守る為に作られました」
『本音がバッチリ漏れてるぞ』
「まあこう言う事を言っている時間も無駄なのでねテストを受けてもらいますテスト会場は九時半から三階の講義室で、テストを行いますそれでは良い学生ライフを」
『あと三十分か…』
「では、寮にご案内致しますので近くの教員に二列で着いて来て下さい」
「はぁい」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ここが寮です。部屋の鍵は、受付にあります、最初の筆記試験は、九時半からです」
「おぉ…」
『マンションだろコレ』
「マンションじゃん」
「デカ…」
「とりあえず荷物置きに行くか…」
「俺の部屋は…五階か…」
「俺と同じ階だな」
「武田か」
「部屋は、一個挟んでるが近いな」
「階段で行くか」
「そうだなその方が早そうだ」
『走ろ』
「速っクッソォー負けるかぁ〜」
〜〜〜〜〜〜〜〜
『以外と遠いな』
「お前速いな…」
「そうか?」
「いやいや、速いだろ、いやこの学校に居る理由が、それか…」
「そうなんだ…」
「そんじゃ俺ここだからさいなら」
「おっおう」
「次はテストか…」
『点数の調整面倒だし本気でやるか…』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「もうテスト受けに行かないといけない時間か…」
『社会の歴史が出ない限り大丈夫満点だ』
「行こう」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「テスト以外と難しかった…」
「そうでしたね影野くん…もうちょ〜とデータが頭に入ってたら理科とか社会とか満点いけましたが…ちょっと足りなかったようですね」
『睨むな』
「俺は悪くない」
きっとそうだ。そうに違いない
だって暴走し出したら抑止力が居なくなるからだ。
この状態でも抑止力は俺ぐらいしかいないけど
これ以上強くすると人類を滅しようとする可能性が出てくるからこれ以上強く(賢く)は出来ない