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このカオスな世界にも平穏を‼︎  作者: 無名の”学生モブ“
第二章 獣人(仮)とアンドロイド
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アンドロイド[リュウコ

「新しい体の調子は、どうだ?[fifth]」

ここは、拠点の最深部にある牢獄

「良いですよ、でも何故この私に新しい体を?」

牢獄の中にいるメイド服の女性が言った。

「気まぐれだよ」

「嘘ですね。二年前暴走した私にこんな武器をつける訳がない、後このサーモグラフィーや、魔力探知機、これは…異能を使う時に使用するエネルギーを、溜めるタンクですか?」

「ああそうだ、君には、小型連射式レールガンや小型ナイフを搭載し、[身体強化]と[液体操作]、あと[磁力操作]といった異能が使える様に作られている」

「そうみたいですね、で《《何故》》この私にそれを?暴走して、一回地球の電力を停止させた私に?」

「さあ、後継人でも欲しかったんじゃぁ無いか?」

「他人事の様に言うのをやめて下さい」

「君は、もう十分反省しただろ」

「はい、反省しましたよ」

「なら良いだろう?何か不満でも?」

「いいえ全く」

「ならOK明日から君は、外に出てダンジョンに入る為の試験を受けて貰う、準備しておいてくれ」

「準備する事は、全くありません」

そう言って帰って行く

『牢獄の中で何をどうすれば良いんだ』

手を振って帰っていった。

_________________________________

今日は、ニか月に一回のリモート会議

『もう二か月経ったのか…』

時間の流れを感じる。

「早速繋ぐか…」

そういえばあの幹部の声聞き覚えがあるんだよな…

何処で聴いたっけ

まあ良いっか

カチ

「科学者参加しました〜」

「はぁい〜」

『誰だこのオッサン』

「おい第十二席コイツは、誰だ。報告に無かったはずだぞ」

「ああその子?その子は、今(ちまた)で有名な科学者だよ」

「へっまさか…部下に⁈」

『前聞いて話だと異能者を見つけたら組織の幹部に報告しないといけないらしい』

「そう部下になったんだよ!」

「いや、無い無い誰がコイツの部下になんて誰がなるってんだ」

「酷…」

「確かになぁこんな奴の部下になったら甘く見られるしな」

あっ十二席さんの部下らしき者達が、怒ってる。

俺だけが、悪い訳がないきっとそうだ。そうに違いない

「ロベルトさぁん〜どうにしろ私たちは、この方を仲間にしたんです、さあさあ早速幹部の順位を変わって貰いましょうか」

「おい誰が変わるか、あとこういう会議の時は、ロベルトじゃ無くて、第十一席だろが!」

「因みに言っておくが俺は、絶対に誰かの部下になんてならんからな」

「え〜なんで?」

「俺にも部下ってもんがいるからな」

「えっ部下いたっけ?」

「最近作った」

「お茶淹れておきました」

「ああ有り難う」

「へっ?」

「今のって?」

「まさか」

「どうしたんだい?」

「いや、今尻尾の様な物が…」

「気のせい気のせい、続けましょう」

「おっおう」

『絶対バレた』

「はい、では、まず今日は、近況報告のつもりでしたが今日の昼重大な事件が起こりました」

『ん?事件アイツら遂にやらかしたか』

「中国にゾンビらしき物が、発生致しました」

「へっ?」

「どゆこと」

「驚かれても仕方ありません、ついさっき十一分前の話ですから」

「で?状況は?」

「中国の約五分の一とモンゴルのごく一部がやられました」

「ヘェ〜」

『ゾンビってどうやって動いているんだろうちょっと探ってみよう』

「怖、と言うかどうやって動いてんの」

「多分魔力じゃね?」

「もしくは、異能…」

「魔探知機を見た感じ、ダンジョンから魔力を受け取ってそれを使って動いているっぽいですね」

「魔力探知機?よくわからんが、凄いなぁ」

「モンゴルと中国でゾンビの侵攻は、食い止められたっぽいですけど…」

「警戒と監視を怠らない様」

「は〜い」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「そういえば戸籍ってどうやって作るん?」

「戸籍なら出産した時に出来るらしい…」

「違う違う、俺の部下が戸籍を持ってないからダンジョン検定受けられないから今すぐ作りたいんだよ」

「今すぐか…なら作ってあげようか?」

「えっ作ってくれるん?」

「ああ、作るよで、部下の名前と性別、年齢を教えてくんない?」

『性別は、見た目は女だし女でいいとして、年齢は、二歳とちょっと…いや絶対面倒くなるしいまの時間は…十五時三分三かける… [fifth] だから五で十五!十五足して十七歳、名前は…どうしよう……物語に居るドラゴンの様に強いから…ドラコいや絶対おかしいドラゴン、ドラゴン…竜!リュウコ…苗字は…あった方がおかしい様な…』

「ああ良いぞ、リュウコって名前で十七歳の女だ」

「あとは、私の所に顔写真を送ってくれ、住所は、お前と一緒で良いか?」

「良いぞ…ってなんで俺の住所を…」

「ふふっ、私たちを舐めない事ね」

「くっ」

「戸籍出来たら教えるは」

「ああ、有り難う」

『何故だろう負けた気しかしない』

「他に言いたい事とかないか?」

「特に無いぞ」

「私も」

「一応言っておくが中国のダンジョンの中にゾンビが大量に居るからダンジョンに行く時は、気を付けろよ」

「どゆこと?」

「知らないのか?全てのダンジョンは、繋がってるんだぞ」

「へっ」

「バリケードを強化しておくんだな」

「おっおう」

「まじか…」

「因みに何故分かったかと言うと、ダンジョンの端っことかを探そうとしてダンジョン中を乗り物走りまくってたらダンジョンコアみたいなヤツを見つけて何処に繋がるんだろうと思って入ったら中国だったからダンジョン中って繋がってるんだな〜って言う…」

「『おお…』」(ロシア語)

「ちょっと母国語出てるよ」

「いや、これは…仕方ないだろうがよっ」

「まあ慣れよ慣れ」

「そうそう、麻痺まひれ、麻痺れ」

「…」

「で?皆んな、他に言いたい事は無い?」

「無いぜ」

「無し」

「私も」

「じゃあ解散!」

「ふうっ」

「顔の画像送らないと」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

『戸籍も出来たらしいし明日は、アイツが、ダン検受ける日か…』

「アイツに名前の事教えないと」


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