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詩歌集2

初夜



 初めて本気で恋し、そして愛した貴方と。


 初めて、ふたりきりで夜を過ごす。


 初めて……肌と肌を、重ねる。



 私も貴方も、するりと服を脱ぎ捨てる。


 ベッドサイドランプの橙が……


 貴方の身体のシルエットを妖しく照らす。



 服の向こうに隠れていた貴方の肌。


 その肌の全てが、私の眼に映る。


 釘付けに……なる。



 貴方の手が、私の肌に触れる。


 暖かくて大きい逞しい腕が、私の身体を抱きしめる。


 ふわりと、やさしく口づけする。



 優しく触れあう、ベッド上。


 だんだんと、シーツの波が激しくなる。


 夜が、揺れる。



 湿りゆく肌。


 絡める吐息。


 交わる体温。


 この熱が、私のものなのか貴方のものなのか……


 わからなく、なる。



 



 びりびりと、全身に電気が走る。


 初めて、愛する人とひとつになれた。


 きっと、いつまでも忘れられない初夜ハジメテノヨル──……




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― 新着の感想 ―
[良い点] また、夜更けにこの様な刺激与える御詩をっ!! 朝から漲りますっ!! いや~。実に浪漫♡☆彡 物質世界における生命の本懐っ!! やはり読後、数々のシーンが目に浮かぶ言霊たちの連なりでした………
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