余命僅かの少女の恋愛
命儚き少女の恋
彼女は1ヶ月前に余命宣告をされた
命はわずか1ヶ月
そこまでに想いを伝えよう
そう思っていた彼女だった
しかし次第にこう思う
彼に思いを伝えたところで
振られるかもしれないし
もしも付き合えた所で
彼が寂しい思いをしてしまうだけだろう
ならばその儚き命と同様にこの恋心も消してしまわねばならない
明日で彼女の余命は来てしまう
最後に彼のもとへ向かう
彼女の最後の視界に映るのは
紅く染まった床と
倒れ込む彼の姿だった
ようやくこれで一つになれたと彼女は笑顔で倒れ込んだ