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作品紹介 02 ゲットリッダーズ 作者 早尾アスカ様

【ストーリーと見所】

手っ取り早く説明してしまうと返信ヒーローもの。

世界観としては現代が舞台。世界中に発生した謎の敵性生物『ノゲム』と戦うヒーロー、『ゲッドリッダー』を主役とした物語。


主人公は可愛い彼女こそいるものの、ごく普通の青年。それがある日公園でノゲムと遭遇し、偶然が重なったことでゲッドリッダーに変身する能力を得る。


それからは訓練をしたり、子供達の心のケアをしたりと色々な行動をしながら物語の確信へと迫っていくというのがストーリーの核となっている。


特徴としては主人公に、『普通』の人物としての個性が付与されているということだろうか。実際のところライトノベル的な作品において『普通』を自称する主人公というのは数あれど本当に普通であることは少ない。


こちらの作品も当然全てにおいて普通とはいえないものの、可能な限りヒーロー的な気質を持たない人物となっている。


そのため悩んだり心が折れそうになったりすることもあるが、周囲の人間の言葉で立ち直るなど、等身大のヒーローとしての在り方が上手く描かれているといえるだろう。


変身した姿は恐らく仮面ライダー的なものを想像するとわかりやすいだろう。(筆者が変身ヒーローに疎いので、この辺りはあんまり詳しくないのだ。申し訳ない)


スキルを使う際に英語の音声が流れる仮面ライダーがいたような気がするし……。


物語としての面白さの多くは、その引きになる。多分だが特撮作品を意識しているためか、一つのエピソードが短めになっていて、その輪の中でしっかりと起承転結が構築されている。


何よりも物語の『引き』が上手く作られており、ついつい先が気になるような展開が続いていくのも魅力の一つ。


【個人的に気に入った点】

キャラクターがとても魅力的。


主人公は実際、これといって大きな特徴があるわけではない。本当に偶然力を手に入れただけで、何度も心が折れそうになる。


その度に周りの人間を頼り立ち上がる姿は読んでいてブレがなく、一つの個性として完成されている。


また彼がそういった人物であるからこそより他の登場人物が際立っており、クールな先輩ヒーローや生意気なお子様ヒーローなどは、出番こそ多くないもののしっかりとした特徴と魅力を持ったキャラクターになっている。

主人公がただ強いだけのヒーローではなく、苦しんでいる人に寄り添ったりするような優しさもまた読んでいてとても心に響く。


それに加えて上にも書いたが、一話が終わるごとに続きが気になるような引きとなっているのも個人的には良き。


お話としては少々雑な部分というか、拙さが見え隠れするのも正直なところではあるのだが、その点を差し引いても充分な魅力を持った作品だといえるだろう。


後、主人公はラッコを模した(?)ヒーローなのだが、武器がホタテ。

そして第5話で追加される新たな装備はホ盾。


この辺りのいい具合の気の抜けた感じも、主人公のイメージを強く強調する一端となっている。

(別にホ盾の駄洒落が気に入ったから紹介記事を書いたわけではない)


【こんな人にお勧め】

変身ヒーロー、特撮ヒーローものが好きな人。


物語の展開としても少しばかりテンポは速いもの、のある程度のお約束展開というか、ヒーローものに必要な部分は適度なズラしを交えながら上手く抑えることができている。


それに加えて上記のようにあくまでも普通の青年がヒーローになるというコンセプトがあるので、ただ敵を倒すだけではないような物語の進め方も新鮮に感じる人もいることだろう。


【本編URL】

https://ncode.syosetu.com/n0035hv/

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