表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
94/100

19歳男性の場合 part11

テーマパーク内で軽く夕食を済ませた。帰って作る時間と体力がないと思ったから。そのあとは閉園までゆっくりと歩き回り、アトラクションは乗ることなく周りの景色を眺めていた。


帰りの電車の中で、しおりはウトウトとしていた。眠い目を擦りながら、必死に耐えている様子だった。


家に帰ってくると、すぐに自分がお風呂の掃除をして、今にも寝落ちしそうなしおりと一緒に風呂に入った。溺れられたらたまらないから。洗面台の椅子にしおりを座らせて、長く綺麗な髪をドライヤーをかけた。お風呂に入ったことで、少し目が覚めてきたしおりは自分と交代して髪を乾かしてくれた。自分の髪も乾かし終えると、しおりは自分を連れてベッドに入った。首を強くホールディングして、離れないように、離さないように。


「今日楽しかった?」


自分の目をまっすぐ見つめて、しおりは聞く。


「楽しかったよ。」


「そっか。よかった。」


しおりは自分の胸に顔を埋めながら、いつの間にか寝息を立てていた。しおりの寝息が当たり、胸のあたりが暖かくなってきた。その温もりに安心感を抱いて自分も目を閉じた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ