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32歳女性の場合 part22

食器を洗いながら私は買い物中に気になっていたことを彼にぶつけた。


「そういえば、一人で買い物してたけど何買ってきたの?」


「そうだった。」


そういうと彼は買ってきたものの中から、小さな小包を出した。


「せっかく、薫と付き合えたんで何か記念が欲しくて。はい。プレゼントです。一応、おそろいです。」


彼からその小包をもらい、その中を確認した。


「指輪はサイズがわからなかったので、イヤリングを。ほら、今、僕もしてます。そんなに見せびらかすものでもないので、小さめですけど。きっと似合うだろうって。気に入ってもらえましたか?」


彼の左耳には、小さなダイヤモンドがついているシンプルなイヤリングが輝いてた。私は彼と同じイヤリングを取り出して、自分の右耳につけた。


「どう?想像通り似合ってる?」


「はい。とても。」


彼の顔はにこやかでとても明るかった。


「初めて女性にプレゼントをあげるので、どれがいいか迷いましたけど、喜んでもらえて嬉しいです。」


「そうね。ありがと。大切にする。」


彼が私のことを考えて買ってきてくれたことが素直に嬉しかった。それに初めて恋人ができた時みたいで懐かしい感じもした。



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