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中学一年生男子の場合 part6

できるだけ毎日投稿しています。

最後まで読んでいただけると嬉しいです。

これの他に長編として『白い紫陽花』という小説も書いているのでそちらもよろしくお願いします。長編は毎週土曜日の午後に更新しています。

 僕が起きたのは自分が命を経ってから、3日後のことだった。いつも見ていた、自分の部屋の天井。体を起こし、伸びをする。背中からポキポキと音がする。そして、手を開いたり閉じたり。本当に戻ってきたみたいだ。


「幸助。起きなさい。学校遅れるよ。」


下から母さんの声が聞こえる。制服に着替えて、下に行く。


「おはよう。」


少し緊張しながら朝の挨拶をする。


「どうしたの?普段そんなこと言わないでしょ?早くご飯食べちゃいなさい。」


母さんは何事もなかったように僕に接する。まるで、自分が自殺したことがなかったかのように。


「そうだ。今日は母さんも学校に行くからね。いじめの件について先生からちゃんと説明を受けたくてね。」


朝食を食べながら、母さんの話を聞く。どうやら、自分がいじめのことを先生に言って、自分以外のいじめも発覚して、学校に出ず楽なったいじめっ子は転校したらしい。あの人が言っていたことは本当だったみたいだ。


 朝食を終え、身嗜みを整え、家を出る。そうすると、玄関で自分を待っている人がいた。確か、夏帆ちゃんだったかな。自分と一緒でいじめに悩んでいたと、母さんからさっき聞いた。


「おはよう。」


「おはよう。どうしたの?」


「いや、一緒に学校に行きたいなって。」


僕から目を逸らし、照れながら言っている。自分に気があるのかな?もし、そうなら嬉しいな。


「そっか。なら一緒に行こうか。」


僕たちは2人並んで、学校に向かった。




最後まで読んでいただきありがとうございます。

評価、レビュー、感想、コメント、ブックマーク等ありましたらよろしくお願いします。

Twitterを始めました。@siroiajisai1024 更新、活動報告などをしていく予定です。フォローの方よろしくお願いします。

明日もぜひ読んでください。


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