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26歳男性の場合 part15

ステージ上では創は自分の袖をつかんで離さなかった。他の子がイルカと触れ合っている中、1人だけ。お姉さんの呼びかけにも答えないので、自分は創の手を握りイルカの元に近づく。創を自分の前に来させて、腰を掴んだ。


「ほら腰掴んでるから好きなだけふれあいな。」


「パパ、手離さないでね。」


「当たり前だろ。」


そうすると創は、イルカのくちばしを触って振り返って自分に笑顔を見せてくれた。イルカも創に答えるようにキューと鳴いていた。


イルカとの触れ合いはものの数分で終わってしまった。最後に1組ずつイルカとの写真を撮ってイルカショーはお開きになった。


席に戻ると母さんが


「創ちゃん。イルカさんどうだった?」


「可愛かったよ。お水は怖かったけど、パパが支えてくれたから大丈夫だった。」


「そうかぁ。創ちゃんは偉いね。」


母さんは創の頭を撫でた。


「創は次どこ行きたいの?」


「うーん。おっきな水槽のところ!」


「分かった。そこ行った後にご飯にしようか。」


「うん。そうする。」


自分は創の手を握り、大きな水槽のあるところに向かった。




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