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26歳男性の場合 part6

創の外出の準備と自分の外出の準備をしてから、母さんが作ってくれた朝食を食べた。まだ食べることが苦手な創はよく食べ物をこぼしている。創の口元を拭きながら、ゆっくり時間をかけて食べる。着替えた服が汚れないように一応エプロンをしているがこぼしてしまっていて、少しだけ汚れてしまった。


「パパ。お腹いっぱい。」


創はお腹いっぱいになったみたいで、椅子から下ろすように自分にお願いをする。


「もう少しでパパも食べ終わるから待っててね。」


「ぶー。」


可愛らしくブーたれている。そのあとは大人しくテレビに映っている子供向け番組を見てキャッキャ笑っていた。

数分後に、自分が食べ終わると、創を椅子から下ろし、食器の片付けを一緒にする。


「あらー、創ちゃんはえらいね。」


「えへへっ。」


母さんに褒められて創は嬉しそうに照れている。


「創、食器置くからこっちにおいで。」


創が近づくと自分は創を持ち上げて自分で食器をシンクに置かせた。


「偉いな。しっかりお片づけできたね。」


この年代のころは素直に褒めるといいとテレビで言っていた。そうすると率先して手伝いをしてくれる子に育つらしい。創も素直に喜んでいてくれている。


「お片づけできたから、歯磨きしに行こうか。」


創を抱っこしたまま、洗面台に向かう。まだ歯磨きを自分ですることを覚えたばかりで、新しくできることが増えることが嬉しいのだろうか、1日に何度も歯磨きをしに行ったこともあった。


身支度も終わり、母さんの準備をまった。創はすでにトイレトレーニングを終えているのでしっかり自分1人でトイレに行くことができる。死んだ妻が生前にしっかりと創に教えていたことの表れだ。母の凄さを実感した。


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