表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/100

中学一年生男子の場合 part3

新長編にの更新です。

最後まで呼んでいってください。

 そこには、少し大きめの机と椅子、乱雑に置かれた大量の書類があった。基本的に1人でしか仕事をしていなかったため、かなり散らかっている。


「少し散らかっているけど、一応君の席は用意しておいたから、そこに座ってくれるかな?」


書類の山の中に適当にいておいた机と椅子がある。


「散らかってますね。」


「ごめん。今度、しっかりと整理整頓するから。」


「いいえ。なら一緒にやりましょう。2人でやった方が早く終わりますし。」


「そうか。なら、今週末にでも2人でやろうか。」


「わかりました。予定開けておきますね。」


しおりは少しだけ自分の周辺を片付け、最低限メモとを取れるくらいのスペースを確保した。


「準備ができたか?」


「大丈夫です。」


「なら、今日の人呼んでくるから一緒に行こう。」


自分は今日使う資料のみを持ち、しおりを連れ、外に出る。


天界の外は生前の世界とあまり変わらない。文化レベルも、科学のレベルもほとんど変わらない。少し違うところはたまに空を天使とかが飛んでいるくらいだ。裁判を待っている人たちは、基本的にある地域の中で自由に生活をしている。重罪を侵した人は、流石に監獄に入っている。もし、そこで問題を起こすととんでもないことになるのと、食事も睡眠も娯楽も自由なので問題を起こそうという気にならなければ基本的には問題は起こることはない。裁判を受ける人は放送で名前を呼ぶ仕組みになっている。呼んでもこない場合は無理やり拘束して、連行される。まあ、そんなことはほとんど起こらない。係の人に資料を渡し、放送をしてもらう。


「新人さんかい?」


放送を担当する方がしおりに話しかけている。見た目は30代くらい。まあ、この世界では見た目は一切参考にならないが。


「はい。今日からなんです。」


「よかったじゃないか。いつも1人で寂しそうな顔していたし。」


「余計なお世話ですよ。」


「私もよかったと思ってるんだよ。あんたの仕事は1人で背追い込むのはあまりにも重いからね。新人さん。これから、あんたが見る光景は少し、きついものがあるけど、こいつのこと支えてあげてな。こう見えても繊細な人間だからね。」


「わかりました!!」


元気に答えるしおり。その姿を見て自分はため息をつく。


 


最後まで読んでいただきありがとうございます。

評価、レビュー、感想、コメント、ブックマーク等ありましたらよろしくお願いします。

Twitterを始めました。@siroiajisai1024 更新、活動報告などをしていく予定です。フォローの方よろしくお願いします。

明日もぜひ読んでください。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言]  なんだか重い展開になりそうな設定ですね。  この死後の世界を運営しているトップの人(❔)、仏(❔)は誰なんでしょうね❔  私も同じような設定で小説一本書いてます。  とある作家仲間様にイ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ