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つみかん!  作者: 甘口カレー
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第1話朝から猫

猫って可愛いですよね、全ての動作が愛おしい

立花湊はいつものようにアラームの音がなるよりも先に目を覚ました。

起きるとまず5分後になるアラームをoffにし布団から飛び出てカーテンを全開にする。


「んーいい天気」


窓から差し込む朝日を浴びて湊は精一杯伸びをする。

伸びをし終えるとキッチンに向かいテレビを点け、ケトルに水をいれスイッチを入れる。

ケトルでお湯が沸くまでのあいだに洗面所で顔を洗う。

その後は昨日の晩からつけてあるフレンチトーストを焼き、スティックタイプのカフェオレを淹れる。

朝ごはんの準備を終えるとテレビを点ける。朝のニュース番組を見ながらご飯を食べる。いつもの朝。


朝食の片付けをすると制服に着替える。

膝下まである紺色のスカートを履き、ブレザーを羽織る。肩下まである髪の毛を後ろに流し、身支度は完了する。

携帯に電源を入れ、枯木紅葉にLINEを送る。


「おはよーそろそろ迎えに行くね」


毎朝送るメッセージ。既読はつかない恐らくいや確実に寝ている。このメッセージに既読が着くのは迎えに行ってからだろう。いつもの事だ。


朝の占いは最下位だった。占いを見終えるとテレビを消し家を出る。

空は雲ひとつない快晴だった「んーっ」ともう一度伸びをしてから隣の家のインターホンを押す。


インターホンがなり追えると、家の中からドタッ…ドタッ…と玄関にゆっくりと向かってくる足音が聞こえてくる。

足音は玄関の扉の前で止み、湊は3歩下がりドアから距離を取った。ガチャりと玄関の戸が開かれる中から「おはよー湊」とおにぎりを片手にもった枯木紅葉が現れた。


「おはよう紅葉」


「おはよー」


欠伸混じりの気の抜けた挨拶が帰ってきた。起きてるかどうかすら怪しい物体だった。制服のリボンは斜めに曲がり、明るい茶色の髪の毛はそれぞれが意志を持っているかのように自由奔放に飛び跳ねていた。


「今日も寝癖すごいね髪の毛治すよ?」


「んーおねがーい」


そう言うと、湊の方に背を向け、髪の毛を解かれる準備をとった。湊はポケットからくしを取り出し髪の毛を解き始め、紅葉はおにぎりの封を開け食べ始めた。


「そういえばさ今日から新しい先生が来るね」


「あ、そだねーどんな先生かなー?」


「優しい先生だと良いね」


「ねー」


相変わらず紅葉は眠いのか言葉のどこかが伸びた。

紅葉がおにぎりを食べ終える頃に髪の毛を解くのが終わった。


「おわったよ」


「ありがとー」


「相変わらず眠そうだね?もっと早寝したら?」


「これ以上寝てどーするのさ、まいにち8時間以上ねる健康優良児だよ?」


「逆に寝すぎとか?」


「んーあるかもねー」


欠伸混じりに紅葉答える。紅葉は朝は弱いものの規則正しい生活をしている小学生の頃同級生の男の子に「ちび」と言われて以降早寝早起きを心がけ、苦手な牛乳も毎日飲むようにしている。それでも身長は150センチにも届かない。そう小さいのだ。


そんないつもと変わらない他愛もない話をしながら登校している時黒猫に出会った。


「あっ猫だ」


「猫だね」


「ちょっとコミュニケーション取ってくる」


紅葉は黒猫に静かに近付いてしゃがみ、手を差し出した。猫はスンスンと手の匂いを嗅ぐと頭を手に擦り付けた。紅葉は猫をそっと膝に抱え頭や喉元を撫でると。猫は満足気にゴロゴロと喉を鳴らした。


「湊この子人懐っこい可愛い」


そう目を輝かせながら言うと、ムツ〇ロウさんみたいに「よーしよしよし」といいながら撫で回した。猫もゴロゴロ音を大きくした。


「可愛いのはいいけど程々にね、学校遅れちゃうから」


「んーあと少し」


それからしばらくして撫で終えると、猫をそっと地面に置いた「ニャー」と猫は鳴きどこかに行ってしまった。

紅葉は膝を軽く払うと「さ、行こっか」と言った。

それからまた話しながら学校へと向かった。

読んでくださりありがとうございます。

拙い文ですがこれから少しでも読みやすくなればなと思いながら書いてます。

これからもどうかお暇を頂けるのなら、また呼んでもらえると幸いです。

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