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男の娘な告白
「先輩。好きです。付き合ってください」
そう私に告白してきたのはどこからどう見ても女の子だった。
名前は谷んな子ちゃん。
「ごめんね。私、同性とお付き合いする趣味はないの」
「大丈夫です!!私、体は男なので!!」
「は?」
「体は男の子、心は女の子。つまり、男の娘です!!」
「女装が趣味ということか?」
「いえ、心は女の子です。だから……」
「だから……?」
「先輩が大好きです!!」
よく分からん。
だけど見た目は可愛い。
私は恋愛なんてする気は無かったけど、なんだか変なやつだし、試しに付き合ってみたら面白いかもしれない。
「ほんとに男なの?」
「は、はい」
股間をつかんでみた。
「な、なにするんですかぁ」
「ついてるな。ガチか。」
「が、ガチです!!」
「ふーん、試しにってことならいいよ」
「ほんとですか!!?わーい!!」
こうして本日、私に彼女(彼氏)が出来た。