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プロローグ

西暦2060年、最新技術が進歩し、仮想ゲームはより進化した。


仮想ゲーム最大手『ゼノテクノロジー』は、その最新技術を生かし数多くのゲームを開発してきた。


そのなかでも『勇者無双』は計り知れない人気を得た。


ゼノテクノロジーの運営する『勇者無双』は、運営開始からわずか1年でユーザー数が約3億人を突破する大ヒット作品だ。


恐らく、ユーザー数はまだまだ増えていくだろう。





東京都渋谷区のアパート。123号室。そこに住んでいるのは中小企業のOLとして働いている女性。


名は、『西京鳴海』。23歳。


彼女も『勇者無双』のユーザーなのだ。ただのユーザーではない。運営が格付けしている勇者ランキングは、第1位の実力者である。『勇者無双』が出来るまで特に生き甲斐のなかった彼女はこのゲームと出会ったことによりつまらない人生を抜けたのだ。しかし、全職業を極めてしまった故、新たなアップデートで生まれたボスモンスターもすぐ倒してしまう。彼女はまた退屈な日常を戻してしまったのだ。




PM 7:00


鳴海は会社から帰宅してきた。この頃残業続きで『勇者無双』が出来なかった。何時も8時以降の帰りだったため、1時間早く帰れたこの日に羽をのばして『勇者無双』に集中しようとした。


鳴海「残業続きだったから、ここでストレス発散しよ」


ストレスと言うのも、上司からのセクハラ行為に悩まされていたのだ。発散するためにこのゲームで鬱憤を晴らそうと言うものだ。


鳴海は、寝室のところに行って、ヘルメットの形をした仮想ゲーム機「ギガゲノム」を頭に装着した。


すると目の前にはデジタル画面が広がっていた。鳴海は早速『勇者無双』のアイコンをタップし、起動させた。







・・・・・・、


鳴海「あれ?ゲームが始まらない」


風景は真っ黒のままだった。


いつまでたってもゲームが始まらない。


鳴海「運営終了したなんて聞いてないし」


鳴海はかなり機嫌を悪くした。上司のセクハラの次は運営による強制終了というダブルパンチが襲ってきたからだ。


鳴海「かなりムカつく・・・・」


鳴海は「ギガゲノム」を外し、強制シャットダウンした。そして鳴海は不機嫌なまま床についた。









夜があけ、日が差した。


AP 7:00


スマホのアラームが鳴る。


PPPPPPPPPPPPPPP


鳴海「ん・・・・・」


鳴海はアラームを止めて、起き上がった。


鳴海「ふあ〜〜〜・・・」


鳴海にとって、またつまらない1日の始まりだ。


そのはずだった。


鳴海「なんか遠くの方で騒ぎが」


火事か、事件でも起きたのか、鳴海は気に留めなかった。


その時であった。




ぷるん。




変な音がした。


鳴海「?????」


音のした方を見ると、そこにはスライムがいた。


鳴海「へ?ゲームつけっぱにしてたっけ?でもギガゲノムは付けてないし」


自分はまだ寝ぼけていると解釈した鳴海。


するとスライムは体当たりしてきた。


ドゴッ!!!


鳴海「むほっ!!!」


痛みを感じた。


鳴海「なにすんのよ!!!」


鳴海はスライムを蹴飛ばした。


スライムは消えて行った。


鳴海「夢じゃいない・・・・?」


鳴海はすぐさまそとの背景を見た。すると驚く光景が見に入った。


ゴブリンが人を襲う、キメラが大量発生、極め付けは最強の生物「ドラゴン」が高層ビルを破壊してる。


現実か?異世界?・・・・・・・。あえていうならば、






















『リアル異世界』








続く

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