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ヒール・ザ・プラネット  作者: 中川集&真沙祈⭐≡
1/1

プロローグ

二人で書いた共同作品。

10章辺りまでかいて好評であれば続編も出します( ´∀`)


全身全霊で作りました(*^^*)

ノベラーさんであれば伝えたいないことはプロローグでも分かります(^^)

深い意味も込めてますので楽しんでもらえると嬉しいです( ´∀`)

プロローグ


薄暗い部屋の中。

光源は机の上のライトだけ。

僕はおじいちゃんの残した伝記を読んでいた。


私たちの住んでいた「地球」。

地球は私たち人間の醜い争いによって滅びようとしていた。

領土をめぐった戦争。

汚染されていく大気・海。

地球内部にも影響を与え頻繁に起きる地殻変動・火山の噴火。

そして人間が地球で生きていけるのもあと数年だと世界で発表された。

そこで、人間たちは、地球の環境によく似た惑星キロマスへの移住を考えた。

惑星キロマスは海王星付近にある第9の惑星。

数10年前に発見され調査も少しだけ進められていた。

そして、惑星キロマスへの移住計画が立てられた。


ー計画実行日ー


移住するのは約2億人。

多くの人間は戦争・災害で亡くなった。

1船に1万人乗っている。

計2万もの宇宙船が順番に出発する。

科学技術が進歩していたおかげで身体にはほとんど負担はなかった。

約30年の宇宙旅行だ。



2年と5ヶ月が経ち木星付近でのこと。

私が乗っていた船でエンジンの冷却システムに異常が起きた。

やむをえず、付近の小惑星に不時着した。

しかしその小惑星はガイドにも載って未知の小惑星であった。

緊急を要したため不時着したのだが、その小惑星には大気があり重力もある。

大気はほとんど地球の成分と同じで、少し息苦しかったが呼吸が可能な星だった。

この時は(幸いにも呼吸が可能な星で良かった)そう思った。

不時着して2週間が経ちエンジンの修理が完了した。

出発はその次の日となった。


そして…。


この星での最後の食事を終えた後だった。

1人の男のもとで歓喜の声があがった。

私はすぐに駆けつけた。

男は宙に浮いていた。

男の手元には奇妙な色の光。

周りにいた皆が驚きの声をあげる。

私も手の甲には赤色に光る文字のようなものが浮かんでいた。

いや、周囲をみると皆自分の手元を見ている。

赤色だけではなく青色の人もいる。

が、他の者には特に何も起きない。

謎が謎を呼ぶ、私はそう記すしかない。

あまりにも唐突のことだったからだ。

そんな中、一人の女の子が歓喜の声をあげた。

なんと彼女の手元も発光している。

その光は奇々怪々とした色だ。

すると、次から次に周りの人が歓喜の声をあげる。

指先に火を灯す人。手から水が湧き出ている人。大きくなった人。夢を見ているかのようだった。

しかし、私は聞いてしまったのだ、悲鳴を。

痛烈な、まるで断末魔のような悲鳴だ。

その悲鳴に驚き振り返る人々。

もちろん私も振り返った。

近くには血を吐きもがき苦しむ男性がいる。

目は充血し身体中から血管が浮き出ている。

同じ人間とは思えない有り様。

それをきっかけに次々と同じように人が血を吐き倒れていった。



その場は混乱に陥った…のだろう。

このあとの記憶はない。

私は思い出せないのだ。

どうしても。

きっと悲惨な光景だっただろう。




翌朝、皆死んでいることが分かった。

いや、誰もが分かっていたことだった。

あの悲鳴を聞いた者であれば。

原因は不明。

男をはじめとする約五千人もの人がその日の内に死んだ。

生き残った人々(もちろん私も含めるが)はこのことを闇に葬った。

彼等はエンジントラブルの際に死んだのだと。

説明のつかないあの出来事はそう対処するしかなかった。

そして死んだ者達のことは絶対に忘れてはならない、そう誓った。

それは自らの身にも起きうることであったからという意味も込めて。

そして次の日、黙祷を捧げ遺体を火葬し残された私たちは出発した。

~手の甲の文字が消えないまま~






この日のことをいずれこう呼ぶことになる「farst planet 」と。

いかがでしたでしょうか?

コメント、感想待ってます( ´∀`)

プロローグなのでここからを期待して頂きたいです(^^)


もちろんプロではないので完璧という訳にもいきません。

アドバイスなど今後の参考にさせていただきますので頂けると嬉しいです( ´∀`)

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