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世界観説明とキャラ作成をするのこと

 お前はとある学校に通っている。今のお前より、少し年は上がっている。そうだな……高校生くらい、つまり15歳、16歳、17歳、18歳。1年生にしようか。だから、お前は15歳か16歳くらいということだ。


――学園物かあ。お兄ちゃんと同じくらいの年なんだね――


 そうだな。えーと、その学校に転校するからには、お前には特殊な能力がなくっちゃいけない。そいつをまずは決めていくことにしよう。


――なにそれ、変なの。普通の学校じゃないってこと? いわゆる魔法学校かな――


 うん普通の学校じゃないけど、ありふれたファンタジーな異世界の話じゃない。現代日本の……そう、孤立した学園都市。社会とは隔離されていて、地図にも載っていない。世間の人はその街の存在を知らない。

 孤島……とか、山の奥深くとか、そんな、普通はいけないような場所。社会と繋がってるのは、誰も通らないような一本のトンネルにある隠し通路だけだ。


――学園都市もありふれている気はするけど。なんか隔離されてる理由があるってわけ?――


 そう、そこだ。世界には定期的に『魔王』が誕生して、魔族を率いて歴史の裏で暗躍してきたんだ。未然に防いだこともあっただろうけど、平均すると百年に一回ってとこ。

 歴史的な大事件の裏には魔王の暗躍があった……ことにしよう。それを世界のお偉いさんたちは、これまでずーっと隠してきた。別の原因をでっち上げたりしてね。


――いわゆる吸血鬼とか世界大戦とかもろもろみたいな?――


 まあ、もろもろだ。今回の魔王は強大な素質を持って日本に生まれた。人類も黙っちゃいないから、対抗するために、まず魔王を隔離することにした。魔族が魔王を目覚めさせようとしないようにね。

 厄介なのは、魔王が自分を魔王と自覚したとき、どうやったって覚醒しちゃうってことなんだ。だから、魔王には今までの生活と違和感なく、同じような日々を過ごしてもらわなきゃいけない。

 さらに、必要以上に傷ついたりした時には大変なことになる。これもまた、魔王として覚醒しちゃうんだ。

 だから、世界のためには魔王を完全に監視下におきながら、違和感なく生活させなきゃいけない。魔王のための街をそっくり作って、事情を知ってる人だけを住まわせて、魔王を守らせると共に普通に学園に通わせることにしたんだ。


――長い、長いよ! でもまあよく分かんないけど変な設定であることはわかったよ。面白そうかは別として。あと分からない事は途中で聞くことにする――


 うむ。そんな設定を踏まえて、能力を決めてみよう。魔王のクラスには、実は全世界から精鋭の高校生が集まっている。

 中国拳法と気の使い手や、剣術使いをはじめとした戦闘のプロたち。

 宗教界からは留学生として聖騎士や神聖魔法を使う司祭、国内からは身体と精神を極限まで鍛え上げた僧兵、八百万の神の力を身に下ろす巫女とか……

 不思議な力を持つ魔法使い。いろんなジャンルの魔法使いがいるんじゃね? 陰陽師とかもいるかもな。

 あとは国連軍からなんかすごいスナイパーとか、特殊部隊のなんかすごいやつとか。

 もちろん頭のいいやつも揃ってる。作戦指揮に長けたやつとかトンデモ科学者とか。


――随分適当だね。なんかすごいとかわけわかんない――


 これから考えるんだからしょうがないの。ほかにもこんなのがいたらって思いついたら、作品の中に出せるかもしれないから感想なんかに書いてもらえると……


――誰に言ってんの、それ? 僕にじゃないよね?――


 まあ気にするな。で、能力はなにがいい?

 結構なんでもいいアリアリってことにしよう。


――うーん、察知する能力かな。危険であったり、良くないものの接近であったり。そういうのに気づいて、避けたり、対応できるような能力だよ。いわゆる何でもレーダーってやつ――


 地味な能力だなぁ。そんなんでいいわけ? もっとこう、前衛バシバシ、みたいなのじゃなくて。


――そういうのも憧れるけど、僕は体が強くはないし、こうして事故に遭ってからは、まだ起き上がることもできない生活だからね――


 それで……うん、わかったよ。それで話を作ってみよう。


――こうしてお兄ちゃんがお話をしにきてくれるのは、とても嬉しいことなんだ。たとえつまらない話だとしても、僕はとても退屈だから――


 お前ね、俺だって暇じゃないんだぜ。

 まあしばらくはこうしてお話をしに来てやるよ。


――ありがとう――


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