柔木ジュウ 1
僕は昔から強くはなかった。ただ守りたかった。その頃僕とコウは同級生だった。
二人で何故か養成所に送られた。何かの能力が高かったと言われた。
でも僕は嬉しかった。しかもコウと一緒なのも嬉しかった。コウはなんか嫌そうな顔をしていたけど、、、
でも養成所に入ってすぐコウは別の場所に行った。どうやら僕達は別々の適正があったらしい。
僕はただひたすら鍛えた。確かにここは地獄だった。けど嫌ではなかった。自分が強くなっていることも実感できた。
色々なタイプのアンノーンと戦った。私はどうやら強いようだった。自分に合った素材をクラフトしてアイテムも作った。
そして私はコウと結ばれた。僕が押し続けた。またコウは仕事への理解があった。そして・・・メイが生まれた。メイは僕が守らなければならない1番の人間になった。コウが2番目だ。コウもメイを1番に守ってね。と言ってくれた。
その次にリング、マリオン、ライが生まれた。子供全員が1番になった。
でも・・・僕は、強くなるにつれて「賢者モード」が更に酷くなった。しかしこれは人間を超えた人間の性と言われた。しかしトレーニングを欠かすわけにはいかなかった。僕はいつの間にかこの支部のNo.1になっていたから。
この支部の範囲内で私よりも強いアンノーンが現れたら、メイ達は・・・コウは・・・
僕が守らなければと思った。だからトレーニングは続けた。僕の同期達はもう引退した。けどトレーニングを続けた。トレーニングと戦い以外はほとんど賢者モードになった。
それに比例して家に帰れなくなった。
賢者モードは人間のピンチには治った。だから戦えた。僕は精神面が凄く弱かったんだ多分・・・
人一倍成長出来た。人一倍努力出来たけど、人一倍賢者モードが強かった・・・そして今、、メイに嫌われた・・・僕はいったい何の為に鍛えて来たんだろう・・・
転送までの時間はほんの一瞬だがこの時間が何時間にも感じた。僕は人生を振り返った。
広場
寄生アンノーン「ほう・・・」
壮絶なパワーで闘う寄生アンノーンは思った以上に落雷の戦闘スタイルに苦戦していた。ボルトボルトの威力も見た。自分と比べても威力の差は大きい。しかし落雷は戦闘が長引けば長引くほど有利になる戦闘スタイルだった。
寄生アンノーン(このハンマー・・・どこまでスピードが上がる・・・?)
落雷「オラアア!!!」
落雷はサリンジャのピンチと出会った事のないアンノーンに対してボルトボルトの本当の力を引き出していた。両端のハンマーが互いに遠心力を上げ、スピードが増す。寄生アンノーンに当たると寄生アンノーンは皮膚が削れるのにスピードが落ちない。ボルトボルトは電気を使う雑のんから出た素材をクラフトしていた。電気は微量だが回転の力により電力を増すという性能を持ち合わせていた。
落雷(いける・・・ボルトボルトはこういう使い方があったのか!?鍛えたかいがあったぜ!!まだ・・・まだ回せる・・・!まだ・・・)
しかし落雷のグローブは破け落ち、すでに皮膚はなかった。