表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/35

アンノーン出現 3

落雷「サリンジャ!!!!」


サリンジャは吹き飛ばされた。吹き飛ばされる瞬間カウンターを放っていた。


サリンジャ(・・・くっ・・・意識を・・・効いた・・・か?)


カウンター気味に放った爆裂手裏拳は5発。一瞬で叩き込んだ。


寄生アンノーン「ほう・・・人間でこんな反応が・・・できるのか?」


サリンジャ(ふっ・・・少しは効いたか・・・あっ・・・)

サリンジャは意識を失った。


落雷「サリンジャ!!」


寄生アンノーン「お前も少しはやるのか・・・?少なくともこいつよりは強くないとダメだよね?」


落雷「・・・一緒にするな・・・同期のエース・・・見せてやるよ!!」


落雷はボルトボルトを構える。ボルトボルトはナット型のハンマーが棒の両端に付いている。落雷は少し小柄でスピードタイプと思われがちだが武器は大味。からだ全体を使ってボルトボルトを振り回す。落雷の名は巨大なハンマーを上空から一直線に撃ち抜く姿からつけられた。

落雷のボルトボルト使用時の馬力は36程だった。


落雷「馬力105だとか関係ねぇ!戦いはパワーだけじゃないって所、見せてやる!!」


寄生アンノーン「馬力?ああ、私のパワー計ったのか?105?さっきの攻撃が?そうか・・・少し触れただけだが、馬105頭分もあるか・・・少し嬉しい!もっと計れ!!」


落雷「うわああああああああああああ!」





第2支部



ズン!!と寄生アンノーンが地盤に攻撃した音がモニター越しに聞こえてくる。


オペレーター「現在の攻撃、180馬力・・・」


ズン!!


オペレーター「260・・・」


ズン!!


オペレーター「310・・・」


オペレーター「落雷さん・・・」



総監督「ジュウを現地にクラフトしろ・・・」


スタッフ「ジュウさんは・・・!!」


総監督「あいつもヒーローだ!!何とか乗り越える!だから・・・転送しろ・・・」





第2支部休憩室


ジュウ「うわあああん!!うわあああん!!僕はメイに嫌われたあああ!僕は、あんな姿誰にも・・・誰にも見せたくなかあったのにぃ!!なあんでえ!なあんでよお!!」


後輩「ジュウさん!!しっかりしてよ!!ジュウさん!」(全然聞こえてない・・・これが・・・強さの副作用なのか・・・?でも今はジュウさんしか、落雷さんが頑張ってるのに!)


後輩「落雷さんがヤバイんです!ジュウさん!しっかり!」


ジュウ「うぅ・・・メイ、メイ・・・ごめんよ・・・ごめんよ・・・」


後輩「ジュウさん!聞いてますか!!落雷さん死んじゃいますよ!!」


ジュウ「メイ・・・ごめんよ・・・うぅ、うわあ・・・うぅ・・・」


ジュウはただ頭を抱え、床に踞り、ただメイ、メイと泣き叫ぶだけだった。後輩の声も、落雷のピンチも何も届かなかった。


後輩「おいあんた!何の為に鍛えてんだよ!守るためじゃ!!」


後輩が言い終わる前に休憩室に入ってきたスタッフが止めた。


スタッフ「あなたもそのうちわかるわ・・・ジュウさんの苦しみは強さの対価よ・・・あなたもそれくらい強くなれればね・・・!」


後輩「は・・・はい・・・」


スタッフ「ジュウさん・・・戦えなくてもいいです・・・でも命令なんです。すみません・・・クラフトします・・・すみません・・・」


ジュウ「メイ・・・メイ・・・」


ジュウは踞ったまま現場にクラフトされた・・・

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ