藍と式神
小説書くときの勘を取り戻すために描きました
私は八雲藍、八雲紫様の式神だ。私は今自分の式神を作るため契約してくれる者を探している。
「しかし何もいないな……」
妖怪の山の中腹にある木の陰で一休みすることにした。
何故私が式神になってくれる者を探しているかと言うと紫様から
『藍、あなたそろそろ式を作ってみたらどうかしら?』といわれたからだ
それにしても紫様は何を考えてるのか分からない、式神が式神を持っても弱体化するだけなのに……
「しかし妖怪の山の妖怪にばれないようにするのは大変だ……」
注意深くあたりを見回していると頭上から鳴き声が聞こえた。
「おや?あれは」
上を見あがると一匹の猫が……いや猫又が木の上から降りれなくなっていた。
「間抜けな猫又だこと、まってろすぐに助けるからな」
助けに行こうと木を持った瞬間、猫又が木から落ちた。
「おっと! あぶない」
間一髪助けることが出来たが、危なかったな
「お前は名前なっていうんだい?」
「にゃ」
「なんだそれは」
「にゃ!」
「怒るなって。ふふ」
そんなことをしているうちに日が暮れてきた
「そろそろ帰るよ。お前も早くお帰り」
「にゃー」
私が猫又に別れを告げ後ろを振り向くと
「ギにゃア!?」
猫又の悲鳴が聞こえた。
「な?!どうした!?」
すぐに振り返ると二匹の妖怪が猫又に止めを刺そうとしていた。
「やめろおおおおおおお」
一瞬で妖怪二人に近づき首のような部分を切り払った。
「ふぅーふぅー…………大丈夫か?!」
すぐに猫又を見るが猫又は気絶していた。
「すぐに手当てしないと!」
すぐに屋敷に戻っていった。
八雲家
「紫さま!」
息を上げながら藍は自分の主を呼んだ。
「どうしたのよ。もう」
「このこの手当てを手伝ってください!」
「いいわよ、これをつかいなさいな」
紫はそういうと液体の入った瓶を渡してきた。
「これは?」
「傷薬よすぐに治るわ」
「ありがとうございます!」
「その子を式にするの?」
「まだ分かりません」
紫とやり取りをしながら猫又に薬を塗り終えた。
猫又の顔色もだいぶよくなってきた。
「私はもう寝るわね」
「はい、お休みなさいませせ紫様」
藍は紫が部屋に戻ったのを確認した後猫又の近くに布団を引きそのまま寝た。
そして翌朝。
私は顔の違和感に気づき目を覚ました。
「何だお前か」
犯人である猫又に笑いかけ私は質問をした。
「傷の具合はどうだ?」
「にゃ」
「それじゃわからないぞ。ふふ」
「にゃー」
「なあ」
「にゃ?」
「私の式になってくれないだろうか?」
「にゃ!」
「いいのか?」
私の質問に猫又は首を縦に振って私の足元に擦り寄ってきた。
「ありがとう」
おしまい
終わらせ方が・・・・