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幼少期というものは

 幼少期。皆さまはどれだけ覚えておられますか?

 ソラは小学校の記憶さえおぼろげです。つまりは、ほとんど覚えていません。


 今日、ふと幼かったころを考えたのは、通っている公文式の教室で小さな女の子を見たからです。

 お母さんと手を繋いで教室に入ってきた、3歳か4歳くらいの女の子。

「じゃ、ママはお家に帰ってご飯を作るね」

 とお母さんはすぐに帰ろうとしたのですが、その子はなぜかお母さんの手を離さない。お母さんが出口へ向かうとともに、ずるずると自分も出口へ向かってしまうのです。


 公文の先生も、

「あらぁ、お母さんがいいの。今までこんなことはなかったけどねー」

 と、ちょっと苦笑い。


 お母さん、ここをどう乗り切るんだろうと見ていれば、

「○○ちゃん、一人でできるでしょ?できるよね」

 と落ち着いた対応。しばらく押し問答を続けて、ついに

「ママがいいの」

 と泣きだした女の子。


 ソラとしてはドキドキでした。どうなっちゃうんだろう?とか、泣かれると困るな~(扱いに)とか。そんな事を考えていました。すると、

「ママはお家に帰ってご飯を作るっていう仕事があるの。○○ちゃんは公文を頑張ることがお仕事でしょ?」

 と言ったお母さんの言葉に、ズッキュンきました。

 

 なんていうか、大人だなぁ、と。

 小さい子の扱い方が分からないソラとしては、こんな風に冷静に対応できるのが信じられなくて。すごいなぁ、と素直に感心しました。

 でも、全国のお母さんは毎日こんなことの繰り返しなんですよね。素晴らしいです。


 この場を借りて。

 お母さん、ありがとう!ソラにもきっとこんな時代があったんだよね。ソラ、意外とお母さんっ子だったし。下の子だから、いろいろワガママも言ってたんじゃないかな?

 それでもここまで大きくしてくれて、有難いです。


 そして、全国のお母様方!毎日お疲れ様です。子供が苦手なソラとしては、毎日寝ても覚めても子供と一緒、なんて想像もつきません。ですので、それをこなしておられるお母様方は尊敬します。

 大変なこともあるでしょうし、まだそれを理解するだけのスキルをソラは持っておりませんが、これからも頑張ってください。

 子供はちゃんと、親のありがたさに気付きますから。言葉にしないだけで、意外と気づいていますから。


 はたして、ソラもちゃんとした母親になれるでしょうか?

 将来がドキドキになった一日でした。

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