コッチ来なよ
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。
注意事項2
この先生がご機嫌になった理由を答えよ。
とは思ってます。
私は私が生み出した仮説が本当にその通りに動くか確認したいし、間違っているなら何が違ったのか教えて欲しい。そして例外があるならその解析をしたい。
結局のところ、そうなのだ。人の心理も、作った自動計算シートも、突き詰めるところ、そこでしかない。其れ以外には興味がない。目に見える形で私に証明してくれ。
ある時ふと、小石を持ちたくなる。小石を持って、其れを水面に投げて、どう動くか確認したい。所謂水切りという遊びであるが、あれの遊びは石が水面を走るかではない。何故走るのか、何故沈んだのか、その原理理解にある。
そんな事を考えながら、高校生になった。高校生になっても、あの水切の想像が頭から離れなかった。人の心理モデルも、自動計算シートも、あの様に……。
「文理、どうするの?」
ふと意識を戻すと、真後ろに先生が立っていた。相も変わらず死んだ目で、何にも興味が無さそうな虚空の目で、私を見つめている。けれども担任でもないのに、何を気に入ったのか、たまにこうして声を掛けてくる。
「まだ、何も決まってませんが。けれども歴史の勉強がしたいので……」
目に見えてテンションが下がった。欲しい答えはそれじゃねぇんだよなぁ。と言う様な、明らかに愛想尽かした顔であった。
何はともあれ、さっさと終わらせて石を投げたい。どの角度で、どれぐらいの勢いで小石を投げれば弾かれるのか、その検証がしたい。まだ言語化出来ていないのだ。
この人は化学基礎を担当している。物理担当じゃない。無意味な時間を掛けたくない。
「君、本当にそれで満足なの?」
「教師が生徒の進路を邪魔するんですか?」
僅かながらの沈黙。先に口を開いたのは先生の方だった。
「水分子H2O、18g。何mol?」
「……その前に、室温は0℃ですよね? まぁとりあえず1.0mol」
するとさっきまでと大きく異なり、髪の毛が逆だつ程に私を威圧した。怒っているのではない。興奮している。其こそ、あの死んだ目に光程に。
少し仰け反る私を他所に、先生はニヤニヤと笑った。
「君、やっぱりコッチ来なよ。そっち行くの勿体ないよ」
其れから、先生はさも上機嫌のまま私にこういった。
「俺、ちなみに専門は化学じゃないから」
「……はぁ?」
この人は一体何を言いたいのか。いい加減離してくれないかな……。
「逃がさない。そして凄まじく論外!!」
その獰猛な、それこそ虎のような目を私は忘れない。
私が生み出した仮説があっているか確認したい。
間違っているなら違うか教えて欲しい。
例外があるなら教えて欲しい。
とは思っています。
ただこれが出来れば何処でも通用する。
通用するけど、ガチガチハマらない。
『フルゥッヒャッハー!! 堪んねぇなぁ!! おい!!』
となることがない。
三角関数のグラフは美しい。
微積の微分の式も美しい。
仮説が違うなら原理を教えて?
目に見える形で証明して?
目に見えないなら、興味無い。
ただ今の気持ちを例えると、小石を投げて其れがどう影響を及ぼすかを推測し、本当に合ってるか確かめたい。
違かったら、どういう起動でやったら上手くいくか、教えて欲しい。
先生って色んな人がいるよねぇ〜。
なんで先生やってんの!? って人もいるし。
そういうタイプの人が先生です。今回は。
ヘッドハンティングしたい。
興味のある人間はどういう起動を描くか見たい。
近くで観察したい。
その為に、教師的倫理さえ踏み倒す。
そうして軽い挑戦状を送って、その子はそのテストに合格しました。
いーねぇ!! アンタ!! センスあるよ!!
まず、前提である『室温を聞く』、次に計算は『有効数字を合わせている!!』、そして単位も忘れてない!!
非常に素晴らしい!!
というノリ。




