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第84話 姉にお仕置きされるレイナ




「うん、これは美味い。これはエバがブレンドしたのか?」


 宗平そうへいはティーカップに注がれた紅茶を飲み、頷く。口の中に広がる香ばしい味、そして僅かな酸味が複雑にブレンドされた紅茶の葉がバランスのよい美味さを生み出し、飲んでいてクセになりそうだ。


「酸味は、ローズヒップを加えたんです。お口に合いましたでしょうか?」


 エバはモジモジと微笑み、皆に尋ねる。


「美味しいですの」


「うむ、ブレンドされた紅茶葉が、ローズヒップの酸味により、スッキリした味を生み出している。何度も口に運びたくなるな…………」


 ミラとリアーナは言った。


「う~ん、お姉ちゃんの紅茶、相変わらず美味し~~。そしてお姉ちゃんの隠れたエロさを表しているような…………」


 エバは紅茶を飲み、企みある笑み。


「コラ、レイナっ!!私はエロくない、変な事を言わないのっ!!」


 エバは顔を赤くし、ムキィ~~と反論した。


 さらにレイナはペラペラと語りだす。


「だってお姉ちゃん、鏡の前で色々とエッチなポーズをしてぇ~~~~胸とか、お尻とかしっかりアピールして…………あとボソボソと、ソーヘイさんは、もっと胸の大きい子が好きなのかな?って…………」


「レ…………ナ…………ナ?…………」


 エバは表情を隠し、黒い威圧感を漂わせる。


「お、お姉ちゃん…………冗談じゃないですかぁ~~~」


 姉のエバの威圧感に、レイナは冷や汗をポタポタと流し、後退。実はエバ、宗平そうへいと出会ってから、自分を女性として色々と意識するようになった。好きな人がどんな服が好みか、胸は大きい子は好きか。など…………。


「レイナ、ちょっと来なさい…………」


「ぎゃあああああ、お姉ちゃん、ごめんなさいぃ~~~~~」


 レイナはエバに髪を掴まれ、ズルズルと引っ張られ、ドアをバタンっと閉め、外に連行されて行く。


───エバの威圧感に、あまりの光景に皆は沈黙してしまう。すると…………。


「ぎゃあああああっ!!お姉ちゃん、ごめんなさいっ!!」


 一方、外では姉のエバに何か色々とお仕置きを受けているレイナの断末魔の叫びが響き渡るのである。


「一体、何をされているのだろうか?…………ちょっと心配になってきたな…………」


 レイナの断末魔の叫びに、宗平そうへいは苦笑いを浮かべ、困惑する。


「多分ですけど、お尻ぺんぺんかと思います…………お仕置きと言えば、お尻ぺんぺんがセオリーでしょう」


 ミラは言う。


「お尻ぺんぺんか、懐かしいな…………私も子供の頃、よくイタズラして母上にされたものだ…………」


 リアーナは微笑んで腕を組み、過去を思い浮かべ、うんうんと頷く。


 

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